本郷三丁目駅に近い、建物に囲まれた場所にひっそりと鎮座する富士浅間神社(読み方はふじせんげんじんじゃ)。
もともとは現・東大本郷キャンパス敷地内にお祀りされていた神社です。
小さいながらも拝殿は富士山に見立てた山の上にあり、江戸時代の富士信仰の拠点の一つになっていました。
「本富士」とも呼ばれ、かつての町名 「本富士町」の由来にも。
また、一時は加賀前田家の屋敷神でもありました。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・境内
・鳥居・社殿
・アクセス
・近くにある神社・寺
富士浅間神社の歴史とご祭神・ご利益
御祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
創建は1573年(天正元年)。
本郷村の名主が、現在の東京大学本郷キャンパスの地に駿河の富士浅間神社を勧請・創建したのが始まりです。
1628年(寛永5年)に加賀前田家が上屋敷をその地を賜ったものの、明治に入ると国に接収。
旧地の南西の一角に屋敷とともに移転したのが現在地です。
前田家が駒場へ移転後は、地元の富士会(現在の本富士町会の前身)によって管理されています。

富士浅間神社の境内
神社は春日通りに面して鎮座。
敷地は玉垣ではなくフェンスが張られ、文京区教育委員会による案内板が。
さらに、斜めに伸びた大きな木が正面を遮り、右側にはちいさな公園(砂場かな?)がありました。
細長い敷地の奥、正面に社殿が見えます。



富士浅間神社の鳥居・社殿
社は鳥居とともに覆堂にすっぽり。
小ぶりの鳥居がかわいい。
かつては、東大赤門を入った右側の辺りにあった「椿山」と呼ばれる小丘に祀られていたそうです。



社殿の隣には、明治期奉納の富士浅間大神碑。

富士浅間神社の詳細
富士浅間神社へのアクセス
- 都営大江戸線:本郷三丁目駅4番出口より徒歩2分
- 東京メトロ丸の内線:本郷三丁目駅2番出口より徒歩4分
富士浅間神社近くの神社・寺
| 麟祥院 | 徳川家光の乳母・春日局の菩提寺。参詣すると願いが通ると言われていた妙心寺派江戸四箇寺の一つ。 |
|---|---|
| 五社稲荷神社 | 戦後に近隣にあった五社を合祀。建物に囲まれた小さな神社。 |
| 本郷薬師堂 | 本郷通り沿いにある大きく目立つ門を通った先にある小さなお堂。少し先に十一面観音があり。 |
| 櫻木神社(桜木天神) | 太田道灌が江戸城築城の際に創建。裏手には「見送り稲荷(おこんこんさま)」が鎮座。 |
| 法眞寺(法真寺) | 東大の赤門近くに鎮座。本堂のステンドグラスが美しい、樋口一葉ゆかりのお寺です。 |






