東京ドームの近く、小さな公園の一角にに鎮座する出世稲荷神社は、牛天神北野神社の兼務社。
かつては春日局の屋敷があった場所であり、そこに祀られていたお稲荷様。
苦しい境遇から大奥の権力者になった春日局にちなみ「出世稲荷」または「春日稲荷神社」と称されるようになりました。
境内の一部が春日児童遊園になっており、時折、休憩で訪れる人も少なくありません。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居
・境内
・社殿
・御朱印
・初午祭
・アクセス
・近くにある神社・寺
出世稲荷神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、五穀豊穣の神さまである宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)。
逆族の家臣の娘から大奥の権力者へ上り詰めた春日局にちなみ、開運出世や商売繁盛、仕事運向上のご利益があると言われています。
創建は1630年(寛永7年)。
春日局の家臣が、どこからともなく現れた不思議な白髪の老人から「この地は繁栄する」と告げられたことからです。
その話を聞いた春日局は、「この老人は稲荷神の化身に違いない」として稲荷神を勧請し祀りました。
父が明智光秀の重臣(斎藤内蔵助利三)であったことから逆賊の家族として苦しい生活をしてきた春日局(本名「ふく」)が、徳川三代将軍家光の乳母となり、大奥の支配者にまで大出世したことから「出世稲荷」と呼ばれるようになりました。
1717年(享保2年)に火災に遭うものの再建。
その際、京都稲荷山の千年杉から白髪の老人を模した御神体を彫刻・製作されています。
現在は、境内が春日園児童遊園と一体化しています。

出世稲荷神社の鳥居
最寄り駅は都営三田線・大江戸線春日駅。
都道301号線(白線通り)から路地を入っていくと、正面に赤い鳥居。
鳥居の扁額には「稲荷神社」
振り返れば、東京ドームシティのアトラクションが見えます。
駅からも近くわかりやすく、アクセスしやすい。

出世稲荷神社の境内
鳥居をくぐると左右には大木があり、すぐ前方には社殿。
左側が春日園児童遊園です。
ときおり遊園地の歓声が遠めに聞こえるも静か。
建物に囲まれてますが、うまい具合に開けていることから明るく清々しいです。



出世稲荷神社の社殿
社殿には、稲荷の神紋の紋幕。

出世稲荷神社の御朱印
御朱印は、兼務する牛天神北野神社で頒布されています。
牛天神北野神社では通常御朱印から限定御朱印までさまざまな御朱印を頒布しており、土日や祭事、季節によって受け取れる御朱印が異なります。
お目当ての御朱印がある場合、公式Instagramや公式サイトで確認していくのがおすすめです。



出世稲荷神社の初午祭
初午、14時前に参拝したところ、特に社殿が御開帳はされていませんでした。
ただ、兼務する牛天神北野神社では「梅まつり」がおこなわれており、初午限定御朱印が頒布されていました。

なので初午の日の参拝では、是非牛天神北野神社にも参拝するのがおすすめ。
境内の梅が咲き始めています。



梅まつり期間中ということで、境内の梅で作った梅酒をいただきました(無くなり次第終了)。
大きな梅がゴロリと入った、なんともありがたい梅酒!
優しいお味でした。

出世稲荷神社の詳細
出世稲荷神社へのアクセス
- 都営三田線・大江戸線:春日駅より徒歩5分
- 東京メトロ丸の内線・南北線:後楽園駅より徒歩8分
- 牛天神北野神社公式サイト:http://ushitenjin.jp/
出世稲荷神社近くの神社・寺
| 金刀比羅宮 東京分社 | 水道橋のこんぴらさん。全国に六つある四国の金刀比羅宮の東京分社。 |
|---|---|
| 櫻木神社 | 主祭神は菅原道真公。太田道灌が江戸城内で創建し、湯島、本郷と移り今に至ります。 |
| 法眞寺(法真寺) | 東大の赤門近くに鎮座。本堂のステンドグラスが美しい、樋口一葉ゆかりのお寺です。 |
| 源覚寺(こんにゃく閻魔) | こんにゃく閻魔さまにこんにゃく、塩地蔵さまにお塩を奉納して健康祈願。 |
| 牛天神北野神社 | 源頼朝が創建した、菅原道真を祀る東都七天神の一社。願いが叶う「撫で岩(ねがい牛)」は必見。 |






