東京タワーからほど近い場所に鎮座する飯倉熊野神社(読み方はいいくらくまのじんじゃ)は、「おくまんさん」と呼ばれるスピリチュアルなパワースポット。
大人気漫画「鬼滅の刃」の恋柱・甘露寺蜜璃の産土神としても知られている古社です。
熊野信仰から「熊野権現」と称され、烏文字で書かれた熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)や、社紋の八咫烏繋がりで日本サッカー協会公認の「サッカー御守」が授与されていることでも有名。
また、太田道灌由来の「港七福神めぐり」の恵比寿神を担っており、お正月限定でお守りや色紙、御朱印も頒布されています。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居・境内
・社殿
・境内社・恵比寿大田稲荷社
・御朱印・お守り・おみくじ
・港七福神めぐり
・アクセス
・近くにある神社・寺
飯倉熊野神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、熊野権現である素戔嗚尊(すさのおののみこと)・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)。
相殿神には、塩竈大神(しおがまのおおかみ)・宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)・火之加具都知大神(ひのかぐつちのおおかみ)が。
そのご利益は、商売繁盛、恋愛成就、子授け、安産祈願、厄除、除災招福などさまざまです。
創立年代は不明ですが、元正天皇御代に芝浦の海辺の地に創建。
別説として、応永年間に慶祚(けいそ)が紀州の熊野三山を勧請したとも伝えられています。
文明年間に太田道灌により再建。
武家から厚く崇敬されており、仕官の際には牛王神符を拝受されていたそうです。
ちなみに、別当寺は寛永寺の末寺である正宮寺(現・廃寺)。
飯倉村の鎮守として「飯倉熊野権現社」と称されていましたが、神仏分離で「熊野神社」へ改称されました。
1888年(明治21年)、陸奥国一之宮の鹽竈神社(宮城県塩竈市)より塩竈大神を勧請し合祀。
1896年(明治29年)、近隣にあった三田稲荷神社(宇迦之御魂大神)を合祀。
2009年(平成21年)、愛宕神社(火之加具都知大神)と太田稲荷神社を合祀(太田稲荷神社は2020年に境内社に)されています。

飯倉熊野神社の鳥居・境内
東京タワー近く、桜田通りの途中、ビルに囲まれたところに鎮座。
鳥居がの前には、明治神宮第6代宮司・甘露寺受長(かんろじおさなが)の揮毫による社号碑「熊野神社」。
ちなみに、神社の前には早咲きのオカメザクラが植えられており、春先には色鮮やかな風景を見せてくれます。


鳥居を潜るとすぐ正面に社殿とコンパクトな境内。
右側には「水みくじ」用のつくばい、絵馬掛け、境内社の恵比寿大田稲荷社。


左側に建つビルの1階部分に社務所、手水、おみくじと並んでいます。
手水舎には「敬神生活の網領」と書かれた黒い扇子が置かれていました。



飯倉熊野神社の社殿
1952年(昭和27年)に再建され、1958年(昭和33年)に再造営された鉄筋コンクリート造の社殿。
熊野権現の神々の他、旧境内社や近隣の神社の神なども合祀されています。
お賽銭箱や提灯には、熊野のシンボルである八咫烏(やたがらす)の紋章入り。



飯倉熊野神社の境内社・恵比寿大田稲荷社
太田道灌が戦勝の奉賽として鯛を供えた事から「恵比寿稲荷」もしくは「太田稲荷」と呼ばれていました。
本社に合祀されていましたが、2020年(令和2年)に境内社として社殿が。
港七福神めぐりの恵比寿神になっていることから、港七福神めぐり開催中は扉が開かれ御神像が御開帳されています。


近くには、恵比寿様らしい鯛の絵馬。

飯倉熊野神社の御朱印・お守り・おみくじ
社務所は参道左側に建つビルの1階。
御朱印には熊野神社の神使である八咫烏(やたがらす)のスタンプ入り。
八咫烏と雪輪文様に千鳥格子をデザインしたオリジナル御朱印帳もあります。
通常御朱印以外には季節限定御朱印だけでなく、烏文字で書かれ古くから熊野信仰で重宝された熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)でも有名。
港七福神の恵比須さまの御朱印は正月期間限です。
「おからすさん」とも呼ばれている熊野牛王神符は、通常は半紙大のサイズですが、頒布されているのは御朱印帳に貼れる見開きサイズ。
竈の上に貼ると火難除け、門口に貼ると盗難除、病人の床に敷けば病気平癒、折り畳んで懐中すれば厄難から護ってくれるとされています。


授与品では各種祈願されたお守りが用意されていますが、神使の八咫烏から日本サッカー協会のサッカー御守が有名。
サッカー関係者やサポーターから人気があります。
ちなみに、横浜にある師岡熊野神社もサッカーの聖地として有名。
日産スタジアムにも近いことからもサッカーのパワースポットの一つに挙げられています。
おみくじでは、御神籤・恋みくじ・水みくじとあり。
水みくじは鳥居近くにあるつくばい(手水石)に浸すと文字が浮き出てきます。



飯倉熊野神社の港七福神めぐり
港七福神めぐりは、戦争の影響で中断した麻布稲荷七福神詣(1933年/昭和8年発足)をベースにしたお正月期間限定の七福神巡りです。
飯倉熊野神社は恵比須様を担っており、この時期限定の御朱印・色紙・お守りを頒布。
お守りをすべて集めると縁起の良い宝船の絵が完成します。
他参拝所は、宝珠院(弁財天)、十番稲荷神社(宝船)、大法寺(大黒天)、麻布氷川神社(毘沙門天)、櫻田神社(壽老神)、天祖神社(福禄寿)、久國神社(布袋尊)。

飯倉熊野神社の詳細
飯倉熊野神社へのアクセス
- 都営地下鉄大江戸線:赤羽橋駅より徒歩7分
- 東京メトロ日比谷線:神谷町駅より徒歩8分
- 公式サイト(X):https://x.com/iikurakumano?lang=ja
飯倉熊野神社近くの神社・寺
| 心光院 | 蛇塚と一緒に参拝すると出世運・金運爆上がりといわれているスピリチュアルなパワースポット。 |
|---|---|
| タワー大神宮 | 伊勢神宮の天照大神を祀る、東京23区内で1番高い場所にある神社。 |
| 金地院 | 德川家康公を開基とした、総本山は京都南禅寺。江戸三十三観音の二十八番です。 |
| 幸稲荷神社 | 瘡護神社も合祀されている府内古社十三社の一つ。一本線をいれると「幸せ」になる絵馬があります。 |
| 西久保八幡神社 | 鎌倉時代創建の八幡神を祀る由緒ある社。2021年に社殿・境内がリニューアルされました。 |
| 妙定院 | 増上寺の別院。円光大師東都二十五霊場第一番、江戸南方四十八所地蔵尊参第二十七番。 |
| 狸穴稲荷神社 | 狸穴公園を見下ろす高台に鎮座。可愛いお狐様が公園で遊ぶ子供たちを見守っています。 |






