藤沢にある妙善寺(読み方はみょうぜんじ)は、真言密教の真蔵院を前身とする日蓮宗寺院。
鎌倉妙本寺の旧末寺です。
鎌倉時代、佐渡島へ遠島の刑を受け越後(新潟)へ向かっていた日蓮聖人が休息した寺でもあり、それがきっかけで日蓮宗に改宗されています。
また、境内には正宗工芸の先祖・五郎入道正宗も篤く信仰した正一位正宗稲荷大明神の社もあります。

目次
・歴史とご本尊・ご利益
・山門
・境内
・本堂
・正一位正宗稲荷大明神
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
妙善寺の歴史とご本尊・ご利益
山号は長藤山。
旧本山は比企谷妙本寺。
ご本尊は日蓮上人像。
開山の長藤日聞が身延山に上り、中老日法上人が法華経の勧持品(かんじほん)の一七日間勧持品(いしちかかんかんじほん)という経を読んで彫刻した像です。
その創建では、796年(延暦15年)に創建された真言密教の真蔵院が前身となっています。
1271年(文永8年)、佐渡に赴く途中の日蓮聖人が真蔵院に立ち寄った際、当時の住職が感銘を受けて日蓮宗に帰依。
日蓮の弟子となり、法印を受けて日聞と改名したことから法華道場に。
妙善寺として創立されたのは1504年(永正元年)です。
妙善寺の山門
旧東海道から藤沢389号線に入るところにある石柱が目印。
「南無妙法蓮華経 妙善寺」「傳教大師御真作 開運正宗稲荷大明神」と彫られています。


まっすぐと伸びる参道の先には、瓦葺きの屋根の朱塗りの山門。
山門の扁額には「長藤山」。
山門前左側にはお題目の石塔。



妙善寺の境内
境内は広く、正面に本堂。
本堂前にある銀杏の木は、秋になったらきれいな色をみせてくれそうです。

右側には駐車場。
左側には境内社の正一位正宗稲荷大明神が鎮座。


妙善寺の本堂
本堂の扁額には「妙善寺」。
向かって右側には梵鐘。
本堂右側には墓地が広がり、無縁之塔や五輪塔、子育地蔵、日蓮聖人石像などが安置されています。
御朱印・御首題は、昔はおこなわれていたようですが、現在は頒布されていないようです。



妙善寺の正一位正宗稲荷大明神
山門入って左側には、お寺の境内社にしては立派な造りの正一位正宗稲荷大明神。
社号標石には「正一位 正宗稲荷大明神」。
一の鳥居、二の鳥居と続いています。

二の石鳥居をくぐった右側には、稲荷社の石祠。
正面にあるのが正宗殿。


両サイドには、立派な石燈籠と複数の神狐像がズラリ。






ご神体は、最澄(伝教大師)が802年(延暦21年)に彫ったと伝わる正宗稲荷大明神。
もともとは比叡山延暦寺にあったものでしたが、四代執権北条経時の頃に鎌倉に、そしてこの地に移されたのだとか。
鎌倉の正宗工芸の先祖である五郎入道正宗(ごろうにゅうどうまさむね)も守護神として篤く信仰し、この正宗稲荷堂をよく参詣されていたそうです。

「正宗」と呼ばれるには2つの諸説があり、一つは、日蓮が真蔵院に立ち寄った時に、「正宗」を守護する稲荷という意味の「正宗稲荷」と名乗るように説いたとするもの。
もう一つは、後伏見院より刀剣を鍛えるよう命じられた五郎正宗が、稲荷神に祈り宝剣を鍛えたことからなのだとか。

さらに社殿の左奥には稲荷社。
石祠が祀られていました。




妙善寺の詳細
妙善寺へのアクセス
- 小田急江ノ島線:藤沢本町駅より徒歩8分
- 公式サイト:http://myouzenji.com/
妙善寺の主な行事・イベント
- 1月:新年初祈願会
- 2月:節分、正宗稲荷大祭
- 3月:春季彼岸、水子総供養祭
- 8月:盂蘭盆会
- 9月:秋季彼岸、水子総供養祭
- 10月:日蓮大聖人お会式
妙善寺近くの神社・寺
| 白旗稲荷神社 | 厄除け・方位除けの神様である寒川比古命と、歴史の偉人・源義経公を祀る神社。 |
|---|---|
| 荘厳寺 | 藤沢白旗神社の元別当寺、高野山真言宗寺院。義経公の御位牌が安置されています。 |
| 常光寺 | 正式名称「八王山攝取院常光寺」の浄土宗寺院。藤沢七福神の福禄寿を担っています。 |
| 清浄光寺(遊行寺) | 700年の歴史を誇るお寺。広大な敷地に木造の本堂、複数の社殿とあります。 |
| 金砂山観音堂・鼻黒稲荷大明神 | 遊行寺の近く、高台に鎮座。女性の信仰が深い歴史ある金砂山観音の本堂、鼻黒稲荷大明神の社があります。 |
妙善寺近くのおすすめ喫茶・カフェ・食事処
| 遊行茶屋 | 清浄光寺(遊行寺)境内にあるお茶屋さん。土日限定オープンです。 |
|---|---|
| 凛 | 藤沢本町駅近くにある、落ち着いた隠れ家風カフェ。おすすめはナポリタン。 |






