浅草寺 鎮護堂(読み方はちんごどう)は、「おたぬきさま」で親しまれている伝法院の鎮守。
上野戦争や開拓などで棲むところを奪われた狸を保護し、伝法院の火除けや盗難除け、商売繁盛、諸芸上達を守護神として祀ったお堂です。
さらに、リストラ除けのご利益で篤く信仰されている加頭地蔵尊も祀られているスピリチュアルなパワースポット。
おたぬき様に出世、加頭地蔵尊にリストラ除けと、特に会社員に人気です。

目次
・ご本尊・ご利益
・歴史
・山門
・境内
・お堂
・地蔵堂
・水子地蔵尊
・幇間塚
・アクセス
・主な行事・お祭り
・浅草寺境内案内
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
浅草寺 鎮護堂のご本尊・ご利益
ご本尊は荼吉尼天女騎坐像で、おたぬきさま(鎮護大使者)も一緒に祀られています。
火除け祈願のほか、失せもの祈願や盗難除け祈願におけるご利益で知られており、また「狸=他を抜く」という語呂から、落語家や歌舞伎役者など芸能関係者からの信仰が篤いことで知られています。
毎年3月17日には鎮護大使者御祭礼が斎行されており、神楽ばやしが流れ、地口行灯(ぢぐちあんどん)が並びます。
浅草寺 鎮護堂の歴史
江戸時代の頃は市中に棲む狸の数も多くみられた頃。
上野戦争や開拓などで棲むところをなくした狸が浅草寺の伝法院あたりに棲みつき、いたずらを働くようになりました。
狸のいたずらに困っていたところ、当時の浅草寺の住職・唯我韶舜(ゆいがしょうしゅん)大僧正の夢枕に狸が現れます。
「われわれのために祠を建てて保護してくれれば、伝法院を火災から守り、永く繁栄させましょう」とのお告げを受け、伝法院正面脇に狸社を創建。
鎮護大使者として祀るようになりました。
当初は伝法院の鎮守として祀られていましたが、福徳を願う参詣が多くみられたので一般にも開放。
1883年(明治16年)、現在地に移り鎮護堂に改称しています。
ちなみに、鎮護堂の境内からは、通常は一般非公開の伝法院の庭園が柵越しにちらりと見えます。
ここで逃げてきた狸たちは余生を過ごしていたのかなぁとか思うと感慨深いですね。

浅草寺 鎮護堂の山門
伝法院通りに建ち並ぶ店舗の一角に、突如としてあらわれる鎮護堂の山門。
伝法院の隣になります。


浅草寺 鎮護堂の境内
山門を入って右側に寺務所。
火伏せ札やなどの授与品はあるようですが、御朱印はないようです。

左に鎮護堂、地蔵堂、水子地蔵とあり。

手前にある手水鉢は、1880年(明治13年)に市川一門により奉納されたもの。
学芸成就のご利益から「人気の泉」と呼ばれています。


浅草寺 鎮護堂のお堂
現在のお堂は1913年(大正2年)に建立されました。
お堂の右側には狸の焼き物と御神木(いちょう)。
御神木は、東京大空襲で焼夷弾を浴びながらも、その猛火から鎮護堂を守ったと伝えられる推定樹齢400~500年の公孫樹。
木には当時の焼け跡が残っています。



堂内には、金文字で書かれた扁額「鎮護堂」と「鎮護大使者」と書かれた提灯。
奥には金色の狸が納められたガラスのショーケースがあります。
境内の授与所で頒布されており、「狸=他抜き」から学業成就や成績向上のご利益があると言われています。

ちなみに、こちらのお堂は拝殿で、その奥に入母屋造りの本堂。
本堂の前には招き猫…もとい招き狸?の様相をした狸像が鎮座しています。
浅草寺 鎮護堂の地蔵堂
左側から開運の目白地蔵尊、出世・子育てのおやす地蔵尊、加頭地蔵尊、加頭観世音菩薩。
特に、破損した頭部をつないであるため加頭地蔵尊は、「首がつながる=リストラ除け」として会社員の方からの信仰が篤いです。

浅草寺 鎮護堂の水子地蔵尊
1979年(昭和54年)建立。
毎月24日に水子供養法要が斎行されています。
真言は「おん かかか びさんまえい そわか」。

浅草寺 鎮護堂の幇間塚
「幇間」とは男芸者を言い、有志によって1963年(昭和38年)に幇間塚(ほうかんづか)建立。
幇間(たいこもち)のことを「たぬき」と呼んだことから、この地に建てられたそうです。
石碑には、浅草生まれの小説家・劇作家・俳人である久保田万太郎氏の俳句「またの名の たぬきづか 春ふかきかな」が彫られています。


浅草寺 鎮護堂の詳細
浅草寺 鎮護堂へのアクセス
- つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩3分
- 東京メトロ銀座線・都営浅草線:浅草駅6番出口より徒歩5分
- 公式サイト:https://www.senso-ji.jp/
浅草寺の主な行事・イベント
- 1月:新年大祈禱会、温座秘法陀羅尼会、その他
- 2月:節分会、針供養会、その他
- 3月:本尊示現会、春季彼岸会、その他
- 4月:仏生会(花まつり)、白鷺の舞、駒形堂大祭、その他
- 5月:宝の舞、正五九大護摩
- 6月:楊枝浄水加持会・百味供養会、華講会
- 7月:四万六千日(ほおずき市)、盂蘭盆施餓鬼会、その他
- 8月:万霊燈籠供養会
- 9月:秋季彼岸会、正五九大護摩
- 10月:菊供養会、金龍の舞、その他
- 11月:白鷺の舞、七五三加持会
- 12月:納めの観音ご縁日(羽子板市)、星供養会(星まつり)、その他
- 毎月1日:大般若経転読会法要
- 毎月18日:ご本尊ご縁日法要
浅草寺境内案内
| 浅草寺本堂 | 東京最古の寺の観光名所。雷門や五重塔など風情あふれる建造物がたくさんあります。 |
|---|---|
| 影向堂 | 観音さまをお助けする十二支の守り本尊のお堂。 |
| 淡島堂 | 淡島明神を勧請した女人守護のお堂。2月の針供養では信徒さんで賑わいます。 |
| 銭塚地蔵堂 | 石仏六地蔵尊とカンカン地蔵は金運のご利益があるパワースポット!独自の参拝方法があります。 |
| 弁天堂 | 老女弁天は関東の三弁天の一つ。江戸の名鐘「時の鐘」があります。 |
| 久米平内堂 | 楼門・宝蔵門の近くにある縁結びで有名なパワースポット。緑色の幟が目印です。 |
浅草寺 鎮護堂近くの神社・寺
| 浅草神社 | 浅草寺創始者がご祭神。三社祭で有名。夫婦狛犬や被官稲荷神社などパワースポットが点在。 |
|---|---|
| 感應稲荷神社 | 古くは芝崎村(現在の大手町)に鎮座していた神社で、もともとは日輪寺の境内社。 |
| 西浅草八幡神社 | 色鮮やかな社が印象的な応神天皇を祀る神社。浅草神社の兼務社。 |
浅草寺 鎮護堂近くのおすすめカフェ・食事処
| 雷門展望食堂(常盤堂雷おこし本舗) | 雷門すぐ近く、常盤堂雷おこし本舗の2階。大きくとられた窓からは雷門と仲見世通りが見えます。 |
|---|---|
| 珈琲・アモール | 仲見世通り近くにあるテンドグラスが美しい喫茶店。モーニングからオープン。 |






