自然あふれる等々力渓谷に鎮座する等々力不動尊(読み方はとどろきふどうそん)では、5月28日に弘法大師・興教大師ご生誕を祝う「青葉まつり(五月大祭)」が斎行されています。
この日は、普段は立ち入ることができない御岳山古墳への参道が開かれており、頂上に祀られている御嶽権現蔵王堂に参拝可能。
御開帳は年1回限りですので、浮彫りの蔵王権現像を拝見することができる貴重な日でもあります。
さらに、御嶽権現蔵王堂法楽の後、護摩供養、茅の輪のオープンとスピリチュアルなパワーを感じる1日となっています。
目次
・御嶽権現蔵王堂法楽
・茅の輪念珠潜り
・青葉まつり大護摩供
・御朱印
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
等々力不動尊(満願寺)の御嶽権現蔵王堂法楽
13時40分頃、御嶽権現蔵王堂法楽(御嶽塚古墳)に向かわれるお練りがスタート。
法螺貝を響かせながら僧侶の一団が山門前の信号を渡り、一列で練りながら古墳へ向かわれます。
山門付近では、境内からのお囃子も聞こえていました。
普段入ることができない御嶽塚は、年に1度、この日に御開帳されています(10時から15時頃まで)。
墳頂にある蔵王権現への参拝が叶う日です。
お坊さんをはじめ、氏子の皆様、そして参列者の皆様が続いていました。
等々力不動尊(満願寺)の茅の輪念珠潜り
参道の途中には茅の輪念珠。
誰もが潜ることができ、茅の輪念珠を潜ると暑い夏を乗り越えらるご利益があるそうです。
茅の輪には大きな念珠もセットされており、真ん中には梵字がはいった大きな珠と五色の紐。
神社でよくみる茅の輪とはちょっと違います。
ちなみに、6月初旬まで設置予定だそうです。
また、お護摩で御加持をしたミニサイズの茅の輪念珠(1,000円)が授与されています。
こちらのお守りもご利益がありそうです。
御嶽権現蔵王堂法楽から戻られると、茅の輪念珠潜り。
等々力不動尊(満願寺)の青葉まつり大護摩供
茅の輪念珠を潜られると、そのまま本堂に。
一般の参列者も茅の輪念珠を潜り、続いて本堂に上がります。
誰でも参加できるので、青葉まつり大護摩供から参加される方も多くいらっしゃいました。
堂内には椅子がズラリと並べられており、椅子の上には勤行式(ごんぎょうしき)のお経典が置かれていました。
お持ちでない方もお経が唱えられるように配慮されていたのが嬉しい。
案内にそって参列されていた方と共に皆でお経を唱えました。
お護摩焚きでは、護摩木を焚くことで災難を除き幸福をもたらし、魔を滅します。
次第に大きくなる炎は、みていてスピリチュアルなパワーを感じます。
等々力不動尊(満願寺)の御朱印
青葉まつりの限定御朱印はないとのことでした(2025年)。
通常御朱印と、お授け料(5,000円以上)の奉納への特別切り絵御朱印が御分かちされていました。
等々力不動尊(満願寺)の詳細
等々力不動尊(満願寺)へのアクセス
- 東急大井町線:等々力駅より徒歩8分
- 駐車場あり
- 公式サイト:https://www.manganji.or.jp/
等々力不動尊(満願寺)の主な行事・お祭り
- 1月:元旦護摩供、初詣、初不動、大護摩供
- 2月:節分会
- 4月:花まつり
- 5月:青葉まつり(五月大祭)
- 10月:七五三、十月大祭、大護摩供
- 12月:納めの不動
等々力不動尊(満願寺)近くのおすすめ神社・寺
満願寺 | 日本三体地蔵「一言地蔵尊」を安置する真言宗智山派の寺院。 |
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玉川神社 | 目黒通り沿いにある、等々力の自然に囲まれた神社。獅子の子落としやがまんさまも見られます。 |
野毛六所神社 | 深澤神社の兼務社。高台にある眺めのよい神社です。 |
影光山 善養寺 | 巨大な石像が立ち並び圧巻。秋の紅葉が美しいお寺です。 |