高円寺氷川神社は杉並区のパワースポット。
毎年8月におこなわれる例大祭「神幸祭」は、高円寺の名物「東京高円寺阿波おどり」と同日開催であることからも多くの人で賑わっています。
境内には、日本で唯一の神社であり映画「天気の子」で有名な気象神社と、稲荷大明神が鎮座。
お守りやお札、絵馬、おみくじなどは天気に関する授与品もあり、ここでしか得られないとなかなかのレア度。
郵送にも対応しているので、遠方でなかなか参拝できない方もいただくことが出来ます。
また、毎月変わる御朱印は消しゴムはんこアーティストの蒼井バーンさんが作っているという凝りようです。
目次
・歴史とご祭神
・境内
・社殿
・三毛猫「ミケさん」
・境内社・気象神社
・境内社・稲荷大明神
・御朱印やお守り
・お祭り
・駐車場
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
高円寺氷川神社(気象神社)の歴史とご祭神
高円寺氷川神社(気象神社)のご祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。
その創建は鎌倉時代で、源頼朝による奥州征伐の際に随行していた兵の一部が高円寺村にとどまり、農民として定着。
武蔵国大宮高鼻の本社(埼玉の武蔵一宮氷川神社)からのご神意で、この地に社殿を建立しました。
明治維新後に別当職を廃し、1874年(明治7年)に社格を村社に。
さらに神饌幣帛料供述神社になり、会計規則適用方指定されました。
1945年(昭和20年)の太平洋戦争後は、宗教法人氷川神社となり現在に至ります。
高円寺氷川神社(気象神社)の境内
黒い鳥居の前には、「氷川神社」と彫られた石柱とその日の天気の詳細を知らせる電光表示板。
気象神社があるからでしょうか。
なかなか目を引きます。
鳥居をくぐると、右側に手水舎、神輿殿、社務所、駐車場と奥に続きます。
手水舎と社務所の間には神輿が。
町会神輿庫は駐車場のところにズラリと並んでいました。
高円寺氷川神社(気象神社)の社殿
わらぶき拝殿だったのを1916年(大正5年)に改築。
1945年(昭和20年)の東京大空襲により焼失してしまいます。
一時は新築仮殿御でしのぎ、1971年(昭和46年)に社殿と社務所、神楽殿、神輿庫が造営され今に至ります。
拝殿までの階段には花が置かれ、エメラルドグリーンのような鮮やかな色合いの天水桶と狛犬が参拝者を出迎えてくれます。
高円寺氷川神社(気象神社)の「ミケさん」
境内社の気象神社の鳥居の前にあるネコちゃんの像は、この神社にいた三毛猫の「ミケさん」。
2017年12月3日に虹の橋のたもとに。
この日を特別な日として、高円寺の気象の記念日になっています。
また、ミケさんをモチーフにしたお守り「みまもり」もあります。
高円寺氷川神社の境内社・気象神社
高円寺氷川神社の社殿向かって左側には、気象神社や稲荷大明神が鎮座。
特に気象神社は日本で唯一の神社として有名です。
また、映画「天気の子」でも有名。
聖地巡礼として多くのファンの方が訪れています。
劇中では、圭介と夏美が「100%の晴れ女」に関する情報を取材するために訪問。
下駄をイメージした赤と黄の絵馬もしっかりと描写されています。
気象神社は1944年(昭和19年)、大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区馬橋地区)に造営されていた神社で、戦後の神道指令で撤去。
…されるはずが調査漏れにより残存。
当時の高円寺氷川神社の宮司が受入を決め、高円寺氷川神社に遷座されました。
社殿の老朽化から、遷宮55周年記念として2003年(平成15年)に再建されています。
ご祭神は、知恵の神様である八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)。
気象の神様でもあり、晴・曇・雨・雪・雷・風・霜・霧の八つの気象条件を司ることができるとされています。
天気を祈り一日を大切に想い、心を晴れやかにします。
ちなみに、気象神社では「晴天祈願」などの気象にまつわる各種ご祈祷をおこなっています。
ただ、「脱雨男(脱雨女)」などの御祈祷はおこなっていません。
高円寺氷川神社の境内社・稲荷大明神
気象神社の奥には、赤い幟が置かれた3社の稲荷大明神。
地域に祀られていたお稲荷様が遷されたと思われます。
近くには力石がゴロゴロ。
高円寺氷川神社(気象神社)の御朱印やお守り
氷川神社と気象神社の御朱印は月替わり。
しかも、御朱印に押されている印は、消しゴムはんこアーティストの蒼井バーンさんが担当しています。
すごい!
お札には氷川神社神札の他、神宮大麻(天照大御神)や開運御守護・厄除御守護もあり。
お守りには、厄除守・開運厄除御守やえんむすび、勝守、金運守、商売繁盛守、仕事守、学業成就守、合格御守、長寿守、子宝安産御守、病気平癒御守、健康御守、家内安全守、子どもまもり、身代わり御守、旅行安全御守、交通安全御守護、肌守と多数あり。
また、気象神社特有の授与品として、気象カード守りや晴守り、てるてる守り、下駄絵馬、気象神社お札、照々みくじ、好天守、お天気病よけなどが。
気象予報士合格守りなんてものも!
高円寺氷川神社(気象神社)では、授与品の発送も可能。
公式サイト「問い合わせ」から受け付けています。
高円寺氷川神社(気象神社)のお祭り
高円寺氷川神社(気象神社)では、6月1日に気象祭を斎行。
1875年(明治8年)6月1日に日本初の気象台(東京気象台…現在の気象庁)が設置され、東京で気象と地震観測が開始されたことを記念した「気象記念日」に合わせて実施しています。
また、例大祭は8月の最終日曜日。
神輿行列は氏子総代や宝扇会、お囃子、担ぎ手など総勢100名前後のスケールです。
高円寺の名物「東京高円寺阿波おどり」と同日開催。
ちなみに、東京高円寺阿波おどりは氷川神社への奉納踊りとして始まりました。
高円寺氷川神社(気象神社)の駐車場
入って右側、奥が参拝者専用駐車場です。
ただ、一部スペースが契約者用となっているので注意。
神社行事や工事などで境内に駐車できない時もあります。
高円寺氷川神社(気象神社)の詳細
高円寺氷川神社(気象神社)の詳細へのアクセス
- JR中央線・総武線:高円寺駅より徒歩2分
- 公式サイト:https://koenji-hikawa.com/
高円寺氷川神社(気象神社)の主な行事・お祭り
- 1月:元旦祭
- 3月:ひなまつり餅つき大会
- 6月:気象祭、夏越の大祓
- 8月:例大祭「神幸祭」
- 12月:年越の大祓、除夜祭
高円寺氷川神社(気象神社)近くのおすすめ神社・寺
高円寺 | 徳川3代将軍家光が鷹狩りに利用したことで有名。稲荷社の鳥居は東京三鳥居の一つ。 |
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長仙寺 | 赤塗の立派な山門が目印。如意輪観音石仏から歯痛に効く歯神様として信仰されています。 |