神奈川県鎌倉市にある豊島屋稲荷神社(読み方はとしまやいなりじんじゃ)は、鳩サブレーで有名な豊島屋本店舗脇の小路に鎮座するお稲荷様です。
そのご利益はもちろん五穀豊穣・商売繁盛。
本店での買い物ついでに誰でも気軽に参拝できます。
また店内には七福神の一柱で、商売繁盛の福の神である大黒天(だいこくてん)さまが祀られており、こちらも誰でもお参りすることができます。
豊島屋本店では、外に屋敷神であるお稲荷様、内に大黒天様をと、二柱の福の神によってお店が守られています。
繁盛するのも納得です。
ちなみに、屋敷神なので御朱印はありませんが、和菓子屋さん版「御菓印(ごかいん)」があります。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居
・社殿
・大黒天社
・アクセス
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
豊島屋稲荷神社の歴史とご祭神・ご利益
豊島屋稲荷神社は、いわゆる「屋敷神」と呼ばれる神様。
株式会社豊島屋の創業は1894年(明治27年)で、この頃の古い商家や企業では、敷地内に京都の伏見稲荷大社などからお稲荷様を勧請し、商売繁盛や火伏せ(火災除け)を願うのが定番でした。
公式の由緒書きやご祭神名前についての案内はありませんが、一般的な日本の稲荷信仰から宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)であるのは間違いなさそうです。
また、豊島屋の看板商品といえば「鳩サブレー」で有名です。
鳩といえば八幡大神の神使。
すぐ近くには八幡大神(応神天皇、比売神、神功皇后の三柱)を祀る鶴岡八幡宮も鎮座していることから、そちらからご分霊を勧請・創建してもよさそうなものですが、そもそも鳩サブレーが誕生したのは創業から数年後。
鶴岡八幡宮を深く崇敬していた初代店主の久保田久次郎氏が、八幡様にちなんだお菓子として考案したのが始まりです。
豊島屋稲荷神社の鳥居
豊島屋稲荷神社は、豊島屋本社横にある八十小路(はとこうじ)に鎮座。
目立たないのでうっかり見落としてしまいがち。
ちなみに、通りを抜けた先には「豊島屋菓寮 八十小路」があります。




豊島屋稲荷神社の社殿
社殿前には、小狐のような可愛らしい神狐様が鎮座。
毎年二の午の日には、鶴岡八幡宮より神職の方がいらして初午祭を斎行されています。



木製の社殿は、石の台座の上に置かれたコンパクトな造り。
前には小さな石造りの手水鉢がおかれており、横には「小峯重太郎」の名が刻まれています。
とっても小さくてびっくり(しかしかわいい)。
明治から大正時代にかけて活躍した鎌倉彫の名工・小峯重太郎氏は、豊島屋初代・久保田久次郎氏と親交があり、鳩サブレーを入れる木製の鳩の容器(鎌倉彫の器)などの制作を手掛けていたそうです。


豊島屋稲荷神社の大黒天社
店内のお手洗いへの通路の近くには、大黒天様が納められた立派な木の祠(ほこら)。
稲荷神社の初午祭に合わせて大黒天祭もおこなわれ、五穀豊穣や商売繁盛が祈願されています。
ちなみに、こちらの祠には「隠れ鳩」が潜んでいます。
探してみるのも楽しい隠れスポットです。


豊島屋稲荷神社の詳細
豊島屋稲荷神社へのアクセス
- 各線:鎌倉駅より徒歩4分
豊島屋稲荷神社近くの神社・寺
| 鶴岡八幡宮 | 鎌倉の名所。広大な敷地には境内社や幼稚園、ミュージアム、カフェとあります。 |
|---|---|
| 妙隆寺 | 鎌倉幕府御家人・千葉常胤の子孫、千葉胤貞が建立。鎌倉・江の島七福神の寿老人を祀っています。 |
| 蛭子神社 | 小町大路から少し入った所にある神社。社殿は鶴岡八幡宮末社の今宮から譲り受けています。 |
| 大巧寺 | 「おんめさま」と呼ばれる安産・子育て祈願で有名なお寺。手入れされたお庭を歩くだけでも気持ち良いです。 |
| 巽神社 | 坂上田村麻呂が創建、源頼義が社殿を改築した由緒ある神社。社殿の彫刻が見事です。 |
豊島屋稲荷神社近くのおすすめ喫茶・カフェ・食事処
| 不動茶屋 | 鎌倉最古の窟堂と同じ敷地内にある隠れ家カフェ。スイーツの他、自家製ラーメンも人気です。 |
|---|---|
| 鎌倉かつ亭 あら珠 | トンカツ専門店。テイクアウトのお弁当も人気。 |
| 朝ごはん | 6時半から9時までの和定食の朝食専門店。 |
| 喫茶モア | 古風なヨーロピアン風喫茶店。リーズナブルなランチ。 |
| カフェ久時 | 登録文化財で有名な湯浅物産館内にあるカフェ。こだわりの木炭焙煎珈琲をレトロ・モダンな店内で。 |






