我慢を強いられた10代

「特にできる治療はない」と耳鼻科のお医者様から言われたことからも、1~2年に1回ほど検査をするために受診。
少しずつ下がる聴力ラインを見ては、ため息をつくだけでした。

とはいえ、まだこの頃は高音が聞こえにくいだけで、日常会話にそこまで支障は出ていない状態。
学校でも友人と普通に会話を楽しんでいました。

ただ、一つだけ守っていたのが、大きな音量には近づかない事。

大音量を耳にすることで進行が早まるかもしれないと言われているのですから、なにはともあれこれだけは守るようにしていました。

なので、ライブやコンサート、カラオケ、映画などは自然とNGに。

 

10代の一番楽しみたい年頃に、これらがNGなのは非常にキツイ。

10代と言えば、好きなアイドルやアーティストにキャーキャー言っている年代ですから、ライブやコンサートに行けないのは苦行としか思えないほど。

映画やカラオケも友人との付き合いでは定番ですから、これがNGというのはなかなか辛いものが…。

 

それでも行きたかった私は、耳栓を活用するという手段に出たわけです。

コンサートやライブでは耳栓を装着。
耳栓を付けている人なんてほぼいないので、変な人に見られないように髪で隠して見えにくくしたりと、涙ぐましい努力も。

ちなみに、耳栓をつけていると程よい音量で、外すと爆音。
生の音を聴ける皆が羨ましくてしかたがなかったなぁ…。

 

そんな我慢の10代。

今のようにそこまで発達していなかったのが、救いだったともいえなくもない時代でした。
スマホもない、ウォークマン世代だし。




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