価格:594円 |
本日のマンガタイムは「野宮警部補は許さない」。
イーブックジャパンで無料読みしてはまりました。
警察が警察を取り締まるギャグマンガ。
主人公の橋本檸美が配属された警務部特別対応室では、警察内の細かい不祥事やトラブルに対処しています。
教育係としてついた先輩・野宮警部補は、イケメンなんだけどかなり癖のある人物。
問題ありの嫌な奴には、グウの音も出ないほどの制裁を華麗に決めます。
橋本がドン引きしている様子もなんのその。
あくまでも我が道を行く野宮警部補の姿に笑わされます。
この野宮警部補は、爽やかなイケメンぶりとは逆に、デスノートみたいなブラックノートを持っていて…そこには、恨みつらみが。
どうやら、一度感じた恨みは忘れないということらしい。
されて嫌だったことや仕返しの方法が人物ごとに書かれており、まさに「目には目を、歯には歯を」。
橋本的はそれを「下衆には下衆を」と例えていますが、まさにその通り。
「そこまでやるか!?」という執念の元を見たような…。
刑事部長の息子の問題を対処した後、お約束の権力者の言葉「僕は刑事部長の息子だぞ!」を着ボイスにしているのには笑いました。
相手が何をされたら嫌がるのかを瞬時に見抜き、用意臭ともいえる準備で追い詰め、相手が大きなダメージを負う一手を最後にドカンと。
めちゃくちゃ頭が切れます。
いつもの無気力な表情をしているのですが、相手を追い詰めるときは生き生きとしているのだから怖い。
だけど、おもしろい。
野宮警部補のターゲットとなるのは、あくまでも不祥事を起こした人物なので、見ているこちらとしてはスカッとします。
野宮警部補の腹黒さは、警務部特別対応室のメンバーしか知りません。
だけど、その腹黒さが頼りになる。
警務部特別対応室の室長はとってもメルヘンチックなおじさんで、これもまたおもしろいキャラクターです。
メンバーとの絡みもおもしろい、次の話が気になる。
今度はどんな方法でやりこめるのか、ワクワクしながら読めるマンガです。