東京都港区高輪に鎮座する丸山神社(読み方はまるやまじんじゃ)は、小規模ながらも400年の歴史がある古社。
また、徳川家康公が命じて曹洞宗医王山広岳院の境内に創建した神社で、お伊勢さまやお稲荷さま、八幡さまなど六柱の神様を祀る高輪の鎮守です。
現愛宕エリアから移転し、昭和初期に建てられた社殿や神楽殿が建つ、どこか懐かしい雰囲気がある趣あるコンパクトな境内。
高輪神社の兼務社です。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・鳥居
・境内
・社殿
・通力稲荷神社
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
丸山神社のご祭神・ご利益
ご祭神は六柱。
お伊勢さまこと天照大御神(あまてらすおおかみ)。
お稲荷さまこと宇迦之御魂命(うがのみたまのみこと)。
八幡さまこと誉田別尊(ほむたわけのみこと)。
生きとし生きるいのちの親神である白山吡咩命(しらやまひめのみこと)。
春日大社のご祭神でもある天児屋根命(あまのこやねのみこと)。
火防の神様である秋葉大神(あきばのおおかみ)。
六柱を祀ることから、学業成就・商売繫盛・家内安全などさまざまなご利益があると言われており、数回の火災にあってもご祭神の立像は焼失を免れたことから、特に防火のご利益で尊崇されています。
丸山神社の歴史
言い伝えによる創建は1179年(治承3年)の平安時代。
現存する記録では、1594年(文禄3年)の創建。
芝西久保丸山竜土(現東京都港区愛宕)にあった医王山廣岳院(曹洞宗常陸永厳寺の末寺)の境内に、徳川家康の命で大巌全梁大和尚が創建したと残っています。
1653年(承応12年)におこなわれた江戸城下整備によって、広岳院と共に芝二本榎(現在地)に移転。
明治の神仏分離令で廣岳院から離れるものの、現在はご近所さん的な位置にあります。

丸山神社の鳥居
二本榎通り、東海大学前の路地を入ったところに鎮座。
正面には明治維新時の神仏分離までは丸山神社の別当寺であった廣岳院があり、そのすぐ手前右横に丸山神社。
通りからは目立たない小さい神社ですが、古くからある鎮守様です。


丸山神社の境内
小規模な境内ですが、左側には立派なむくり屋根の神楽殿、右側には庭園を思わせるようなスペース。
正面に社殿、奥に境内社とコンパクトにまとまっています。
御朱印やお守りの案内は見当たらず。



昔は水が流れていたのでしょうか?
奥には「阿夫利神社 御太刀修理紀念」の石碑。

丸山神社の社殿
社殿の前には靖国鳥居。
右側には「三ツ巴紋」が入った手水鉢。


歴史と風格が感じられる木造社殿。
拝殿は入母屋造りの瓦葺、本殿は土蔵造りです。
1920年(大正9年)に奉納された扁額には「丸山神社」。
目・口に彩色が施された向拝の龍や、木鼻の唐獅子、持ち送りの鳥などの彫刻が施されています。


丸山神社の通力稲荷神社
社殿向かって左側奥には、京都伏見稲荷のご祭神・宇迦之御魂命を勧請してお祀りしている通力稲荷神社。
特に商売繫盛のご利益で知られています。
1845年(弘化2年)の青山の大火で神社を再建した際に別殿に。
社殿内の本殿前には束帯姿の男神像が安置され、本殿両脇には金の狐像。
左側に鎮座する狐像の頭には宝珠が乗っています。



社殿前に鎮座する狛狐は、宝珠と鍵持ち。
どちらも子狐がじゃれていてかわいい。




丸山神社の詳細
丸山神社へのアクセス
- 東京メトロ南北線・都営三田線:白金高輪駅より徒歩8分
- 東京メトロ南北線・都営三田線:白金台駅より徒歩13分
- 都営浅草線・京急本線:泉岳寺駅A2出口より徒歩14分
丸山神社の主な行事・イベント
- 1月:鎮火災
- 2月:祈年祭、節分祭
- 3月:初午祭
- 5月:春季祭
- 6月:大祓
- 9月:例大祭
- 11月:新嘗祭
- 12月:大祓
丸山神社近くの神社・寺
| 承教寺 | 予言獣と呼ばれる妖怪「狛件(こまくだん)」が鎮座する日蓮宗寺院。絵師・英一蝶のお墓があります。 |
|---|---|
| 泉岳寺 | 赤穂浪士四十七士のお墓がある仏寺。赤穂義士記念館も一緒に訪れたい。 |
| 覚林寺 | 「白金の清正公さま」を祀る日蓮宗寺院。元祖山手七福神巡りの毘沙門天。 |
| 古壽老稲荷神社 | 建物の間に鎮座するお稲荷さん。亀塚稲荷神社の兼務社。 |
| 高野山東京別院 | 高野山真言宗総本山金剛峯寺の別院。四国八十八ヶ所のお砂踏み場があります。 |
| 高輪神社 | 東京福巡りの一社。お稲荷様、八幡様、猿田彦様、聖徳太子様をお祀りしています。 |
| 東禅寺 | 幕末に英国公使館が置かれた歴史がある、臨済宗妙心寺派別格本山。 |






