東京都大田区に鎮座する南蒲田北野神社(読み方はみなみかまたきたのじんじゃ)は、当時の名主・杉原重右衛門の邸内に諏訪社を勧請したことから創建された古社。
その後、洪水で7回も天神様の御神体が流れ着いたというスピリチュアルなパワースポットです。
綺麗に手入れされた境内には、まん丸に切りそろえられた木々が並び、2月の梅のシーズンになるとよい香りが漂います。
本務社は蒲田八幡神社になります。

目次
・歴史と御祭神・ご利益
・鳥居と境内
・社殿
・稲荷神社
・御朱印
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
南蒲田北野神社の歴史と御祭神・ご利益
ご祭神は、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)と建御名方命(たけみなかたのみこと)。
学問成就や厄除け、病気平癒、国土安穏などのご利益で知られています。
その創建は1661年(寛文元年)。
杉原重右衛門の邸宅に諏訪神社を奉斎したのが始まり。
さらに、呑川の洪水によって矢口村に祀られていた天神様の御神体が度々流され、杉原重右衛門宅前に留まる(7回)ことから、1849年(嘉永2年)に諏訪神社の隣に社を建てて安置しました。
蒲田井(ほたい)と呼ばれていた事から蒲田井府天満宮と称していましたが、明治の中頃に諏訪神社と合祀した際に北野神社へ改称しています。
1885年(明治18年)に薭田神社の境外末社となり、現在は蒲田八幡神社の兼務社になっています。
南蒲田北野神社の鳥居と境内
呑川南岸沿いに鎮座する、周囲は住宅地と静かな環境です。
また、もともとは呑川の北側にありましたが、改修工事によって南側に。
とはいえ、神社の位置は変わらず呑川が流路変更で北に動いています。
ちなみに、呑川に架かる橋は「天神橋」。
参道口には社号標には、かつての呼び名であった「蒲田井府 鎮座 北野神社」。
その少し後方には追分石「右北野神社道・左羽田糀谷道」。


境内は、道路から参道を下る「下り宮」。
明神鳥居の石鳥居には、海軍大将竹下勇謹書の扁額「北野神社」。
小規模な公園を思わせる境内には、まん丸くそろえられた梅の木でしょうか?
お行儀よく並ぶ様子が印象的でした。
正面に社殿。



南蒲田北野神社の社殿
社殿前には、保護ネットでカバーされた玉と子持ちの狛犬。
左側の吽形は背に子犬、前足に玉。
右側の阿形は背中と足元に子犬とどちらも絶賛子育て中でした。
台石には天神様の「梅紋」、諏訪神社の「立ち梶の葉紋」が。



1945年(昭和20年)に戦火で焼失し、1970年(昭和45年)に再建された朱色の社殿は鉄筋コンクリートの権現造り。
固く閉ざされた扉にも、天神信仰を示す梅の社紋が入っています。
拝殿は千鳥破風・唐破風。
本殿は千木・鰹木を乗せた一間社流造り。


南蒲田北野神社の稲荷神社
社殿左には末社である稲荷神社。
ご祭神は倉稲魂命。
社殿前に鎮座するのは、彩色が施された玉・子持ちの神狐。
こちらもカバーで保護されていました。
本社と同じ朱色の鉄筋コンクリート造、流造り社殿の扁額には「稲荷神社」。
賽銭箱には「抱き稲紋」入りです。



南蒲田北野神社の御朱印
通常は、神職の方は不在。
御朱印は、本務社になる蒲田八幡神社にて授与されています。
由来をモチーフにしたデザインで、天神信仰の神使である牛をモチーフにした牛車と、学問の神である天神様らしい合格絵馬のスタンプが押されています。


南蒲田北野神社の詳細
南蒲田北野神社へのアクセス
- 京急本線・空港線:京急蒲田駅より徒歩6分
- 公式サイト(蒲田八幡神社):https://www.kamatahachiman.org/
南蒲田北野神社の主な行事・イベント
- 1月:元旦祭
- 2月:初午祭、梅まつり
- 5月:例大祭
- 11月:新嘗祭
南蒲田北野神社近くの神社・寺
| 蒲田八幡神社 | 薭田神社の分社として創建。薭田神社・椿神社・北野神社・女塚神社(おなづかじんじゃ)・御園神社の本務社。 |
|---|---|
| 椿神社 | 御祭神は猿田彦命。風邪や百日咳にご利益があると言われている麻紐参りで有名。本務社は蒲田八幡神社です。 |
| 薭田神社 | 行基が彫った天照大神・応神天皇・春日大神像を祀ったのが始まり。本務社は蒲田八幡神社。 |






