東京都新宿区西早稲田に鎮座する水稲荷神社(読み方はみずいなりじんじゃ)は、都市伝説「北斗七星伝説(江戸の北斗七星)」の6番目の星「武曲星」にあたるスピリチュアルなパワースポット。
当初は現在の早稲田大学9号館裏辺りにありましたが、1963年(昭和38年)に現在地に移転。
境内にある高木神社も元早稲田大学の構内に鎮座していたこと、北野神社は早稲田大学創立者である大隈重信が日々拝礼していたことから、早稲田大学受験生に知られた存在となっています。
また、境内には馬の百太郎(ももたろう)と白ヤギ(ゆき)&黒ヤギが飼育されており、そのかわいらしい姿に癒されます。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・参道
・鳥居・大国社
・境内
・社殿
・高木神社・三島神社・北野神社
・冨塚古墳(清照彦那大神)
・水神社
・耳欠け神狐
・御朱印・お守り
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
水稲荷神社のご祭神・ご利益
ご祭神は三柱。
食物や穀物の神様である宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおみかみ)。
伏見稲荷大社で祀られる稲荷三神の一柱である佐田彦大神(さだひこのおおかみ/別名猿田彦大神)。
住居を護り、人々の和合を叶える大宮姫大神(おおみやひめおおかみ)。
主祭神による五穀豊穣や商売繁昌、家内安全のご利益の他、境内で霊水が湧き出たことから眼病平癒、水商売の繁盛、消防(火伏せ)のご利益で有名です。
水稲荷神社の歴史
創建は941年(天慶4年)。
藤原秀郷が平将門討伐を記念して富塚の上に稲荷大神を勧請したのが始まりで、冨塚稲荷もしくは将軍稲荷と呼ばれていました。
ちなみに藤原秀郷は弓馬術の達人でもあり、藤原流弓馬術の祖とも称される人物です。
1702年(元禄15年)に椋(むく)の木の根元から霊水が湧き出し、眼病の効能があるとして評判に。
「我を信仰する者には火難を免れしむべし」との御神託から、「水稲荷」と呼ばれるようになりました。
ちなみに大椋は戦時中に焼けてしまい霊水もとまり、残った根元だけは大事に保管されています。
1788年(天明8年)、京都御所が大火に見舞われたとき、「江戸の水稲荷」と称する翁が現れ火消しに奔走。
防火の功績をあげたことから関東稲荷惣領職を賜ります。
1963年(昭和38年)に早稲田大学と土地を交換し現在地に。
徳川御三卿の一つ、清水徳川家の旧跡である甘泉園に隣接しています。
水稲荷神社の参道
入り口は早稲田通りと新目白通りの間にある坂の途中。
階段を上がると広く長い参道。
奥に鎮座する境内は右側にあります。



途中には、高田馬場の決闘で有名な堀部安兵衛(ほりべやすべえ)の碑や、江戸後期の農政家・思想家である二宮金次郎像が。
堀部安兵衛は赤穂浪士四十七士の一人で、赤穂藩浅野家家臣の堀部家に婿入りし、忠臣蔵の討ち入りでは江戸急進派のリーダーとして活躍した人物です。


また、隣接する新宿区立甘泉園公園への入り口があり、江戸最古といわれる富士塚もこちらに。
冨士塚の麓に当たる部分には、1780年(安永9年)に日行青山(高田藤四郎)により築かれた浅間神社が鎮座。
御祭神は、木花咲耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)と石長姫尊(いわながひめ)です。
ちなみに藤塚は普段は立ち入り禁止となっており、7月の海の日とその前日に催される「高田富士まつり」の時に登れます。


参道の途中では、白ヤギのゆきちゃんと黒ヤギ(名前がわからない…)が放牧?されていました。



水稲荷神社の鳥居・大国社
参道を進むと右手に鳥居。
鳥居をくぐった左側には平和の礎と手水舎。





右手側には大国主命をお祀りする大国社。
そのご利益は身体健全・金銀融通です。


奥には大田道灌の駒繋松。

水稲荷神社の境内
鳥居から左側に曲がった先が境内。
正面には歴史を感じさせる社殿。
また、社殿裏には境内社と冨塚古墳があります。


左側にある御神楽殿では、神社のお祭りの時に「戸塚囃子」(新宿区指定無形民俗文化財)が披露されています。


水稲荷神社の社殿
稲荷信仰と歴史を思わせる朱色の社殿。
後方の本殿は流造?
周囲には稲荷大明神と染められた赤い幟がズラリと並んでいます。




水稲荷神社の高木神社・三島神社・北野神社
社殿を囲むように境内社が安置されており、左右どちらからも行けます。
社殿向かって右側から進むと、まず見えるのが高木神社。
もともとは早稲田大学構内に鎮座していた社です。
それゆえ、早稲田大学入学御祈願のご利益があると評判になっています。




隣接する三島神社には、甘泉園の旧所有者、清水家の守護神をお祀りしています。

三島神社の先には、天神様(菅原道真公)をお祀りする北野神社。
牛込天神町から御遷座されました。
早稲田大学創立者である大隈重信が日々拝礼していたことから、高木神社と同じく早稲田大学受験生にご利益があると言われています。


水稲荷神社の冨塚古墳(清照彦那大神)
社殿の裏側にある小高い丘は、戸塚の町名の起源ともいわれている冨塚古墳。
早稲田大学9号館裏にあったものがここに移されました。

冨塚古墳の下部には狐穴。


階段途中には社とたくさんの狐像が安置されており、その奥には清照彦那大神を祀るお社。



水稲荷神社の水神社
まるでサークルのような?
囲われた部分の上に、水神様をお祀りする石柱が。
独特の形をしており、六角形でしょうか?


水稲荷神社の耳欠け神狐
社務所の奥には、まるでぴょんぴょんと飛び回っているような躍動感ある姿がかわいい耳欠け神狐さん。
自分の身体の悪いところと耳欠け神狐を交互に撫でると痛みが和らぐと言われています。



反対側にも。

水稲荷神社の御朱印・お守り
社務所は拝殿向かって左側に併設されていますが、こちらは普段は開いていないようです。
かわいい手書きの地図があり、そちらでお守りやお札を授与されています。
ちなみに御朱印はなし。


水稲荷神社で有名なお守りといえば、「夢枕」と、冬至から翌年の節分まで限定頒布されている「一陽来福(大・小・懐中)」。
また、飛行機の神様と言われる徳川御三卿清水家嫡男の徳川好敏中将にあやかった「バロン徳川渡航安全御守り」や、五角形の和紙の厚紙に太占文字で「みずいなり」と書かれた絵馬を思わせる水稲荷神社オリジナルの授与品など、水稲荷神社ならではなのお守りも。




水稲荷神社の詳細
水稲荷神社へのアクセス
- 都電荒川線:面影橋より徒歩3分
- 東京メトロ副都心線:西早稲田駅より徒歩3分
- 東京メトロ東西線:早稲田駅より徒歩10分
- 公式サイト:https://mizuinari.net/
水稲荷神社の主な行事・イベント
- 1月:元旦祭
- 2月:初午祭、節分祭
- 7月:富士祭
- 9月:例大祭
- 12月:冬至祭
水稲荷神社近くの神社・寺
| 亮朝院 | 七面大明神を祀る日蓮宗寺院。石の金剛力士像があります。 |
|---|---|
| 西早稲田天祖神社 | 豊臣秀吉の遺臣小泉源兵衛が創建したとされる神社。 |
| 新宿諏訪神社 | 諏訪の霊泉の湧き水が流れる1200年の歴史ある古社。歌人・在原業平にまつわる伝承から「恋の森」と呼ばれています。 |
| 玄国寺 | 諏訪神社の元別当寺。境内には弁天堂があり、御神木の松ぼっくりで知られています。 |
| 穴八幡宮 | 東京屈指のパワースポット。冬至から節分に頒布される「一陽来復」御守と神事高田馬場流鏑馬で有名。 |
| 法輪寺 | 穴八幡宮の向かいにある日蓮宗寺院。花手水をはじめ、境内の至るところに花が飾られている花寺。 |
| 金乗院 | 江戸五色不動の一つ目白不動堂がある真言宗豊山派寺院。ご本尊は聖観音菩薩。 |






