見学無料！写真撮影OK！歴史を感じる旧前田家本邸・洋館

東京大学駒場Ⅱキャンパスの隣にある重要文化財「旧前田家本邸・洋館」は、旧加賀藩主で前田家第16代当主の利為が自邸として建築した洋館です。

立派な門を通っていくと、イギリスのカントリーハウス風の洋館（本邸）が見えてきます。

正面には賓客を迎えるための車寄せが張り出されており、ぐるりと車が回れるように道が。
豪邸お決まりのスタイル。

鉄筋コンクリート造の構造体に大華石をスクラッチタイルで装飾した本邸は、重厚感ある伝統的な佇まい。

エントランス上部はバルコニーになっていて、翼の生えたライオン像が置かれています。

こちらは入館無料。
無料でこんなにも素晴らしい歴史的建造物が無料でみられるのはありがたいですね。

ちなみに素足禁止（靴下やストッキングをはいてない方にあスリッパがあります）。
個人の写真撮影はフラッシュなしで可となります。

家族との生活の場であるだけでなく外国からの賓客を迎える場としても設計されており、1階は晩餐会を行なう社交の場として。
2階は家族の生活の場として使われていました。

深緑の蛇紋石の柱やチーク材の梁、寄木細工の床、シャンデリア、重厚なレッドカーペットと、当時の前田家の勢いが垣間見えます。

1階はお客様をおもてなしするスペースとして、晩餐会がおこなわれる大食堂、大小客室、応接室が配置された間取りです。

そして、2階へと続く彫刻が施された豪華な大階段は、その下部にマントルピースと造り付けソファを設えたイングルヌック（炉端の小さなスペース）と贅沢な造り。
趣向が凝らされています。

まずはサロン。
第一応接室と続いています。

お客様をもてなし、くつろいでいただくための大客室と小客室は、当時はソファやティーテーブルの他、前田家伝来の美術品や西欧絵画、温室で育てた珍しい観葉植物などが飾られていたそうです。

最大26人まで座れた晩餐会用の大食堂は、部屋の中央にマントルピースがあり、その周囲には金唐紙（疑皮紙）で飾られています。

2階は書斎、次の間、寝室、などなどプライベート空間。

侯爵夫婦の寝室は、銀地に金銀色模様の壁紙、絹織物のカーテン、毛織物の絨毯とゴージャス！
枕元の壁龕には守り刀があるのが、元は戦後武将前田家らしい。

威厳たっぷりの書斎。
次の間付きで、当時は前田家の重役や元家老も出入りするなど執務室として使われていました。

その他、見どころがいっぱい。

一つ一つの部屋の作りがしっかりしていて、現代建築との違いに圧巻。

こんな豪邸に住んだら庶民の家では暮らせないだろうなぁと、その価値観の違いに思いをはせ、華族と呼ばれる人たちの生活レベルの重さ・違いにただただ感心しました。

代々木八幡	第15代天皇の応神天皇を主座に祀る神社。神紋は｢三つ巴｣。都内の一等地でありながら豊かな自然の中にあります。
明治神宮	明治天皇（第122代天皇）、昭憲皇太后を祀る国内外で有名な神社。おみくじは御祭神が読まれた和歌が記されています。
北澤八幡神社	末社も多くある別名「セレブ神社」。天気が良いと富士山遥拝所から富士山が見えます。

旧前田家本邸/和館	1階部分を無料で一般公開。座って眺める庭園は時を忘れさせます。
食堂コマニ	誰でも利用できる東京大学の学食。食材にこだわったおむすびは種類も豊富です。
フレッシュネスバーガー富ヶ谷店	フレッシュネスバーガー1号店。他店舗と異なる、アメリカ映画に出てきそうなオシャレな外観と内装。