東京都港区芝公園の芝丸山古墳近くにある円山随身稲荷大明神(読み方はまるやまずいしんいなりだいみょうじん)は、大本山増上寺の裏鬼門に鎮座する小さな神社。
また芝公園内には、増上寺の境内に徳川家康公を祀るために創建された芝東照宮もあり、円山随身稲荷大明神はややその後方に位置しています。
創建当初は増上寺に属していましたが、明治の神仏分離で芝東照宮の末社に。
御朱印やお守りの授与はないようです。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・鳥居・境内
・社殿
・その他見どころ
・アクセス
・近くにある神社・寺
円山随身稲荷大明神のご祭神・ご利益
ご祭神は、商売繁盛・家内安全・五穀豊穣・開運招福・厄除けなどのご利益で知られる宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)です。
旧暦の二の午に当たる2月には、増上寺にて円山随身稲荷祈願会(きがんえ)を斎行。
御導師、式楽衆、講中、檀信徒が安国殿前から練行列で進み、出世福寿を願う祈願旗が奉納された円山稲荷御宝前において、御親修によるご祈願が修されています。
円山随身稲荷大明神の歴史
具体的な創建は不明ですが、増上寺のご本尊が江戸に移された頃と言われており、芝増上寺の鎮守社として創建されたとされています。
1616年(元和2年)、桑名城主・本多忠政が増上寺へご本尊を寄進。
以来永く鎮座している大明神です。
尊像を江戸までお供して守護したことから「随身稲荷」と呼ばれるようになりました。
「随身(ずいしん)」とは「外出時における貴人の警護として付き従った官人・武士」を意味するだけでなく、神道的には神社を守る神様としても信仰されています(「随神」と書かれることも)。
明治の神仏分離令にて、円山随身稲荷大社は芝東照宮の末社になり今に至ります。

円山随身稲荷大明神の鳥居・境内
港区にある芝公園の一角にひっそりと佇む、稲荷神社を象徴する鮮やかな朱色の鳥居。
円山随身稲荷大明神は、港区立芝公園内の前方後円墳「芝丸山古墳」のくびれ部分に鎮座しています。



参道の先に、覆い屋根を被る社殿があります。

円山随身稲荷大明神の社殿
社殿前は、ぽっかりと開けたような空間。
赤い幟でぐるりと囲まれています。

赤い前掛けを掛けた狛狐と古い狛狐、石燈籠、「丸山古墳」の標石が。




小さな覆い屋根の下に鎮座する社殿。
小さいながらも、立派な彫刻が施されています。


円山随身稲荷大明神のその他見どころ
円山随身稲荷大明神の近くには、古の名残ともみられるおおきな灯篭。

灯籠の反対側から上に登っていくと、昭和の政治家・大野伴睦(おおの ばんばく)の句碑。
大野伴睦は「寅年・寅の日・寅の刻」生まれの「三寅(みとら)」で、それにちなんで建てられたとされています。



その奥は芝丸山古墳の頂上。
伊能忠敬測地遺功表などがあります。
円山随身稲荷大明神が下の方に見えます。

円山随身稲荷大明神の詳細
円山随身稲荷大明神へのアクセス
- 都営三田線:芝公園駅A4出口より徒歩4分
- 都営大江戸線:赤羽橋駅より徒歩8分
円山随身稲荷大明神近くの神社・寺
| 芝東照宮 | 元安国殿で、四大東照宮の一つ。ご神体は徳川家康公の寿像で、ご神木は徳川家光お手植えのイチョウ。 |
|---|---|
| 妙定院 | 増上寺の別院。円光大師東都二十五霊場第一番、江戸南方四十八所地蔵尊参第二十七番。 |
| 宝珠院 | 増上寺の塔頭。徳川家康公の念持仏の弁財天と閻魔大王も安置されています。 |






