【世田谷】玉川八十八ヶ所霊場!目金不動明王を祀る青龍山 勝國寺

青龍山 勝國寺(読み方はせいりゅうざん しょうこくじ)は、世田谷城主である吉良家の祈願寺であるだけでなく、世田谷城の鬼門除けとして創建された寺院。

かつては江戸幕府から朱印状を与えられた御朱印寺として六寺院を所有していた、玉川八十八ヶ所霊場第四十八番の霊場です。

本堂には目金不動と呼ばれる不動明王、白山堂には白山大権現・稲荷大明神・青龍大権現・山王大権現、薬師堂には眼病の霊験あらたかと伝わるお薬師さまが祀られています。

世田谷 青龍山 勝國寺



目次
歴史とご本尊・ご利益
山門と東面地蔵
本堂
白山堂
薬師堂
アクセス
主な行事・お祭り
近くにある神社・寺
 

勝國寺の歴史とご本尊・ご利益

ご本尊は不動明王立像
目が金色であることから目金不動とも呼ばれています。

もともとは室町時代に世田谷に城をもっていた武将・吉良政忠(きら まさただ)を開基とする、新義真言宗豊山派の丸香山薬師院
世田谷城の裏手鬼門除けとして創建されました。

勝国寺は小本寺として円光院、円乗院、密蔵院、善性寺、多聞寺(廃寺)、泉竜寺の六寺院を所有しており、勝国寺とともに世田谷城を護る砦としての役割を果たしていました。

吉良氏の勢力が衰えてからは、徳川家に篤く庇護されました。

 

勝國寺の山門と東面地蔵

世田谷線世田谷駅から区役所西通りを北に向かって歩き、勝国寺坂と呼ばれる急坂を登りきる手前に鎮座。

道路沿いに建つ2000年(平成12年)に建立された山門の朱色は、吉良家・徳川家15代よりご朱印寺として寄進されていた事を表わしているそうです。

正面向かって右側には、「真言宗青龍山勝國寺」と掘られた寺号碑。

世田谷 青龍山 勝國寺

世田谷 青龍山 勝國寺

 

向かって左側には、東を向いたお地蔵さま「東面地蔵(とうめんじぞう)」。

江戸時代に農家の方が子どもたちを守る願いをこめて造建されたお地蔵さまです。

世田谷 青龍山 勝國寺 東面地蔵

世田谷 青龍山 勝國寺 東面地蔵



 

勝國寺の本堂

山門をくぐると、正面に本堂。

世田谷 青龍山 勝國寺

世田谷 青龍山 勝國寺

世田谷 青龍山 勝國寺

 

本堂にはご本尊の不動明王の他、仙蔵院(廃寺)と多聞寺(廃寺)のお不動さまも併せて祀られています。

世田谷 青龍山 勝國寺

世田谷 青龍山 勝國寺

 

勝國寺の白山堂

本堂に続く参道沿い左側にある白山堂には、勝國寺の境内を護る四柱が祀られています。

山岳信仰と修験道が融合して生まれた神仏習合の神さま、白山大権現(はくさんだいごんげん)。
本来の姿は十一面観音菩薩とされています。

五穀豊穣、商売繁盛、家内安全の神として有名な稲荷大明神(いなりだいみょうじん)。

真言密教の守護神である清瀧権現(せいりゅうごんげん)と同一視される龍神で、弘法大師・空海が唐の青龍寺から勧請した女神である青龍大権現(せいりゅうだいごんげん)。
水神や龍神としても信仰されています。

比叡山延暦寺の守護神として知られる神仏習合の神さまで、日吉大社(滋賀県)を総本宮とする山王大権現(さんのうごんげん)。
天台宗の寺院の鎮守として知られていますが、真言宗など他の宗派の寺院でも寺の鎮守(守護神)として勧請されています。

世田谷 青龍山 勝國寺 白山堂

 

勝國寺の薬師堂

本堂向かって左側、宝形造りの瓦葺の屋根をした薬師堂には、小田原北条氏から吉良家へ嫁がれたお姫様が大切にされていた薬師如来立像と日光月光菩薩立像が安置。

このお薬師様は眼病の霊験あらたかと伝えられており、新年には薬師護摩祈願法要(初薬師)がおこなわれています。

世田谷 青龍山 勝國寺 薬師堂

世田谷 青龍山 勝國寺 薬師堂



 

勝國寺の詳細

勝國寺へのアクセス
  • 東急世田谷線:世田谷駅より徒歩8分
  • 東急世田谷線:松陰神社前駅より徒歩9分
  • 公式サイト:https://seiryuzan.jp/


勝國寺の主な行事・イベント
  • 1月:初薬師
  • 3月:春彼岸
  • 4月:花まつり
  • 5月:お施餓鬼
  • 7月:お盆
  • 9月:秋彼岸

勝國寺近くの神社・寺
松陰神社 幕末の教育者・思想家の吉田松陰先生を祀る神社。松陰先生他烈士墓所や松下村塾があります。
豪徳寺 たくさんの招福猫児(まねきねこ)で有名な彦根藩主井伊家の菩提寺。
円光院 真言宗豊山派、御本尊は不動明王です。玉川八十八ヶ所霊場の札所。
大吉寺 本尊は阿弥陀如来坐像。大吉稲荷を挟んで、隣には円光院。
杓子稲荷神社 杓子を奉納して病難・災難除けを祈る風習があり。御神木は不老長寿の一本松。

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