新宿区神楽坂に鎮座する赤城神社(読み方はあかぎじんじゃ)は、江戸時代には徳川幕府によって江戸大社の一つとされていた由緒正しい神社。
女性の願い事を叶える女神様・赤城姫命(あかぎひめのみこと)を祀ることからも、特に女性に人気のスピリチュアルなパワースポットです。
境内には、赤城神社の氏子で建築家の隈研吾氏がデザイン監修した社殿、マンション、カフェがある、モダンでおしゃれな神社。
そのため、ドラマ撮影のロケ地としてもよく使われています。
また、大人気アニメ「鬼滅の刃」の主要キャラクターである我妻善逸(あがつまぜんいつ)の出身が新宿区牛込であることから、牛込の総鎮守である赤城神社は聖地巡礼地にもなっています。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・大鳥居・参道
・社殿
・螢雪天神
・集殿・社務所・あかぎカフェ・宝物殿
・御神像「赤城山と大百足」
・観音様・俳人巻阿の碑
・八耳神社・出世稲荷神社・東照宮
・御朱印・お守り・おみくじ
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
赤城神社のご祭神・ご利益
ご祭神は、磐筒雄命(いわつつおのみこと)と赤城姫命(あかぎひめのみこと)。
伊邪那岐命が火の神である迦具土神を刀で倒されたときに生まれた磐筒雄命は、殖産興業・厄難消除・学問芸術の神、火防の神さま。
合殿されている赤城姫命は縁結びの神様で、恋愛成就や夫婦円満のご利益で有名。
境内の「縁結びの木」はスピリチュアルなパワースポットになっています。
また、境内社には神楽殿の螢雪さま、出世のおいなりさん、病気平癒の八耳さま、東照宮の葵さまと鎮座されています。

赤城神社の歴史
1300年(正安2年)に群馬県赤城山麓の大胡彦太郎重治が牛込に移住した際、本国の鎮守であった赤城神社の御分霊をお祀りしたのが始まり。
1460年(寛正元年)に太田道潅が牛込台(今の牛込見付附近)に移動。
1555年(弘治元年)に大胡宮内少輔(大胡氏の後裔)が現在地に移します。
1683年(天和3年)に徳川幕府より江戸大社に加えられ、牛込の総鎮守として「江戸の三社(他は山王日枝神社、神田明神)」と呼ばれるようになりました。
1873年(明治6年)に郷社に数えられ今に至ります。
また兼務社には、元赤城神社(新宿区早稲田)、天祖神社(新宿区早稲田)、両社稲荷神社(新宿区榎町56)、天神町北野神社(新宿区天神町)、秋葉神社(矢来町)があります。
赤城神社の大鳥居・参道
最寄り駅の東京メトロ東西線神楽坂駅1b出口を出ると、左側に大鳥居が見えます。


広い参道の先には、社殿に続く階段。
右手の建物はマンション「パークコート神楽坂」です。


階段を登った正面に社殿、右側に社務所やカフェ、左側に螢雪天神を祀る神楽殿があります。

赤城神社の社殿
ガラス張りのきれいな拝殿前には、めちゃくちゃ高いところに鎮座する狛犬さん。
かわいらしいビジュアルで小型犬を思わせるこの狛犬は、加賀白山犬なんだとか。
絵馬や狛犬置物「魔除けの御守」などの授与品にもなっています。
しかし…ここまで高くする理由はなんでしょうか?


火事や戦火でことごとく焼失した社殿は、1959年(昭和34年)に復興。
その後、「赤城神社再生プロジェクト」で2010年(平成22年)に新築されました。
木造に見えますが、表面に木を貼った鉄筋コンクリート造なのだとか。

赤城神社の螢雪天神
ご祭神は菅原道真公。
もともとは横寺町に鎮座していた朝日天満宮。
1987年(明治9年)に境内に移るものの戦火で焼失し、2005年(平成17年)に旺文社の寄進により螢雪天神として復興されました。
神楽殿の中に御内陣があります。

赤城神社の集殿・社務所・あかぎカフェ・宝物殿
社殿向かって右側には、奥から集殿「あかぎホール」、社務所、あかぎカフェ、宝物殿(ギャラリー)、地域貢献ルーム。
2013年放送ドラマ「ラストシンデレラ」でも注目されたマンション「パークコート神楽坂」の階下になります。


また、赤城神社のキャラクター「モグハルくん」の顔出しパネルも。
モグハルくんは、神楽坂にオフィスがある「モルスハルス」が制作したもぐらのマスコットで、神楽坂の土の中に住むキャラクターという設定。
路地の多い神楽坂を盛り上げる「縁の下の力持ち」として誕生したのだとか。

「あかぎカフェ」では、ランチタイムの日替わりプレートや、一品料理を中心としたカジュアルなディナーと楽しめます。
赤城神社と縁の深い群馬県産の野菜を使用し、「お神酒ジェラート」など赤城神社ならではのメニューも。

赤城神社の御神像「赤城山と大百足」
石段の下、左側の奥には境内社が祀られています。
参道には祈願された会社名などが書かれた木札がかかっており、誰もが聞いたことのあるドラマや映画、番組名がズラリ。
こちらでヒット祈願されたんですね。
嵐の相葉雅紀主演「僕とシッポと神楽坂」、同じく嵐の二宮和也出演「拝啓、父上様」のドラマ撮影のロケ地であることからも、嵐ファンの参拝も多いそうです。



ちょうど神楽殿の下にあたるところには、氏子さんよりコロナウイルス感染症鎮静を願って寄進された御神像「赤城山と大百足」。
下野国二荒山(今の日光)と上野国赤城山の神が中の湖(中禅寺湖)の領有をめぐり、二荒山の神はマムシ、赤城の神はムカデの姿になって戦ったことに由来しています。
ちなみに、戦った場所は現在の日光国立公園内にある戦場ヶ原。
この百足を撫でることでご祭神のご利益をいただけるとされています。
ムカデさまのご利益を込めたお守り「前進守」もあります。


赤城神社の観音様・俳人巻阿の碑
句碑は江戸時代の俳人・加藤巻阿のもの。
その後ろには梅の木「神楽の白梅」。
観音様(観音菩薩立像)は、かつて赤城神社の北にあった宝蔵院(現在は廃寺)よりこちらに。
菩薩様の前のお賽銭箱には、稲荷の「抱き稲の紋」や多数の火消し纏?が刻まれていました。



赤城神社の八耳神社・出世稲荷神社・東照宮
境内の奥に鎮座するのは、八耳神社・出世稲荷神社・東照宮の合殿。
八耳神社のご祭神は、上宮之厩戸豊聰八耳命(うえのみやのうまやどのとよとやつみみのみこと)。
別称は「聖徳太子」で、合殿に大国主大神・丹生大神・菅原大神をお祀りしています。
出世稲荷神社のご祭神は宇迦御霊命(うかのみたまのみこと)。
赤城神社がこの地に遷るよりも前から鎮座する、牛込の鎮守とされてきた地主神です。
東照宮のご祭神は徳川家康公。
牛込西五軒町の天台宗宝蔵院に鎮座していたのですが、神仏分離で赤城神社へ遷られました。




赤城神社の御朱印・お守り・おみくじ
境内社である出世稲荷神社・八耳神社・葵神社・螢雪天神・ムカデさまそれぞれのお札やお守りも用意されており、オンライン授与所(公式通販サイト)での授与も可能です。



御朱印では、定番御朱印の他、境内社「蛍雪天神」の御朱印もあり。
御朱印帳は「雪うさぎ」や「市松梅」「古典」の他、赤城神社とモグハルがコラボした神楽坂限定御朱印帖も。

赤城神社のお守りといえば、「ゲゲゲの鬼太郎」の禍津神による禍事から御守り下さる「ちゃんちゃんこ御守」と、往先が見通しのよいものになるようにと祈願された「目玉のおやじ御守」は有名。
「ゲゲゲ鬼太郎」をアニメ化するにあたり、赤城神社でヒット・安全祈願をしたことでうまれたお守り。
作者である水木しげる先生がデザインしたというのですから、鬼太郎ファンにはたまりませんね。

また、良縁成就の水引守り「栞 あかぎ姫の縁結び(全5種)」や、良縁成就のブレスレット守り「水引ブレスレット(全12種)」も女性に人気。
抱きあわじと呼ばれる結び方をした水引きブレスレットは、自分の干支や今年の干支、好きな色や気に入った色、もしくは意中の相手の干支を選び恋愛成就を願うも良いそうです。
付け方は、腕だけでなく鞄などいつも持ちやすいところに。

おみくじも多数用意されており、戦前から伝わるオリジナルおみくじ「故事みくじ」、カラフルな「あかぎみくじ」、鈴が入っている「幸多恋みくじ」、一般的な「紅白みくじ」などなど。
特に、神話「因幡の白兎」をモデルにした「うさぎみくじ」は人気。

赤城神社の詳細
赤城神社へのアクセス
- 東京メトロ東西線:神楽坂駅1b出口より徒歩1分
- 都営大江戸線:牛込神楽坂駅3A出口より徒歩5分
- 公式サイト:https://www.akagi-jinja.jp/
赤城神社の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭、元始祭
- 2月:節分祭、出世稲荷神社初午祭、紀元祭、祈年祭
- 3月:上巳の節供(ひな祭り)
- 4月:神武天皇祭、東照宮祭、昭和祭
- 5月:端午の節供、中祭、螢雪天神例大祭
- 6月:夏越の大祓
- 7月:七夕祭、八耳神社祭
- 8月:
- 9月:例大祭
- 10月:螢雪天神秋季例大祭
- 11月:明治祭、七五三、新嘗祭
- 12月:天長祭、年越の大祓
- 毎月1・15日:月次祭
赤城神社近くの神社・寺
| 安養寺(神楽坂聖天) | 御本尊は薬師如来坐の他、大聖歓喜天など多数の仏さまを祀る寺院。銭洗弁天の銭洗いができます。 |
|---|---|
| 筑土八幡神社 | 小高い山の上に鎮座する、1200年前に創建された牛込東部の産土神。 |
| 圓福寺 | 加藤清正公が建てた日蓮宗のお寺。本堂左には毘沙門天が祀られています。 |






