中央区に鎮座する新川大神宮(読み方はしんかわだいじんぐう)は、江戸時代の1625年(寛永2年)に創建された400年の歴史ある古社。
江戸時代、隅田川に通じる水路から新酒が届くと、新川大神宮に奉納してから販売したことから、酒問屋の守護神として崇拝されているスピリチュアルなパワースポットです。
ちなみに、新川大神宮は近隣の酒問屋を中心とする崇敬者により管理れており、神職は常駐しておらず社務所はありません。
そのため、御朱印もなし(2026年8月)。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・鳥居
・境内
・清酒積樽
・社殿
・アクセス
・近くにある神社・寺
新川大神宮のご祭神・ご利益
ご祭神は、伊勢神宮と同じ天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)の2柱です。
そのご利益は、天照皇大神の御神徳による国家安泰・子孫繁栄、豊受大神の御神徳による五穀豊穣・産業振興。
また、江戸時代から酒類業界・酒問屋の守護神として、商売繁盛・事業発展など商売に関するご利益があると言われています。
毎年10月には、富岡八幡宮の宮司により例大祭が斎行。
例大祭などの祭事や、商談成立や初売りなどの酒問屋の行事では、「新川締め」とよばれる独特の手締めが行われています。
新川大神宮の歴史
創建は1625年(寛永2年)。
慶光院周清上人(けいこういん しゅせい しょうにん)が、二代将軍徳川秀忠から江戸代官町に屋敷を賜り、邸内に伊勢両宮(内宮・外宮)の遥拝所として創建したのが始まりです。
1657年(明暦3年)の明暦大火で社殿を焼失したことから現在地に。
明治期に一旦「天祖神社」に改称するも、戦後に「新川大神宮」に再び改称されています。
新川大神宮の近くには隅田川に通じる水路があることから、日本酒の名産地である上方から樽廻船が到着。
下り酒を扱う酒問屋が集積し酒類の一大市場が形成され、産土神として特に酒問屋からの信仰を集め、毎年新酒が届くと神前に献じてから販売されていました。
以後、400年以上にわたって酒問屋の守護神として崇敬されています。

新川大神宮の鳥居
最寄駅は東京メトロ東西線・日比谷線の茅場町駅。
永代通りから1本入った、オフィスビルやマンションに囲まれた場所に位置鎮座しています。


新川大神宮の境内
都心のビルの谷間に佇む奥に長い境内。
鳥居をくぐった右側には手水舎、左側には清酒積樽。



正面には社殿があり、参道の真ん中にはスロープ。
「天祖神社」と書かれた(旧)社標も。


新川大神宮の清酒積樽
鳥居入って左側にある清酒積樽の飾棚には、白雪、惣花、白鹿、沢の鶴、白鷹、菊正宗、松竹梅、新川一番船、日本盛、月桂冠、吉乃川、大関、櫻正宗、金陵、賀茂鶴、白鶴、黄桜、金鵄正宗とよく耳にするお酒がズラリ。
樽の並び順は、平等公平から宮総代によるあみだくじにて決定されたそうです。
ちなみに、年末には樽酒祭を開催。
江戸期以来の新川の風物詩であった、仕事納め・年越し用の下り酒の樽酒量り売りを復活させた催しで、ご祈祷済の樽酒を瓶に移し替え販売されているそうです。

新川大神宮の社殿
伊勢神宮の遥拝所として始まったことからも、伊勢神宮と同じ神明造。
地面から一段高く床が組まれ、正面には階段が設けられた高床式。
屋根の傾斜が直線的で過度な装飾は排除した、シンプルで厳かな雰囲気があります。


新川大神宮の詳細
新川大神宮へのアクセス
- 東京メトロ東西線・日比谷線:茅場町駅より徒歩5分
- 東京メトロ日比谷線・JR京葉線:八丁堀より徒歩9分
- 東京メトロ半蔵門線:水天宮駅より徒歩9分
- 公式サイト:http://shinkawadaijingu.or.jp/
新川大神宮近くの神社・寺
| 日本橋日枝神社 | 縁結び、商売繁盛に御利益ある神社。場所が場所だけに株にまつわるお守りが多くあります。 |
|---|---|
| 高尾稲荷神社 | オフィスビルの一区画に鎮座。吉原の花魁である二代目高尾太夫の頭蓋骨が祀られています。 |
| 於岩稲荷田宮神社 | 宮司はお岩さんのモデルとなった田宮家の御当主。新宿区に飛地境内社の四谷於岩稲荷田宮神社があります。 |
| 今村幸稲荷神社 | 建物の二階部分にお祀りされている、アパートと一体型になった神社。 |






