「八幡さま」と親しまれている三谷八幡神社(読み方はさんやはちまんじんじゃ)は、近くに鎮座する小山八幡神社の八幡神像を奉遷し創建した神社。
都内最長800mのアーケードで有名な武蔵小山商店街「パルム」も近いことから、商売繁盛の神様として崇敬されています。
きれいに整備された境内には、出世稲荷や子育て稲荷と呼ばれる稲荷神社や、土中に埋もれていたのを発見し祀っている七福神と神狐、そして関東では珍しい(?)金精様、金山地蔵尊・庚申塔など見どころがいっぱいです。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居
・境内
・社殿
・出世稲荷社
・七福神・神狐・金精様
・金山地蔵尊
・御朱印・お守り・おみくじ
・日供祭(おねがいごと)
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
三谷八幡神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、八幡信仰における文武の神様である誉田別命(ほんだわけのみこと)。
摂社の出世稲荷社には、宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)が祀られています。
そのご利益は成功勝利や厄除開運、災難除け、疫病退散、交通安全などと多岐にわたります。
江戸時代の延宝・元禄年間の頃に三谷地区の名主・石井助太夫が、近くに鎮座する小山八幡神社の八幡神像を屋敷内に奉遷し創建。
小山村での宗教上の軋轢によるのだとか。
その後、出世稲荷社の境内に遷座して「三谷八幡」と呼ばれるようになりました。
昔は小山八幡神社と軋轢があったそうですが、現在はそういったことはなく、両社合同による例大祭「小山両社祭」が斎行されています。
三谷八幡神社の鳥居
武蔵小山の商店街エリアから少し外れた住宅街、八幡通り沿いに鎮座。
東急目黒線武蔵小山駅と西小山駅のほぼ中間になります。
八幡通り沿いに鳥居が建ち、社号碑には「武蔵小山総鎮守」の文字。


三谷八幡神社の境内
玉垣に囲われ、とても綺麗に整備された境内。
参道の正面に社殿。
鳥居を潜って参道左手に手水舎。



三谷八幡神社の社殿
戦火から社殿が焼失し、1957年(昭和32年)に再建された社殿は、拝殿は木造、本殿は一部が鉄筋コンクリート造。
扁額は、甘露寺受長 (かんろじおさなが) 明治神宮宮司の揮毫です。




社殿左側には神輿庫がズラリ。

三谷八幡神社の出世稲荷社
社殿向かって左側には、もともとこの地に鎮座されていた地主神の稲荷神社。
そのため、「地主稲荷」「子育て稲荷」とも称されています。
ご利益は開運出世の他、子授けや安産のご利益があると言われています。

手前にある手水鉢は1805年(文化2年)に奉納されたもので、宝珠のような物が置かれていました。
祠前に鎮座する向かって右には、子狐にお乳を授ける神狐。



かつてこの地に八幡神像を遷座した際の祠。
こちらにも神狐さまが鎮座していますが、なんともユニークで個性的なお顔立ちをされています(愛嬌があります)。



三谷八幡神社の七福神・神狐・金精様
稲荷神社の左手奥には、福禄寿像と大黒天像を祀る社。
境内に埋もれていたのを掘り出し祀ったそうです。
福禄寿は歯が抜けていたそうで、なんか…ちょっと…逆に親しみが持てる雰囲気になっている?
七福神の2神を祀ることから、幸福七福神守を授与されています。


その右手奥には、子持ちの神狐像。
こちらも埋もれていたところを掘り出されました。


さらに、本殿向かって右後方には金精様(こんせいさま)。
石祠の形は「男根」なのだとか。
石祠の周囲と中に陽石が祀られていました。


三谷八幡神社の金山地蔵尊
金山地蔵尊は、三谷八幡神社からいったん出たでたところに隣接。
地蔵尊は、江戸時代初期の頃から八幡通りと碑文谷道の交差する辻にあったとされています。
大正期の整理事業で境内に移り、1954年(昭和29年)にお堂と石像が再建されました。


「子育て地蔵」と呼ばれる金山地蔵尊(かなやまじぞうそん)や馬頭観音塔、庚申塔なども安置。
手前には江戸時代の庚申塔群がズラリ。



三谷八幡神社の御朱印・お守り・おみくじ
御朱印は通常御朱印の他、例大祭などには期間限定御朱印なども頒布。
2020年(令和2年)には、「八」の字を「向かい合う鳩」で描いた印章に刷新されています。
鳩は八幡様のお使いです。



お守りでは各種祈願されたものが授与されていますが、中でも人気なのが2022年(令和4年)から頒布が始まった「みこころ守」。
神様の御心とつながり、美心(美しい心)を取り戻せるようにと祈念されたお守りで、透き通るレース生地の中に御神符が入っています。
また、2023年(令和5年)から頒布が始まった、三谷八幡神社の福禄寿様と大黒天様にちなんだ「幸福七福神守」も人気。
さまざまな分野において力を貸してくださり、暮らしに福をむかえることができるよう祈念されています。
三谷八幡神社の日供祭(おねがいごと)
三谷八幡神社では毎日、日々の感謝と安寧を祈る日供祭がおこなわれており、「おねがいごと」を納めることができます。
「おねがいごと」と書かれた封筒の中に入っている紙にお願い事を書き、初穂料を添えて社務所かお賽銭箱に入れます。

三谷八幡神社の詳細
三谷八幡神社へのアクセス
- 東急目黒線:武蔵小山駅東口より徒歩5分
- 東急目黒線:西小山より徒歩7分
- 公式サイト:https://sanya-hachiman-jinja.localinfo.jp/
三谷八幡神社の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭
- 2月:初午祭、祈年祭
- 3月:上⺒の節句、稲荷社例大祭
- 5月:端午の節句、春祭
- 6月:夏越の⼤祓
- 9月:例⼤祭
- 11月:七五三祭、新嘗祭
- 12月:⼤祓式、除夜祭
- 毎月1日:月次祭
三谷八幡神社近くの神社・寺
| 摩耶寺 | 荏原七福神の寿老人。お釈迦様の母・摩耶夫人をお祀りされています。 |
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| 小山八幡神社 | 荏原七福神の大黒天。高台に鎮座し遠望良好。品川百景に選ばれています。 |
| 荏原金刀比羅神社 | 四国の金刀比羅宮の御分霊を祀る神社。境内にはアメジストの晶洞石が置かれています。 |
| 法護稲荷神社 | 平塚二丁目会館の敷地内に鎮座する商店街の守り神。 |
三谷八幡神社近くのおすすめグルメ
| 王様とストロベリー | 武蔵小山の商店街にある、芸能人も多数訪れている隠れ場的喫茶店。食事&スイーツメニューが充実しています。 |
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