「お諏訪さま」と呼ばれ親しまれている新宿諏訪神社は、戦国武将にも崇敬された建御名方神(たけみなかたのみこと)を祀る都内でも有数の古社。
1200年以上の歴史があるスピリチュアルなパワースポットです。
正式名称は「諏訪神社」ですが、地名から「新宿諏訪神社」とも呼ばれています。
境内の随所に有名武将や天皇との歴史が残されており、眼病に効くという諏訪の霊泉の湧き水や御神木の夫婦楠、迫力ある菊紋入りの社殿、珍しい塞神三柱の塔、こだわりの御朱印や花文字を使ったお守りなど見どころが多数。
また、平安時代の歌人・在原業平にまつわる伝承から「恋の森(諏訪の森)」と呼ばれていることからも、縁結びや恋愛成就のご利益でも知られています。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・鳥居
・手水舎(諏訪の霊泉)・行幸史跡・駐車場
・二の鳥居・御神木「夫婦楠」
・社殿
・宮神輿庫
・稲荷神社
・御嶽神社
・御朱印・お守り・おみくじ
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
新宿諏訪神社のご祭神・ご利益
ご祭神は、建御名方神(たけみなかたのみこと)・大国主命(おおくにぬしのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)。
建御名方神は大国主神の2番目の息子で、諏訪大社(長野県)のご祭神 。
「お諏訪さま」と呼ばれている、何事にも力強いご利益がある神さま。
七福神の大黒さまとしても知られている大国主命は、国造りの神、農業神、商業神、医療の神様。
豊穣、財福のご利益があり、出雲大社のご祭神として祀られています。
七福神の恵比寿さまとして知られる事代主命は、大国主神の1番目の息子であり、国譲り神話において釣りをしていたことから漁業の神、商売繁盛の神様として信仰されています。
また、平安時代の貴族・歌人である在原業平の伝承と恋の森の言い伝えが残ることから、縁結びや恋愛成就のご利益で有名。
この辺りをさまよっていた在原業平が妻と離れ離れになってしまい、妻を想い「あすはかたここにうつしの宮居かな そのねぎ言をきくや神垣(あしたはここに神がいて願いを聞いてくれるだろうか)」と詠みます。
朝になって起きると、なんとすぐそばに奥様が。
実は同じ大木の下で一夜を過ごしていたのです。
それ以来、この周辺は「恋の森」と呼ばれるようになったと言われています。
新宿諏訪神社の歴史
弘仁年中の頃、公卿であった小野篁(おのの たかむら)が大国主命(おおくにぬしのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)を祀り創建。
当初は松原神社と呼ばれていました。
源頼義と義家の父子、源頼朝公が戦勝祈願しており、頼義・義家父子を祀る白旗社も立てられました(現在は本社に合祀)。
厳島神社は鎌倉幕府第5代執権北条時頼によって建てられています。
その後、太田道灌が社殿を再営するも焼失。
徳川義直公が信濃国の諏訪神を勧請・合祀したことで諏訪神社と改称。
将軍徳川家光公が造営、家綱公が手鷹を奉納されたことで鷹狩りの絵馬が数多く奉納されるようになり、多数の貴重な絵馬が保存されています。
明治の神仏分離までは、今も隣接する玄国寺が別当寺でした。
新宿諏訪神社の鳥居
最寄り駅は東京メトロ副都心線西早稲田駅ですが、JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線が走る高田馬場駅からも近い場所に鎮座。
諏訪通り沿いに建つ立派な黒系の大銅鳥居の先には、緩やかな坂道の参道が奥に鎮座する社殿まで伸びています。
社号碑や扁額には「諏訪神社」。
地名から新宿諏訪神社とも呼ばれています。


新宿諏訪神社の手水舎(諏訪の霊泉)・行幸史跡・駐車場
参道の左側にある手水舎の水は、何百年も前からある霊水。
地下水を汲み出していて龍の吐水口より流れている湧き水で、眼病・諸病に霊験ありとされているスピリチュアルなパワースポットです。
ただ、飲用ではありません。




手水舎の後ろには、1882年(明治15年)、諏訪の森近衛射的場が完成した際に訪れた明治天皇の行幸史跡「明治天皇射的砲術天覧所阯」。
駐車場も兼ねているようです。




新宿諏訪神社の二の鳥居・御神木「夫婦楠」
二の鳥居の前には、高い位置に鎮座する狛犬と、その奥に鎮座する小ぶりな狛犬。
右側には社務所。
左側には御神木、御嶽神社、稲荷神社、宮神輿庫がズラリ。



御神木のクスノキは共生している大木で、夫婦和合などの御利益があると「夫婦楠」または「相生の楠」と呼ばれています。


新宿諏訪神社の社殿
社殿は、1980年(昭和55年)に再建。
やや高さがあり、明治天皇が行幸し奉納した事から菊紋が据え付けられている、多重の千鳥破風が特徴的な鉄筋コンクリート造の社殿です。
小松宮彰仁親王殿下の御真筆の神号額が掲げられており、第108代後水尾天皇が寄進された御神体があります。
境内にあった多数の末社は、御嶽神社と稲荷神社を除いて本社に合祀されています。



拝殿右側には開けた空間から、拝殿の奥に本殿があるのが見えます。
本殿も高い位置にあるため迫力があります。


新宿諏訪神社の宮神輿庫
奈良県唐招提寺にある国宝の校倉を模して1977年(昭和52年)に建立建てられた、コンクリートによる校倉造りの宮神輿庫。


新宿諏訪神社の稲荷神社
境内末社のお稲荷さん。
ご祭神は、受保ノ神(うけもちのかみ)です。



新宿諏訪神社の御嶽神社
「御嶽さん」と呼ばれる境内末社の御嶽神社のご祭神は、大物主命と太玉命。

御嶽神社の社殿前、左側には1682年(天和2年)造立の舟形の「塞神三柱の塔」。
塞神(さえのかみ)とは、村の境や峠に祀られる境界の守護神のことです。
中央に「塞神三柱」、右側に「諏訪上下大明神」および「正八幡大菩薩」、左側に「天(以下欠損のため不明)」および「稲荷大明神」、上方右に月形、左に日形が刻まれている新宿区登録有形民俗文化財です。

右側には、「見ざる、言わざる、聞かざる」と村の名前や庚申講員の氏名が記された庚申塔(こうしんとう)。

新宿諏訪神社の御朱印・お守り・おみくじ
御朱印には、月替わりの午縁(ごえん)御朱印やペガサス御朱印、わんにゃん御朱印、祭事にあわせた期間限定御朱印も頒布されています。
オリジナル御朱印帳は社殿と菊紋がデザインされており、緑と黄色の2種類。


新宿諏訪神社ならではのお守りでは、武神のお諏訪さまによる「勝守」と「勝絵馬」、目のお守り「目御守」、平安時代の歌人・在原業平にまつわる恋の森(諏訪の森)による「恋守」と「恋絵馬」があります。
一部のお守りには、運気上昇や開運のご利益があると言われる、中国で2000年以上の歴史を持つ伝統芸術である花絵文字が取り入れられています。

新宿諏訪神社の詳細
新宿諏訪神社へのアクセス
- 東京メトロ副都心線:西早稲田駅より徒歩1分
- JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線:高田馬場駅より徒歩10分
- 公式サイト:https://koinomorisuwajinjya.com/
新宿諏訪神社の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭、中祭
- 2月:節分祭、紀元節祭、稲荷神社初午祭(※旧暦)
- 3月:祈年祭
- 6月:大祓式(夏越の大祓い)
- 8月:例大祭
- 9月:中祭
- 11月:七五三祝祭、新嘗祭
- 12月:大祓式(年越の大祓い)
新宿諏訪神社近くの神社・寺
| 玄国寺 | 諏訪神社の元別当寺。境内には弁天堂があり、御神木の松ぼっくりで知られています。 |
|---|---|
| 穴八幡宮 | 東京屈指のパワースポット。冬至から節分に頒布される「一陽来復」御守と神事高田馬場流鏑馬で有名。 |
| 法輪寺 | 穴八幡宮の向かいにある日蓮宗寺院。花手水をはじめ、境内の至るところに花が飾られている花寺。 |
| 水稲荷神社 | 緑豊かな境内には白山羊・黒山羊さんが。社殿裏側の高田富士は見ごたえあり。 |
| 夫婦木神社 | 小規模な神社ですが、口コミでの人気の縁結びと子授けのパワースポット。 |






