上神明天祖神社にあたる蛇窪神社と縁がある、下神明天祖神社(読み方はしもしんめいてんそじんじゃ)。
正式名称は「天祖神社」で、下神明駅の駅名由来にもなった神社です。
境内には、樹齢600年を超える大きな御神木や頭上から参拝者を見下ろす大きな狛犬、縁結びや祈願成就のスピリチュアルなパワースポットになっている「叶石(かなえいし)」など見どころあり。
除災と繁栄を祈願して祀られた二つの稲荷社「小市郎稲荷社」が境内に、境外(飛び地境内社)に「戸越伏見稲荷社(戸越大塚山稲荷)」があります。
また、雅楽や歴史研究会などの活動もおこなっており、サイクリスト向け「ツール・ド・御朱印」なんて企画にも参加しています。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居・参道
・境内
・社殿
・小市郎稲荷社
・戸越伏見稲荷社(戸越大塚山稲荷)
・御朱印・お守り・おみくじ
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
下神明天祖神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ/神明さま)、応神天皇(おおじんてんのう/八幡さま)、天児屋根命(あめのこやねのみこと/春日さま)の三柱。
心願成就のご利益で知られており、近年では縁結びや安産祈願で訪れる方も多いそうです。
創建年代は不詳ですが、西暦1400年代初頭、関東での動乱をきっかけに、蛇窪村の東高台に祖先神である天児屋根命(あめのこやねのみこと/春日神)を祀る春日社を建てたのが始まりと言われています。
蛇窪村には古くから天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る神明社が鎮座しており、蛇窪村が上蛇窪村と下蛇窪村に分村した際、上蛇窪村鎮守「蛇窪神社(上神明天祖神社)」と、下蛇窪村鎮守「下神明天祖神社」に分社。
村の分村に合わせて、村の鎮守であった神明社の神(天照大御神・応神天皇)を春日社(天児屋根命)に合祀されています。
当時の別当寺は東光寺。
現在も下神明天祖神社の近くにあり、荏原七福神の毘沙門天を担っています。

下神明天祖神社の鳥居・参道
最寄り駅は東急大井町線下神明駅。
住宅街に鎮座し、一の鳥居は四間通りに面しています。
社号碑には「鎮守天祖神社」。

100mを超える参道が、一の鳥居から社殿までまっすぐに続いています。
参道左脇は月極駐車場。


下神明天祖神社の境内
二の鳥居前には、玉持ちと子持ちの狛犬。
境内は住宅街の中にありとても静か。



二の鳥居のそばには百度石。


左手にある手水舎は、昔ながらの手押しポンプの井戸を使用となかなか珍しい。
現役で使用でき、ポンプを押す事で水が出てきます。
しかも、水盤は亀と凝ってます!


境内右側に神楽殿と社務所。
正面に社殿。
左側には境内社の小市郎稲荷社。




下神明天祖神社の社殿
社殿前には樹齢600年を超えるカヤの御神木があり、その御神木の前には大きな狛犬が鎮座。
狛犬は旧荏原町消防団第五部が奉納したもので、体高1.4m、総高4mの区品川区内最大級の大きさを誇ります。


1973年(昭和48年)に再建された鉄筋コンクリートにより神明造りの社殿。
社殿前は、車が2台分停められる駐車場になっています。

下神明天祖神社の小市郎稲荷社
社殿の左手には、境内社の小市郎稲荷社。
除災と繁栄を祈願して祀られた二つの稲荷社の内の一社「巽(南東)の社」です。
もともとは立会川縁(二葉2丁目内)に在り、1909年(明治42年)に遷座。
村を開墾した名主の屋敷神であったそうです。
2月の初午祭、5月の御田植祭、9月の抜穂祭と斎行されています。

稲荷社の前には耕地整理完成記念碑と叶石(かなえいし)。
願いを込めて叶石に触れると良いそうです。

叶石の奥にある小さな石碑は、小市郎稲荷社の元鎮座地にあった石碑。
「村始まり稲荷社前旧跡にして寛文八戊申年旱魃の節雨を祈りしに其跡あり、此辺を西耕地といへども里俗に小市郎乃田場と唱えたり」と記されています。

朱色の鳥居が連なる参道の奥に社。


絵馬掛けにかかっている絵馬は、小市郎稲荷社の狛狐をデザインしたものでしょうか。
愛嬌があってかわいらしい。



ちなみに、小市郎稲荷社の右手には小さな田んぼが整備されています。
収穫された稲穂は、例大祭の神饌として本社や稲荷社に献上されるそうです。
下神明天祖神社の戸越伏見稲荷社(戸越大塚山稲荷)
戸越伏見稲荷社(戸越大塚山稲荷)は、境外にある飛び地境内社で、戸越中央商店街や戸越伏見稲荷講によって大切にされています。
除災と繁栄を祈願して祀られた二つの稲荷社の内の一社「乾(北西)の社」。
2月には初午祭が斎行されています。
※戸越伏見稲荷社(戸越大塚山稲荷)の詳細はこちら
下神明天祖神社の御朱印・お守り・おみくじ
通常御朱印には「天祖神社」と「小市郎稲荷社」。
オリジナル御朱印帳もあり。
月替わりの御朱印も頒布しており、田んぼの成長印を入れた月替わりの御朱印は、稲の成長に合わせて稲のデザインが変わります(抜穂祭、出穂・開花、分けつ、成長、御田植祭)。
なかでも人気が高いのが10月の「縁結び」をテーマにした御朱印です。
また、2018年(平成30年)より始まったサイクリスト向け御朱印企画「ツール・ド・御朱印」と専用御朱印帳も頒布されています。
お守りでは、青摺の装束がモチーフの「心願成就」や舞楽に使われる雑面をモチーフにした「芸事上達守り」など、下神明天祖神社ならではのお守りが授与されています。


下神明天祖神社の詳細
下神明天祖神社へのアクセス
- 東急大井町線:下神明駅より徒歩5分
- JR横須賀線:西大井駅より徒歩10分
- JR京浜東北線:大井町駅より徒歩15分
- 公式サイト:https://shimo-shinmei.jp/
下神明天祖神社の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭
- 2月:節分祭、紀元祭、祈年祭、天長祭
- 5月:御田植祭
- 6月:夏越大祓
- 7月:形代流し
- 9月:抜穂祭、例大祭
- 11月:新嘗祭
- 12月:年越大祓
- 毎月1・15日:月次祭
- 神明雅楽:年3回
- しんめい縁日:年2回程度
下神明天祖神社近くの神社・寺
| 東光寺 | 烏枢沙摩明王(トイレの神様)を祀る比叡山延暦寺の末寺。また、荏原七福神の毘沙門天。 |
|---|---|
| 大照山相慈寺不動堂 | 脳天大神を祀る不動堂。コンパクトな境内には多数の仏さまが祀られていて見ごたえあり。 |







