【芝公園】東京文化財ウィーク!徳川ゆかりの増上寺別院「妙定院」

妙定院(読み方はみょうじょういん)は、徳川将軍家歴代の尊牌を護る定月大僧正開創の念仏道場。

また、円光大師東都二十五霊場第一番、江戸南方四十八所地蔵尊参第二十七番でもある浄土宗寺院です。

毎年文化の日近くには、妙定院展として名品コレクションをテーマに沿って公開。
同時に、東京文化財ウィークの一端として通常非公開の土蔵も開放しています。

霊験あらたかと言われている、都道沿いの災除地蔵さんも必見です。

芝公園 妙定院



目次
・歴史とご本尊・ご利益
・山門と練塀
・本堂
・仏足石
・熊野堂
・浄土蔵(上土蔵)
・災除地蔵尊
・御朱印
・妙定院展&東京文化財ウィーク
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
 

妙定院の歴史とご本尊・ご利益

ご本尊は、安阿弥(快慶)作と伝えられる裳かけ阿弥陀如来像。

仏像が座る台座に布(裳)が掛けられ、裾が台の下へと自然に流れ落ちるように表現。
布のひだ(衣文)が美しくつながって垂れ下がるのが特徴的な、比較的珍しい様式です。

 

1763年(宝暦13年)に、九代将軍徳川家重公が開基、三縁山増上寺四十六世妙誉定月(みょうよじょうげつ)大僧正によって開山されました。

寺号は増上寺。
院号は定月上人の戒号より妙定院。

増上寺の別開蓮社(増上寺において特別な由緒や経緯によって設けられた別院)であり、六時勤行・念仏不断の道場。

また当時は山内五十一ヵ寺中、明蔵(一切経)を有した仏典研究の中心的存在であり、浄土宗の准檀林の寺格を持つ念仏道場・学問研究の名刹として知られてきました。

芝公園 妙定院

 

妙定院の山門と練塀

山門の両脇には、1779年築造で移築した練塀。

練塀は瓦と土を交互に積み重ね、上に瓦を葺いた塀です。

すぐ正面には本堂があります。

芝公園 妙定院 山門と練塀

芝公園 妙定院 山門

芝公園 妙定院

芝公園 妙定院 練塀

 

妙定院の本堂

本堂前には、九代将軍尊前石灯籠(江戸時代後期)と円光大師東都二十五霊場第一番石柱。

芝公園 妙定院 九代将軍尊前石灯籠

芝公園 妙定院 円光大師東都二十五霊場第一番石柱

 

本堂は一般公開されておらず、純木造の伝統的寺院建築による檜造り。

葵の紋が描かれており、大本山増上寺の方向を向いています。

芝公園 妙定院



 

妙定院の仏足石

練塀の内側(境内)には、定月大僧正百回忌を記念して1870年(明治3年)に制作された仏足石。

石の表面にはお釈迦さまの足裏の形(千幅輪相)、側面には経典が刻まれています。

芝公園 妙定院 仏足石

芝公園 妙定院 仏足石

 

妙定院の熊野堂

土蔵造りの熊野堂(くまのどう)は、妙定院展開催時(東京文化ウィーク)に浄土蔵と隔年で内部公開されています。

1796年(寛政8年)に妙定院の鎮守として建立され、熊野三社大権現を祀っています。

芝公園 妙定院 熊野堂と寺務所

芝公園 妙定院 熊野堂

 

妙定院の浄土蔵(上土蔵)

1811年(文化8年)に建立された浄土蔵(じょうどぞう)は、妙定院の収蔵品を守り続けてきた蔵。

別名「上土蔵」とも呼ばれています。

昭和本堂の建築彫刻と須弥壇を内部に移設。
増上寺八十七世成田有恒大僧正の揮毫による扁額「浄土蔵」が掛かっています。

芝公園 妙定院 浄土蔵(上土蔵)

 

妙定院の災除地蔵尊

山門から少し離れた塀沿いには、江戸南方四十八所地蔵尊参第二十七番の災除地蔵尊が安置されています。

芝公園 妙定院 災除地蔵尊

芝公園 妙定院 災除地蔵尊

 

開創当時から地蔵堂があり、当初は木造寄木造六金箔置の大地蔵尊坐像が安置されていましたが東京大空襲で焼失。

延命子育・利益広大の霊験あらたかとして、唯一残った守護札版木を元に石像で再建されました。

芝公園 妙定院 災除地蔵尊

芝公園 妙定院 災除地蔵尊

芝公園 妙定院 災除地蔵尊

 

妙定院の御朱印

本堂向かって左側にある寺務所でいただけます。

御朱印は2種類。
「圓光大師(円光大師法然上人東都二十五霊場第一番札所)」と「南無阿弥陀佛」。

直書きでいただきました。

芝公園 妙定院 御朱印

 

妙定院の妙定院展&東京文化財ウィーク

毎年文化の日前後の3日間で開催される妙定院展では、三十六歌仙図屏風をはじめ、普賢菩薩像・釈迦如来像・文殊菩薩像、涅槃図、六字名号、大黒天像、江戸城・大奥由来と伝わる仏像などの多彩な所蔵品を無料公開。

毎年テーマに沿って公開しています。

さらに妙定院展では東京都が主催する東京文化財ウィークに協賛し、国の登録有形文化財である熊野堂と上土蔵(浄土蔵)の内部公開を隔年で実施。
その貴重な内部を見学できます。

芝公園 妙定院 妙定院展&東京文化財ウィーク
2026年
芝公園 妙定院 妙定院展&東京文化財ウィーク
2026年


 

妙定院の詳細

妙定院へのアクセス
  • 都営大江戸線:赤羽橋駅より徒歩1分
  • 都営三田線:芝公園駅A4出口より徒歩4分
  • 公式サイト:https://www.myojoin.or.jp/


妙定院の主な行事・イベント
  • 1月:修正会
  • 3月:春彼岸会大法要
  • 4月:花まつり
  • 7月:盂蘭盆会
  • 9月:秋彼岸会大法要
  • 11月:妙定院展(文化の日前後)
  • 隔月:お経と念仏の会

妙定院近くの神社・寺
芝東照宮 元安国殿で、四大東照宮の一つ。ご神体は徳川家康公の寿像で、ご神木は徳川家光お手植えのイチョウ。
円山随身稲荷大明神 芝公園に鎮座。増上寺の裏鬼門(南西の方角)にある守護神・結界の役割を持つ神社。
宝珠院 増上寺の塔頭。徳川家康公の念持仏の弁財天と閻魔大王も安置されています。
心光院 蛇塚と一緒に参拝すると出世運・金運爆上がりといわれているスピリチュアルなパワースポット。
飯倉熊野神社 太田道灌公が必勝祈願した、港区七福神の恵比寿太田稲荷神社も鎮座。
元神明宮(天祖神社) 現代風の拝殿。1000年以上の歴史がある神社で、お稲荷さんなどの境内社があります。
三田春日神社 慶応大学三田キャンパスのすぐ隣。境内社に赤羽稲荷と福徳稲荷があります。
弘法寺 近代的なビルにある高野山真言宗寺院。御府内八十八ヶ所霊場13番、1階が寺務所、3階が本堂です。

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