【池尻大橋】厄除や縁結びに!スピリチュアルな上目黒氷川神社

都内でも有数の桜の名所・目黒川近くの高台に鎮座する上目黒氷川神社。
古くから目黒川の氾濫や疫病を鎮めた悪疫撤退の神様として信仰されています。

境内には末社の稲荷神社目黒富士浅間神社が鎮座し、目黒富士登山道も。

木々が生い茂り、四季折々の自然の美しさを備えた都会のオアシス的空間には、スピリチュアルなエネルギーがあふれているかのようです。

また、社務所には看板犬であり上目黒氷川神社のアイドル犬である黒豆柴かえでちゃんが!
気分が良い日は社務所前に出勤しているそうで、その可愛い姿に癒されます。

池尻大橋 上目黒氷川神社





目次
歴史とご祭神・ご利益
境内
社殿
稲荷神社
富士浅間神社
目黒富士登山道
御朱印・お守り・おみくじ
例大祭
青空市場「おかげマルシェ」
アクセス
主な行事・お祭り
近くにある神社・寺
 

上目黒氷川神社の歴史とご祭神・ご利益

ご祭神は、太陽の神様である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、悪疫撤退の神様である素盞鳴命(すさのおのみこと)、学問の神様である菅原道真

天照大御神の「あらゆる願いを聞き届ける」力で所願成就
素盞鳴命の「厄もなぎ払う」強さから厄除や除災招福
菅原道真公の学問や書道・文化芸術を司る力で、学業成就や合格祈願のご利益があると信仰されています。

また、末社も含めると祀られている神様は5柱。
特に縁結びのパワースポットとして有名です。

 

そんな上目黒氷川神社の創建は天正年間。

甲州の武田信玄の家臣・加藤家が、上野原より産土の大神を迎え創建したといわれています。

昔から、上目黒氷川神社の氏子は疫病知らずであったことから、特に厄除けのご利益が強いとして信仰されてきました。

 

上目黒氷川神社の境内

1816年(文化13年)に作られた小松作りの石段は、1905年(明治38年)の大山街道(現・玉川通り)拡張にともない現在の形に改修されています。

ちなみに、車椅子やベビーカーなどを利用の場合は、社務所へ繋がるエレベーターが使用できるそうです。

池尻大橋 上目黒氷川神社

池尻大橋 上目黒氷川神社

 

階段を上がったところには、江戸尾立ちの狛犬
江戸中期に比較的多く見られるデザインです。

池尻大橋 上目黒氷川神社

池尻大橋 上目黒氷川神社

池尻大橋 上目黒氷川神社

 

右側には手水舎。
季節に応じた花手水が作られています。

池尻大橋 上目黒氷川神社 手水舎

池尻大橋 上目黒氷川神社 手水舎

池尻大橋 上目黒氷川神社 手水舎
3月

 

社務所(授与所)近くにある御神木は、氏子の方が150~200年前に植えられた木。

片手で持てるほどだったのがぐんぐん成長し、今や高さ約20メートル、幹周りは5メートルを超す大樹に。

その驚異的な成長スピードから特別なスピリチュアルパワーがあるとして、御神木に手を触れたりそばで静かに過ごすなど、癒しのエネルギーをもらいに来られる方も少なくないそうです。

池尻大橋 上目黒氷川神社 社務所(授与所)

池尻大橋 上目黒氷川神社 境内
神楽殿前

 

社務所にはアイドル犬の黒豆柴かえでちゃん。
いつも会えると限らないので、会えた時はめちゃ嬉しい。

池尻大橋 上目黒氷川神社 かえでちゃん




 

上目黒氷川神社の社殿

社殿前にも一対の狛犬。
子持ちの阿と玉持ちの吽です。

社殿は鉄筋コンクリート造。
神紋は「三つ巴」です。

池尻大橋 上目黒氷川神社 社殿

池尻大橋 上目黒氷川神社 社殿

池尻大橋 上目黒氷川神社 社殿

池尻大橋 上目黒氷川神社 社殿
立ち位置に桜のマーク

 

上目黒氷川神社の稲荷神社

社殿向かって左奥に鎮座する稲荷神社。
ご祭神は、農耕・産業全般の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。

創建についてはわかっていませんが、昔は稲荷山と呼ばれていたことからも、氷川神社よりも以前から鎮座していたのではないかと考えられています。

旧暦に合わせて3月の午の日に初午祭を斎行。
商売繁盛・家内安全を祈願するのぼり旗を(受付て)立てています。

池尻大橋 上目黒氷川神社 稲荷神社
この時期には、奉納された幟が社殿前参道にも。

池尻大橋 上目黒氷川神社 稲荷神社

池尻大橋 上目黒氷川神社 稲荷神社

 

上目黒氷川神社の富士浅間神社

社殿向かって右奥に鎮座する富士浅間神社。
ご祭神は、鎮火・安産の神様である木花咲耶姫(このはなのさくやびめ)。

上目黒氷川神社に鎮座する浅間神社は、上目黒一丁目の目切坂にあった元富士を、1878年(明治11年)に末社としてこちらに。

目黒元富士にあった石碑や祠なども境内に移されています。

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士浅間神社

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士浅間神社

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士浅間神社

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士浅間神社
右側には、元富士を信仰した富士講「丸且講」を記念する石碑。

 

富士浅間神社近くにはテントとお神酒が設置されているのですが、季節に合わせたデコレーションされています。

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士浅間神社

池尻大橋 上目黒氷川神社

 

上目黒氷川神社の目黒富士登山道

国道246号沿いの鳥居がある階段左側、交番の隣には、自然の崖を活用した富士浅間神社登山道(1月1日から3日までは通行禁止)。

江戸時代で広がった富士山信仰で、全国各地に富士塚が作られ浅間神社がお祀りされるようになり、富士塚を登り浅間神社をお参りすることで実際に富士山に登って参拝したこととされていました。

より富士山に登っている感覚が味わえるようにと、1975年(昭和50年)に氏子の方々を中心に造られました。
昔は、頂上から遠くに富士山を眺めることができたそうです。

毎年7月1日の山開きの日には、浅間神社例大祭が斎行されています。

池尻大橋 上目黒氷川神社 目黒富士登山道

池尻大橋 上目黒氷川神社 目黒富士登山道

池尻大橋 上目黒氷川神社 目黒富士登山道

池尻大橋 上目黒氷川神社 目黒富士登山道

 

また、2025年(令和7年)3月に、クラウドファンディングにて富士山遥拝所が設置されました。

遥拝所に納められているのは、唐津焼による富士山(佐賀県唐津市三里窯の陶工水上敬海氏)。

今はビルに囲まれて境内から拝むことができないですが、富士山遥拝所の設置により富士塚の役割である富士山の方角への遥拝が可能になりました。

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士山遥拝所

池尻大橋 上目黒氷川神社 富士山遥拝所

 

上目黒氷川神社の御朱印・お守り・おみくじ

御朱印は、上目黒氷川神社・目黒富士浅間神社・稲荷神社の3種類。
季節や祭事に合わせて限定御朱印も頒布されています。

池尻大橋 上目黒氷川神社 限定御朱印
春の特別御朱印

 

御朱印帳もあり、目黒川の桜をデザインしたオリジナル。
さくら模様がとてもきれいで、昼桜版と夜桜版とあります。
数量限定で夕桜版もあったそうです。

桜をモチーフにしたお守り「桜御守」も人気が高く、昼桜・夜桜・夕桜・星空の4種類。
どれもとても美しいです。

 

桜だけでなく、「幸せ福守りのうさぎちゃん」や裏におたまじゃくしのイラストが描かれた「かえるまもり」なんて可愛らしいお守りもあります。

おみくじは社務所の一角にスペースが設けられており、通常おみくじ・恋みくじ・ヨーヨーみくじ・こどもみくじ・水みくじ・幸石みくじと多数あります。

池尻大橋 上目黒氷川神社 おみくじ

 

上目黒氷川神社の例大祭

8月におこなわれる上目黒氷川神社の例大祭では、お神輿や奉納演芸大会、屋台が出店され、池尻大橋商店街主催の夏祭りも同時に開催されて大賑わい!

神輿渡御では上目黒氷川神社をはじめ各町会が渡り、こどもみこしも周ります。

神楽殿での演芸奉納がおこなわれ、例大祭特別御朱印夏詣例大祭御朱印などこの時期だけの御朱印が頒布されています。

 

上目黒氷川神社の青空市場「おかげマルシェ」

境内では、定期的に青空市場「おかげマルシェ」を開催。

フリマや露店がズラリと並び、神楽殿では出し物が。
野点がおこなわれるなど、地域を盛り上げる楽しいイベントになっています。

 




上目黒氷川神社の詳細

上目黒氷川神社へのアクセス


上目黒氷川神社の主な行事・お祭り
  • 1月:初詣、左義長、どんと焼き
  • 2月:節分祭
  • 3月:稲荷神社初午祭
  • 6月:夏越大祓
  • 7月:富士浅間神社例大祭
  • 8月:氷川神社例大祭
  • 9月:北野神社例大祭
  • 11月:七五三
  • 12月:師走大祓
  • 毎月1・15日:月次祭

上目黒氷川神社近くのおすすめ神社・寺
池尻稲荷神社 火伏せ&子育て稲荷として古くから鎮座する神社。白蛇縁起や狐の嫁入りイラスト御朱印で有名。
三宿神社 世田谷城の支城・多聞寺城の跡地にあった多聞寺が廃寺になったあとにできた、毘沙門天を主祭神とする神社。
千代田稲荷神社 商売繁盛のご利益があるパワースポット。中川稲荷大明神もあります。
乗泉寺 谷口吉郎設計の現代的な本堂。本門佛立宗の寺院です。
烏森稲荷神社 住宅街にある神社。お稲荷様のお顔を模した手水舎があります。




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