江戸時代には江戸八所八幡の一つに数えられていた西久保八幡神社(読み方はにしくぼはちまんじんじゃ)は、勝運・開運厄除け・安産・子育て神様を祀り、かつては太田道灌をはじめとする多くの武将から篤い崇敬を集めたスピリチュアルなパワースポット。
大規模再開発に伴い社殿と境内施設を全棟建て替え(令和の御造替事業)、全面リニューアルで装いも新たのきれいな神社です。
高いビルと緑に囲まれた境内は、都会のオアシスにもなっています。
正式名称は「八幡神社」ですが、地名にちなみ西久保八幡神社または飯倉八幡宮とも呼ばれています。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・鳥居(男坂・女坂)・庚申社
・境内
・社殿
・神宮遙拝殿・人麿社・稲荷社
・御朱印・お守り・おみくじ
・葺城稻荷神社
・駐車場
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
西久保八幡神社のご祭神・ご利益
ご祭神は、品陀和気命(ほんだわけのみこと/応神天皇)と、その父母神である息長帯比売命(おきながたらしひめのこみこと/神功皇后)と帯中日子命(おきなかつひこのみこと/仲哀天皇)です。
そのご利益は、国家鎮守・勝運守護・開運・厄除・海上安全・交通安全・家内安全・社内安全・五穀豊穣・商売繁盛・安産・成長守護など多岐にわたります。
また、境内末社には宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、猿田彦神(さるたひこのかみ)が祀られています。
西久保八幡神社の歴史
寛弘年中に源頼信が石清水八幡宮から勧請し、霞ヶ関のあたり(榎坂とも)に創建したのが始まり。
太田道灌の江戸城築城の際に現在地に遷されたと言われています。
二代将軍徳川秀忠の正室・崇源院(浅井長政とお市の方の三女のお江、家光の生母)は、家康・秀忠の関ヶ原の戦での戦勝と安全を祈願し、その報賽として社殿を造営。
同時に御神体の木像(八幡宮座像・仲哀天皇座像・神功皇后座像)と明王像(不動明王立像・愛染明王座像)も奉納されましたが、1723年(享保8年)の火災により焼失しています。
1770年(明和3年)・1815年(文化12年)・1816年(文化13年)には境内で大相撲が行われ、落語や講談で有名な阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)も相撲を取っています。
明治維新の神仏分離までは東叡山の末寺、八幡山普門院と呼ばれ江戸八所八幡の一つに。
八八幡詣(ややはたもうで)でも賑わっていました。
戦火により社殿をはじめ境内施設が焼失してしまいますが、少しずつ境内整備が進められ、令和の御造替事業にて社殿と境内施設を全棟建て替え。
令和3年(2021年)に本殿の遷座祭を執りおこない、装いを新たにしています。
西久保八幡神社の鳥居(男坂・女坂)・庚申社
最寄駅は東京メトロ日比谷線の神谷町駅。
桜田通り(国道1号線)沿いを歩くと、ビルの間に立つ鳥居が見えてきます。
港区コミュニティバス「ちぃばす」、都営バス「虎ノ門五丁目」停留所の目の前です。

一の鳥居の先には境内に続く石段(男坂)。
すぐ左側にある坂道(女坂)からも境内に通じており、駐車場への入り口でもあります。



男坂の階段手前には庚申社。
ご祭神は猿田彦神(さるたひこのかみ)で、そのご利益はみちひらき・交通安全・商売繁盛・開運・延命長寿など。

西久保八幡神社の境内
小高い丘にある境内は、石段を登ったところには二の鳥居があり、その正面に社殿。
階段脇に鎮座する狛犬は、大きな口が特徴的。



右側に神宮遙拝殿と境内社の稲荷社・人麿社。
左側に駐車場があります。
高いビルと緑に囲まれたきれいな境内は広々として解放感バッチリ。
休憩用のベンチもありました。



西久保八幡神社の社殿
社殿前にも一対の狛犬が鎮座し、参道の一部には橋がかかっているようなところも。





2019年(令和元年)よりはじめられた境内整備事業「令和の御造替事業」にて再建された社殿。
流造の本殿と幣殿、拝殿を連結した複合社殿(権現造)です。




社殿向かって左奥には祖霊社と、その奥には御鎮座壱千年奉祝記念碑。

西久保八幡神社の神宮遙拝殿・人麿社・稲荷社
社殿向かって左側には、神宮遙拝殿・人麿社・稲荷社が鎮座。
手前にある、社殿に背を向けるように建つのが、遠く伊勢の地を臨み神宮(皇大神宮)を拝するための神宮遙拝殿です。


その奥には鳥居が建ち、人麿社・稲荷社が鎮座。

左側は人麿社。
ご祭神は柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)。
そのご利益は学問・安産・火災除・夫婦和合・家内安全など。
右側は稲荷社。
ご祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。
そのご利益は五穀豊穣・商売繁盛・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達など。

西久保八幡神社の御朱印・お守り・おみくじ
社務所は社殿向かって右隣に。
参拝した日は、御朱印がお賽銭箱の上にスタンプとして置かれていました。


授与品では肌守や勝守、人麿守、開運招福守、厄除守、学徳成就守、安産守、病気平癒守、良縁守などさまざまなお守りやお札が授与されています。

おみくじは、箱の中から自分で引くスタイル。
なんと初穂料が10円!

西久保八幡神社の葺城稻荷神社
西久保八幡神社から少し歩いたところにある葺城稻荷神社(ふきしろいなりじんじゃ)は、西久保八幡神社の兼務社。
御祭神は倉稻魂神です。
1683年(天和3年)に妻戀稲荷(つまごいいなり)と称して建立されましたが、1928年(昭和3年)の区画整理により葺手町に。
令和2年(2020年)に現在地に遷座されました。
300年以上にわたり葺手町・城山町(現虎ノ門四丁目)の鎮守として崇められている古社です。
※葺城稻荷神社についてはこちら
西久保八幡神社の駐車場
女坂から上った先に参拝者専用駐車場があります(祖霊社すぐ横)。

西久保八幡神社の詳細
西久保八幡神社へのアクセス
- 東京メトロ日比谷線:神谷町駅より徒歩3分
- 東京メトロ南北線:六本木一丁目駅より徒歩10分
- 都営地下鉄大江戸線:赤羽橋駅より徒歩10分
- 都営地下鉄三田線:御成門駅より徒歩10分
- 公式サイト:https://hachimanjinja.or.jp/main/
西久保八幡神社の主な行事・イベント
- 2月:節分祭、祈年祭
- 6月:夏越大祓式
- 8月:例大祭
- 11月:新嘗祭
- 12月:年越大祓式
西久保八幡神社近くの神社・寺
| 飯倉熊野神社 | 太田道灌公が必勝祈願した、港区七福神の恵比寿太田稲荷神社も鎮座。 |
|---|---|
| 心光院 | 蛇塚と一緒に参拝すると出世運・金運爆上がりといわれているスピリチュアルなパワースポット。 |
| 蛇塚・如意輪観音堂 | 東京タワーの下、もみじ谷にある金運パワースポット。 |
| タワー大神宮 | 伊勢神宮の天照大神を祀る、東京23区内で1番高い場所にある神社。 |
| 金地院 | 德川家康公を開基とした、総本山は京都南禅寺。江戸三十三観音の二十八番です。 |
| 幸稲荷神社 | 瘡護神社も合祀されている府内古社十三社の一つ。一本線をいれると「幸せ」になる絵馬があります。 |
| 葺城稲荷神社 | 東京ワールドゲートの緑豊かな「葺城の森」の中に鎮座するお稲荷様。西久保八幡神社の兼務社です。 |







