常照寺からほど近い場所にあるお三の宮日枝神社。
ご鎮座340年と古い歴史をもつ神社です。
古くは「山王宮」が「山の宮」と呼ばれていたのが訛り、「おさんの宮」に変化。
さらに、「お三の人柱伝説」から「お三の宮」と描かれるようになったそうです(お三の人柱伝説については、公式サイトに詳しく掲載されています。興味ある方は是非!)。
鳥居は、鳥居の上に合掌形の破風のついた日枝神社特有の「山王鳥居」。
山王鳥居の近くにいる狛犬は、なんと砲弾を抱えています。
明治の終わり、日露戦捷記念で建てられたのだとか。
足を掛けている物もすごければ、お顔立ちもすごいですね。
迫力ある!
お三の宮日枝神社の主祭神は大山咋命(おおやまくひのみこと)。
相殿神は宇迦之御魂命(うがのみたまのみこと)です。
大山咋命は、音を立てて飛ぶ赤い鏑矢「丹塗の鳴鏑」の化身として、開運・子授け・縁結びのご利益が。
「おさん」の伝説からお産(安産)のご利益。
神様のお使いが神猿(まさる)であることから、「魔が去る」「何事にも勝る」に通じて厄除け・勝負ごとにご利益があると言われています。
宇迦之御魂命は五穀豊穣の神・商売繁昌の守り神として、稲荷神社として祀られています。
境内には、まさる様を見つけることができます。
拝殿前にいる狛犬は、鳥居のところに鎮座する狛犬とはまた趣が異なり、愛嬌のあるニカッと笑顔。
拝殿は、本殿・幣殿・拝殿の権現造、銅葺です。
拝殿の左側には神楽殿、そして幼稚園があります。
右側には堰神社。
こちらは一旦、境内を出てぐるりと回って参拝です。
吉田新田の用水堰の守神として水速女神(みずはやめのかみ)が、さらに道祖社、長者稲荷社、庚神社が合祀されています。
「せき」と読むことから、いつしか咳の神様の信仰も。
御朱印は、当面の間は書置きのようです。
ピンク色の下地に描かれて華やか。
紙は2ヶ月ごとに変わるのだとか。
また、奇数月と偶数月で神猿印が異なります。
奇数月では男猿、偶数では親子猿です。
まさる様といえば、東京の日枝神社が思い出されます。
御朱印と一緒に授与されたストラップは、自転車の鍵につけて毎日持ち歩いています。
まさる様繋がりの神社が横浜にもあったとは!
まだまだ神社仏閣の勉強がたりません。
お三の宮日枝神社を参拝したら、また赤坂に行きたくなりました。
懐かしい思い出にほっこりしたら、今度はゆず壁画がある岡村天満宮です。