【東京・墨田区】皇室とも縁が深い!錦糸町の津軽稲荷神社

津軽稲荷神社は、錦糸町駅の北側、JR総武本線と平行して東西に走る北斎通り沿いにある稲荷神社です。

青森県弘前城主・津軽四郎為信の下屋敷にて、屋敷神として祀られていた稲荷神を祀っています。

1910年(明治43年)に錦糸町の町内会に払い下げられ、それ以降、地元の守り神として大切にされています。

また、津軽稲荷神社は昭和天皇の次男・常陸宮正仁親王の皇妃である正仁親王妃華子様とも深い関りがあります。

津軽稲荷神社

 





目次
歴史
境内
社殿
境内社・弁財天社
御朱印
アクセス
近くにある神社・寺
 

津軽稲荷神社の歴史

津軽稲荷神社は、もとは青森県弘前城主津軽四郎爲信の下屋敷内に祀られていた屋敷神ですが、災害をきっかけに町内会の所有になりました。

藩邸が払い下げられても津軽藩と津軽稲荷神社との繋がりが消えることはなく、津軽藩第14代当主・津軽義孝の第四女・津軽華子様が常陸宮妃となった際にはお祝いを贈り、その御返し社殿内に保存されています。

ちなみに、津軽藩は明治維新後に華族となり、伯爵家の称号が与えられています

また、境内にあるヤエベニシダレは弘前市から贈られたもので、2月の初午祭にはお餅の他に津軽のリンゴが配られているそうです。

 

津軽稲荷神社の境内

歩道沿いに石鳥居があり、参道には地元の店名などが記載された赤いのぼりがズラリと立ち並んでいます。

その数や境内がきれいに整えられていることからも、地元の守護神としての信仰の深さをうかがい知ることができます。

津軽稲荷神社

 

御手水は手水鉢底から水が湧き出るタイプで、「ここの水は参拝のためのお清めの水なので、洗濯などは固く禁じます」と注意書きが!?

津軽稲荷神社 手水舎

津軽稲荷神社 手水舎

 

狛狐は、右が子抱きで、口元をみると歯を剥き出しにしています。
まるで威嚇しているようにも見え、不届き者を寄せない迫力があり良いですね。

左側の狛狐は宝珠を抱え、こちらはそこまでではないものの、やっぱり威嚇。

津軽稲荷神社 狛狐

津軽稲荷神社 狛狐

 

津軽稲荷神社の社殿

瓦葺の屋根に朱塗りの柱に白壁の社殿。
震災や戦災で焼失していますが、1960年(昭和35年)に再建しています。

ご祭神は、五穀豊穣・商売繁盛の神様である宇賀御魂神です。

ちなみに、屋根瓦の上にも狐様がいらっしゃいます。
劣化防止のためか、金網がかけられています。

津軽稲荷神社

津軽稲荷神社

津軽稲荷神社

 

津軽稲荷神社の境内社・弁財天社

津軽稲荷神社の社殿隣には弁財天社があり、小さな池にかかった朱色の太鼓橋の先に鎮座しています。

弁財天は江ノ島弁財天の分神です。

津軽稲荷神社 境内社 弁財天

 

太鼓橋の手前には、布袋様の銅像。

七福神でもお馴染みの布袋様ですが、他でみるよりも小さめでしょうか?
ちょこんとある姿がかわいらしいです。

津軽稲荷神社 布袋様

 

橋を作ったのは弘前市出身の方。
ここでも青森との深いつながりが!?

池は地下水ではなく雨水(天水)のようです。

津軽稲荷神社 境内社 弁財天

津軽稲荷神社 境内社 弁財天

 

津軽稲荷神社の御朱印

町会事務所が社務所を兼ねていることからも、ほぼ通常は無人。
御朱印はないようです。

ただ、ご祭神などは、本所の総鎮守である牛嶋神社が兼務社として管理されているようです。

 

津軽稲荷神社の詳細

津軽稲荷神社へのアクセス
  • 各線:錦糸町駅より徒歩7分


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