伊勢佐木町の通り近くの長者町にある清正公通りには、かつて清正公を祀る社「清正公堂(読み方はせいしょうこうどう)」がありました。
栄玉山常清寺と共に別の場所に移動してしまいましたが、市民の願いから川沿いの立体駐車場の一角に新しく分院が建てられました。
それが、現在の長者町の清正公堂です。
「長者町の清正公様」と呼ばれる開運の守護神が祀られています。

目次
・ご本尊・ご利益
・歴史
・境内
・本堂
・病よけの浄行菩薩
・お守り
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
清正公堂のご本尊・ご利益
ご本尊は、戦国武将の加藤清正公こと清正公大尊祇(せいしょうこうだいそんぎ)。
豊臣秀吉と血縁関係にある加藤清正公は、数々の戦で功績を上げて肥後国(現在の熊本県)の領主になり熊本城を築いた方で、他にもさまざまな功績を挙げ神格化された力強い守護神。
法華経の信者であったことから、日蓮宗寺院の守護神として祀られています。
その後利益は、必勝祈願、就職・出世、合格、開運、土木・農業など多岐にわたり、特に災難を払い運を開く除災開運のご利益が有名。
毎月24日の縁日に祈願すると願いが叶うと言われています。

清正公堂の歴史
清正公堂はもともと、栄玉山常清寺(現在は清水ヶ丘)境内にあったお堂です。
日蓮宗身延山久遠寺の末寺である常清寺は、1676年(永宝4年)に吉田勘兵衛が日脱上人を勧進して開山。
その後、第10世の住職になった不染院日亮上人(ふせんいんにちりょうしょうにん)が、熊本の発星山妙法寺より清正公大尊祇を、さらに淨行菩薩(じょうぎょうぼさつ)も勧請し祀りました。
大火や戦災、地域開発など様々な要因から常清寺は現在の清水ヶ丘に移転。
戦災を免れた清正公堂はしばらくはそのまま残りましたが、1978年(昭和53年)に常清寺に移ります。
その後、長者町周辺地域住民からの強い要望で、初代吉田勘兵衛の住居跡に清正公堂分院として再興。
今に至ります。
清正公堂の境内
大岡川沿いのから一本裏に入ったところ、吉田興産の立体駐車場の一角に鎮座。
入ってすぐ正面にお堂とコンパクトな境内です。


左側には、与謝野鉄幹と与謝野晶子の和歌が書かれた看板。
この二首の和歌は、吉田家刊行の「吉田新田古図文書」への感想を求められたことに対しての返答なのだとか。
与謝野鉄幹の歌は、1659年(万治2年)の春に開始された吉田新田の鍬入れの事を思わなければ横浜を知る人ではないと。
与謝野晶子の歌は、1656年(明暦2年)に始まる吉田新田の開発によって入海が大地へと変貌したことを称讃。


清正公堂の本堂
「勝馬」が描かれた大きな看板が印象的。
加藤清正の愛馬「帝釈栗毛(たいしゃくくりげ)」と、清正公の開運のご利益によるものでしょうか。
それとも松本城主・石川康長から贈られた名馬二頭を、両方とも連れ帰ったという逸話かな?


清正公堂の病よけの浄行菩薩
公堂の右側には病よけの浄行菩薩像。
1998年(平成10年)に開堂供養、浄行菩薩開眼法要が執り行われ、現在は一般の方に公開されています。
「生存者を愛し、いつくしんで楽を与え、生存者をあわれみいたんで苦を除き清らかな心で生存者を救済する」と説いている浄行菩薩は、地涌の菩薩の中でも特に霊験あらたかな菩薩。
備えられている浄水をそそぎ、タワシで浄行菩薩像を洗うことで、楽を与え苦を除くご利益が。
体の悪い部分を洗うといいそうです。

清正公堂のお守り
毎年5月の大祭では、清正公にあやかり、人生の苦悩に打ち勝ち幸運に恵まれるように祈願された「しょうぶ入り御勝守」が授与されているそうです。
清正公堂の詳細
清正公堂へのアクセス
- 京急本線:日ノ出町駅より徒歩4分
- 市営地下鉄ブルーライン:伊勢佐木長者町駅より徒歩8分
- 市営地下鉄ブルーライン・JR根岸線:関内駅より徒歩13分
- 公式サイト:https://www.jyouseiji.jp/
清正公堂の主な行事・イベント
- 1月:清正公新年初題目
- 5月:国祷会、清正公五月大祭
- 12月:納めの清正公
- 毎月24日:清正公祈祷会(1・7・12月以外)
清正公堂近くのおすすめ神社・寺
| 伊勢山皇大神宮 | 急な坂道を上った先にある、横浜の総鎮守「関東のお伊勢さま」。子神社の兼務社でもあります。 |
|---|---|
| 横浜成田山別院 延命院 | 大本山成田山の別院。徳川家の秘蔵仏である不動明王を祀っています。 |
| 萬徳寺 | 成田山横浜別院に隣接。道了大薩埵と秋葉三尺坊大権現を祀る曹洞宗寺院。 |
| 開運出世稲荷大明神 | 横浜成田山の崖下に鎮座。弁天堂(福満弁財天)と狐塚もあります。 |
| 子神社 | 横浜の大国主さま。岡崎現代型の狛犬、猿田彦命の石像があります。 |
| 羽衣町厳島神社 | 「宗像三女神」をお祀りする神社。銭洗いもあるパワースポットです。 |






