御祭神に日本武尊、相殿に天児屋根命(あめのこやねのみこと)と東照宮(徳川家康公)、末社には豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が祀られている鳥越神社。
除災・必勝祈願・商売繁盛・出世開運・安産などさまざまな御利益があるとされるパワースポットです。
6月上旬におこなわれる例大祭は、約1400年の歴史を誇る東京都台東区の伝統祭り(鳥越祭、鳥越まつり)。
鳥越神社の周辺にはたくさんの屋台が出店。
土曜の各町会のみこし、日曜の千貫神輿(せんがんみこし)とそれぞれ見応えがあります。
特に、クライマックスとなる夕方からの鳥越の夜祭りの人の多さはすごいので、混雑を避けて千貫神輿をじっくりと見るのであれば、土曜日に参拝するのもおすすめです。
境内には千貫神輿が安置され、間近でみることができます。
目次
・お祭りスケジュール
・境内の様子
・千貫神輿
・町会神輿
・屋台風景
・大祭特別御朱印
・アクセス
・近くにある神社・寺
鳥越祭のお祭りスケジュール
初日(金曜)は、夕方から宵宮清祓を齋行。
2日目(土曜)は町会の神輿渡御。
3日目(日曜)は、鳥越祭りの目玉ともいえる千貫神輿の宮出し。
重さが都内最大級とされる昭和初期謹製の千貫神輿(せんがんみこし)を、氏子町会間でリレーのように受け渡していき、一日かけて町を巡ります。
夜遅くの宮入り(鳥越の夜祭り)は、まさに祭りのクライマックス!
多くの人で賑わいます。
4日目の最終日は大祭式を齋行し終了です。
鳥越祭の境内の様子
鳥越神社の最寄り駅は都営浅草線蔵前駅。
JR総武線浅草橋駅からも行けるなど、電車でアクセスしやすい場所にあります。
ちなみに、鳥越神社大祭の開催中は交通規制がおこなわれ、神社周辺や蔵前橋通りの周辺で車両通行禁止の区間が設定されていますので、車で来る場合は注意が必要です。
土曜の午後に参拝した所、境内とその周辺には多くの人!
拝殿にはズラリと長蛇の列ができ、千貫神輿のところでは記念撮影をする人で賑わっていました。
鳥越祭川柳の大賞と優秀賞が発表されていました。
「川柳」は台東区発祥の伝統文芸。
川柳文化の元祖・初代柄井川柳翁は、鳥越神社の氏子でもあったそうです。
鳥越神社の千貫神輿
鳥越神社の御本社神輿である千貫神輿は、台輪幅4尺3寸(約163センチ)、重さ約4トンある都内でも規模の大きな神輿。
4日間ある例大祭の3日目(日曜)には、千貫神輿を氏子各町が引き継ぎながら担ぎます。
日が暮れると、神輿の弓張提灯と町会の高張提灯に火が入り、荘厳かつ幻想的な宮入道中に。
その様子から「鳥越の夜祭り」と呼ばれています。
ちなみに、神輿のルートは3月末におこなわれる順路調査から決定。
ルート上に障害となるものはないか、測定器でしっかりと計測しておこなわれているそうです。
渡御列では、猿田彦(天狗)や手古舞連、子供たちの持つ五色の旗が先頭を歩きます。
拝殿前には五色の旗が飾られていました。
鳥越祭の町会神輿
鳥越神社の周辺では、町会神輿の姿もみられます。
どの御神輿もすばらしいです!
また、周辺の建物入り口には、「鳥越祭」と書かれた提灯がぶら下がっていました。
鳥越祭の屋台風景
鳥越神社のお祭りでは、約250軒にもなる屋台が出店。
神社の周辺道路では、さまざまな屋台グルメが楽しめます。
鳥越祭の大祭特別御朱印
お祭り期間中は、大祭特別御朱印の限定頒布もあり。
書置き対応です。
鳥越神社の詳細
鳥越神社へのアクセス
- 都営浅草線:蔵前駅より徒歩5分
- JR総武線・都営浅草線:浅草橋駅より徒歩8分
- 都営大江戸線・つくばエクスプレス:新御徒町駅より徒歩8分
- 公式サイト(Facebook):https://www.facebook.com/torikoej
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