上野公園内の大仏山にある上野大仏は、寛永寺が管理するお顔のみの大仏様。
高さ6メートルほどの釈迦如来坐像でしたが、さまざまな災難に見舞われ最終的にはお顔だけを残した姿に。
「これ以上落ちない=合格」のご利益がある大仏様として、別名「合格大仏」や「落ちない大仏」とも呼ばれる、受験生や就活生に人気のスピリチュアルなパワースポットです。
大仏殿の跡地にはパゴダ(仏塔)が建立され、旧薬師堂本尊の薬師三尊像が祀られています。

目次
・ご本尊・ご利益
・歴史
・行き方
・境内
・上野大仏(釈迦如来)
・パゴダ薬師堂のお参りの仕方
・玖不動明王
・御朱印・お守り・おみくじ
・アクセス
・近くにある神社・寺
上野大仏(釈迦如来)のご本尊・ご利益
上野大仏の御本尊は釈迦如来です。
高さ約6メートルにもなる青銅製の坐像でしたが、現在は顔面部のみが残ったレリーフ(浮き彫り)に。
そのご利益は、「これ以上落ちない」ことから合格祈願・学業成就・就職成就、出世成功・昇格昇進、開運招福・諸願成就など。
そして上野大仏の正面に鎮座する仏塔には、旧薬師堂本尊の薬師三尊像が祀られています。
ご本尊の薬師瑠璃光如来が中央、脇侍の月光菩薩が左側、日光菩薩が右側に。
柵越しにお顔が拝見できます。
そのご利益は、健康祈願・病気平癒・健康長寿など。

上野大仏(釈迦如来)の歴史
上野大仏が作られたのは1631年(寛永8年)。
越後国村上城主であった堀丹後守直寄公が、敵味方の冥福を祈るために釈迦如来として建立されたのが始まりです。
当初は漆喰が使われていましたが、僧侶の木食浄雲(もくじきじょううん)が高さ6メートルの銅仏に改め、1698年(元禄11年)に輪王寺宮公弁法親王が大仏殿を建立して伽藍が整えられました。
ところが、地震や火災などの災難に見舞われ、1873年(明治6年)に大仏殿が解体。
関東大震災でついにお顔が落ちてしまい、寛永寺で保管されていたものの再建・復元されることなく、体は第二次世界大戦時に供出することに。
1972年(昭和47年)に顔だけの状態で再び旧地に迎えられ、その歴史と姿から「これ以上落ちない合格大仏」として広く信仰を集め今に至ります。

上野大仏(釈迦如来)の行き方
一般的な大仏は、その大きさから場所がすぐに特定できますが、上野大仏は顔だけなのでそれは無理。
JR線などが通る上野駅よりさくら通りを上野恩賜公園大噴水に向かって歩き、甘味処「喫茶去」を通り過ぎたところ、通称「大仏山」という小高いところになります。
大きな看板が目印。

上野大仏(釈迦如来)の境内
階段をのぼると、正面に仏塔(祈願塔)。
その左手に顔だけの大仏さま。
右手の簡素な建物は、お守りなどの授与所。
手水もあります。





上野大仏(釈迦如来)
方広寺(京都)の大仏様をモデルに作られた大仏様は、かつては高さ約6メートルある釈迦如来坐像でした。
目が細めで、鼻がやや大きめ。
とても穏やかな表情をされています。
手前には、顔だけになる前の写真が飾ってありました。
ちなみに、上野大仏(釈迦如来)のご真言は「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」です。


そして、上野大仏さまの両サイドには合格祈願の絵馬がズラリ。
なかなかインパクトがあります。


上パゴダ薬師堂のお参りの仕方
大仏様の正面にあるのは、1967年(昭和42年)に造られたパゴダ様式(ミャンマー様式)の仏塔(祈願塔)で、塔内には中央に薬師如来、左側に月光菩薩、右側に日光菩薩が安置されています。
この薬師三尊像は、かつては上野東照宮境内にあった薬師堂の御本尊。
明治の神仏分離令によって寛永寺に移り、さらに祈願塔の本尊としてこちらに。
内部の撮影はNGです。

また、パゴダ薬師堂には独自のお参りの仕方があります。
薬師如来は「大医王仏」とも呼ばれる、災いや病苦から救ってくださる仏さま。
①薬師如来の絵馬に願主・願意を書き込み、絵馬を合掌で挟んで正面で一礼。
②真言「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」を唱えながら、パゴダ薬師堂を時計まわりを一周します。
ちなみに、一周回る間にご真言は7回唱えます。
③正面に戻ったら一礼し、絵馬を絵馬掛けにかけて祈願終了です。



上野大仏(釈迦如来)の玖不動明王
境内の奥には、玖不動明王(くふどうみょうおう)がひっそりと鎮座されています。
病気平癒や家族の治癒を祈る参拝者からの信仰が篤い不動明王さまです。


上野大仏(釈迦如来)の御朱印・お守り・おみくじ
境内にはお守りとおみくじが置かれた授与所がありますが、御朱印は清水観音堂にて授与されています。
また、パゴダ薬師堂にはオリジナル御朱印帳もあり。


お守りでは、大仏の顔と五角の形に合格を祈願した「合格御守」やあらゆる競争に打ち勝つ「たぬき(田抜き)必勝お守」、テントウムシの「点取虫守」、大仏様のお顔が描かれた絵馬など、多数のお守りが用意されています。


上野大仏(釈迦如来)の詳細
上野大仏(釈迦如来)へのアクセス
- 各線:上野駅より徒歩8分
- 寛永寺公式サイト:https://kaneiji.jp/
上野大仏(釈迦如来)近くのおすすめ神社・寺
| 寛永寺開山堂(両大師) | 寛永寺の開山・慈眼大師天海大僧正と慈恵大師良源大僧正を祀る、厄除け両大師。 |
|---|---|
| 上野東照宮 | 徳川家康公(東照大権現)をまつる神社。拝観料を納めるとお狸様にも参拝できます。 |
| 五條天神社 | 日本に医薬を広めたとされる薬祖神と学問の神様を祀っています。 |
| 花園稲荷神社 | 五條天神社の兼務社。旧社殿の穴稲荷が現存しており、千本鳥居は撮影の人気スポット |
| 清水観音堂 | 京都・清水寺を模した舞台造りのお堂。浮世絵にも描かれている松の輪からは不忍池が見えます。 |
| 不忍池辯天堂 | 不忍池にあるお堂。谷中七福神の弁財天(八臂辯才天様)と大黒天様を祀っています。 |






