東京都中央区の佃堀のほとりに並んで鎮座する於咲稲荷・浪除稲荷神社(読み方はおさきいなり・なみよけいなりじんじゃ)は、漁師町佃の人々が古くから信仰してきたお稲荷さまです。
小規模な境内には大きな銀杏があり、区民有形文化財のさし石(力石)が。
創建については不明ですが、江戸時代に埋め立てられた土地であることから工事や漁の安全祈願を目的に建てられたものと思われます。
そこかしこに下町情緒が残る街並みに、ひっそりとたたずむスピリチュアルなパワースポットです。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居・境内
・浪除稲荷神社
・於咲稲荷神社
・アクセス
・近くにある神社・寺
於咲稲荷・浪除稲荷神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は稲荷大神。
そのご利益は商売繁盛、五穀豊穣、疫病退散、災難除け、厄除け、工事安全など。
どちらも創建年代や御由緒については不明ですが、於咲稲荷神社は300年ほど前に当時の流行り病を鎮めるために作られ、「オサキ」という狐が疫病を退散したと。
浪除稲荷神社は水難防止を祈願して創建されたと言われています。
於咲稲荷・浪除稲荷神社の鳥居・境内
東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線月島駅6番出口より徒歩5分。
隅田川に面する佃堀のほとりに鎮座する、風情に富んだお稲荷様です。
すぐ近くには佃の鎮守である住吉神社も。
さらに、鳥居の近くには佃天台地蔵尊堂の入り口があり、こちらも一緒に参拝しておきたい開運スポットです。


佃堀の岸辺に面した場所に鎮座し、境内を囲む玉垣には、朱色で寄進者である水産業関連の社名や地域の方々の名前が彫られています。
鳥居の扁額には二つの神社名。
大正時代に作られた鳥居の先には、真正面に浪除稲荷。
その右隣に於咲稲荷が鎮座。


イチョウの木の根元には、「さし石」と彫られた力石(区民有形文化財)が3つ。
重さは80~100kgほどで、表面に凹凸が少ない安山岩系の自然石で作られています。
両手で持ち上げることを「さす」と言い、佃島の力自慢の漁師たちが力比べのために持ち上げていたそうです。

浪除稲荷神社
鳥居の正面に鎮座する浪除稲荷神社の「浪」は「波」。
津波や高波による水害を除けるという意味があります。
漁業・水運関係者の方々を中心に、海難事故防止や大漁を祈念して創建されたのかなと思われますが、正確な創建や由来は不明。
ちなみに近く(築地)には、災難を除き波を乗り切る波除稲荷様を祀る、厄除け・災難除け・商売繁盛な波除神社があります。



於咲稲荷神社
右側に建つ於咲稲荷神社も、同じくお稲荷さま。
こちらも創建や由来は不明です。
ただ、300年ほど前に当時の流行り病を鎮めるために作られ、「オサキ」という狐が疫病を退散したと言われています。



於咲稲荷・浪除稲荷神社の詳細
於咲稲荷・浪除稲荷神社へのアクセス
- 東京メトロ有楽町線:月島駅6番出口より徒歩3分
- 都営大江戸線:月島駅5番出口より徒歩7分
於咲稲荷・浪除稲荷神社近くの神社・寺
| 住吉神社 | 江戸時代からある、昔ながらの良き下町の雰囲気が漂う神社。佃煮のルーツ。 |
|---|---|
| 佃天台地蔵尊堂 | 狭い路地の奥に鎮座する、石板に彫られた(線刻)お地蔵さんです。 |
| 月島開運観音堂 | 商業施設と居住用スペースとある建物の中に鎮座。商店街有志の発願で信州善光寺から奉還し建立。 |
| 鉄砲洲稲荷神社 | 歌川広重の名所江戸百景にも描かれている神社。富士山の溶岩で作られた富士塚があり。 |






