【日本橋】富塚でセルフ宝くじ祈願!金運アップなら椙森神社

中央区日本橋に鎮座する椙森神社(読み方はすぎのもりじんじゃ)は、新橋の烏森神社、神田の柳森神社と並ぶ江戸三森の一社。

また、近くに鎮座する福徳神社と同じく宝くじ(富くじ)のご利益で有名で、境内には江戸時代に盛んにおこなわれた富くじ興行を偲ぶ「富塚」があります。

そのため、「宝くじが当たる」といったスピリチュアルなパワースポットとしても知られています。

さらに、これまた近くに鎮座する宝田恵比寿神社で開催される10月のえびす講「べったら市」は、椙森恵比寿神大祭と同日開催でおこなわれています。

日本橋 椙森神社 社殿





目次
歴史とご祭神・ご利益
鳥居
境内
社殿
御朱印
お守り
初午祭
例大祭
椙森恵比寿大祭とえびす講「べったら市」
アクセス
主な行事・お祭り
近くにある神社・寺
 

椙森神社の歴史とご祭神・ご利益

ご祭神は、伍社稲荷大神。
倉稲魂大神(うかのみたまのかみ)・素戔嗚大神(すさのおのかみ)・大市姫大神(おおいちひめのかみ)・大巳貴大神(おおなむちのかみ)・四大神(しのおおかみ)です。

相殿神には恵比壽大神(えびす)。

そのご利益は、金運(宝くじ的中)、商売繁盛、出世、福徳繁栄、農業繁栄、縁結び、厄除け、子孫繁栄、開運、女性守護、夫婦和合などです。

 

椙森神社は1,000年以上の歴史があり、平安時代の武将・藤原秀郷(もしくは田原藤太秀郷)が、平将門の乱を鎮圧する先勝祈願として創設
願望成就の報賽として奉納した白銀の狐像は、今も現存しているそうです。

室町時代には太田道灌が雨乞い祈願のため、山城国(京都府)伏見稲荷の伍社の神を勧請。
江戸三森の一つに数えられています。

江戸三森とは、稲荷神社系、江戸開拓の祖である太田道灌が定めた、江戸期において社名に「森」の字を持つ代表的な三つの神社の総称。
椙森神社・烏森神社(港区)・柳森神社(千代田区)です。

寛文年間の頃、吉川神道の創始者・吉川惟足が、御祭神の1柱である大巳貴大神より御宣託があったとして恵比寿大神を奉斎しています。

享保年間の頃には、寺社の修理費用に充てる事を目的に、幕府が禁令としていた「富籤(富くじ)」の許可を得て開始。

他にも許可された寺院は多数あり、中でも谷中感応寺・目黒滝泉寺(目黒不動尊)・湯島天神盛は盛んにおこなわれていたことから「江戸の三富」と呼ばれていたそうです。

 

椙森神社の鳥居

最寄り駅は東京メトロ日比谷線小伝馬町駅
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線の人形町駅からも歩いてこれる距離です。

ビルが立ち並ぶ日本橋堀留町の路地に面して鎮座。
表参道は西側です。

鳥居の右側は境内駐車場ですが、こちらは月極駐車場として使われているようです。
参拝者用はなし

駐車場の一角には神楽殿がありました。

日本橋 椙森神社

日本橋 椙森神社

 

東側(人形町通り)にも鳥居。

日本橋 椙森神社

日本橋 椙森神社

日本橋 椙森神社




 

椙森神社の境内

表参道の鳥居を潜ったところに一対の狛犬。
1933年(昭和8年)奉納の、子持ちの阿形と玉持ちの吽形。

日本橋 椙森神社 狛犬

日本橋 椙森神社 狛犬

 

左側には手水舎。

その隣にある富塚の碑は、興行を偲び1919年(大正8年)に建てられ、1953年(昭和28年)に再建。
富札も残されており、社殿と共に中央区民文化財に登録されています。

宝くじの起源とされる富くじを偲ぶ事からも、宝くじ当選祈願のご利益を願うパワースポット!

宝くじの祈願方法は、椙森神社で用意されている三方に宝くじを乗せ、富塚において祈願するだけ。
三方は冨塚もしくは拝殿のお賽銭箱の上に置かれています。

日本橋 椙森神社 手水舎と富塚

日本橋 椙森神社 三方
参拝した日はお賽銭箱の上にありました。

 

社殿の右側には社務所と神輿庫。

日本橋 椙森神社
左奥が社務所

 

椙森神社の社殿

社殿は関東大震災で全焼し、現在の社殿は1931年(昭和6年)に耐震構造の鉄筋造りで再建。

鉄筋造りとはいえ、白を基調とした伝統的な神社建築の形式や意匠が随所に用いられており、区民有形文化財に登録されています。

日本橋 椙森神社

日本橋 椙森神社 社殿

日本橋 椙森神社 社殿

 

椙森神社の御朱印

御朱印は社殿右奥にある授与所でいただけます。

通常の御朱印では、椙森神社と日本橋七福神・恵比寿神の2種類。

限定御朱印では、毎月13日と10月3日の「富の日」、9月2日の「富塚くじの日祈願祭」、10月19・20日の「椙森恵比寿神大祭」が。
旧暦の初午の期間(3月)は、お狐様のスタンプが押された初午仕様の御朱印もあります。

日によって直書きに対応しており、参拝客が多い日などは書置きになるようです。

御朱印帳は、富塚をデザインした黒色と白金の2種類あります。
しかも、復刻品の富籤御守護入り

日本橋 椙森神社 御朱印

 

また、日本橋七福神巡りの色紙も。

ただ、一社ですべての社の御朱印が押された七社押印済での拝受(2025年2月確認)。

各神社で色紙印・宝船ご神像を受ける巡拝方式はとっていません

日本橋 椙森神社




 

椙森神社のお守り

お守りでは、袋型の「懐中御守」や「恵比寿御神像守」、や「交通安全守」など多数あり。

椙森神社ならではともいえるのが、宝くじを入れて当選祈願する「富久當籤(ふくあたりくじ)入れ」。
宝くじの当選を願う方におすすめです。

価格は「13(とみ)00円」とこだわりっぷり。
紫と金色の2種類あり、富籤御守が入っています。

日本橋 椙森神社 授与所(社務所)

 

椙森神社の初午祭

椙森神社の初午祭は旧暦の3月におこなっており、他5社と一緒に参加無料のデジタルスタンプラリー「江戸日本橋初午めぐり」を開催しています。

開催神社は以下↓

・椙森神社
末廣神社
笠間稲荷神社東京別社
松島神社
・福徳神社
・日本橋日枝神社

※初午祭の詳細はこちら

江戸日本橋初午めぐり 期間限定授与品

 

椙森神社の例大祭

5月におこなわれる例大祭は3年毎に本祭

町内を巡る神輿渡御は3年に一度
1931年一千年祭を記念して作製された、総体350貫(約1.4t)、鳳凰16貫、胴回り金具に厚板浮き彫りが施された大神輿です。

また、神楽殿では神楽・囃子が奉納されます。

 

椙森神社の椙森恵比寿大祭とえびす講「べったら市」

10月に2日間にわたっておこなわれる椙森恵比寿大祭と、宝田恵比寿神社の「日本橋べったら市」は同日開催。

日比谷線の小伝馬町駅から人形町駅までのエリア(日本橋本町、大伝馬町付近)一帯で開催され、この期間はエリア一帯が通行止めになり歩行者天国に。
約400の露店が並びます。

また、御神輿が担がれたり、盆踊り大会が開催されたりと大賑わい。
当日限定御朱印も頒布されています。

 




椙森神社の詳細

椙森神社へのアクセス
  • 東京メトロ日比谷線:小伝馬町駅より徒歩5分
  • 東京メトロ日比谷線・都営浅草線:人形町駅より徒歩6分


椙森神社の主な行事・お祭り
  • 3月:初午祭
  • 5月:例大祭
  • 9月:富塚くじの日祈願祭
  • 10月:椙森恵比寿神大祭(べったら市)、とみの日
  • 毎月13日:とみの日

椙森神社近くのおすすめ神社・寺
富澤稲荷神社 こじんまりとした綺麗な神社。境内社に初姫稲荷神社があります。
三光稲荷神社 失せ猫祈願で有名な神社。御朱印は近くのお化粧品店でいただけます。
出世稲荷神社・岩代稲荷神社 マンションの駐輪場の奥に鎮座。芸能関係者の信仰も篤い神社です。
宝田恵比寿神社 祭神は商売繁盛の恵比寿神(日本橋七福神)を祀る神社。10月のえびす講「べったら市」は有名です。
身延別院 身延山久遠寺の別院。本堂近くには「油かけ大黒天」が鎮座。




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