菅原道真公を祀る平河天満宮は江戸三大天神の一つであり、江戸時代に太田道灌が建立した500年の歴史を持つ由緒正しい神社。
徳川幕府を始め紀州、尾張両徳川家、井伊家等の祈願所として栄えただけでなく、盲目の学者・塙保己一や蘭学者である高野長英等など学問を志す人からも篤い信仰を受けていたことでも有名。
そんな平河天満宮は主に学問に関するご利益で有名ですが、ペアで梅の実が実る「縁結びの梅」と言われる梅の木があることから縁結び・恋愛成就にもご利益があるといわれているスピリチュアルなパワースポットです。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・銅鳥居
・石牛(撫で牛)
・社殿
・縁結びの梅
・布袋尊
・平河稲荷神社
・三殿宮
・御朱印・お守り・おみくじ
・アクセス
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
平河天満宮の歴史とご祭神・ご利益
御祭神は、学問の神といわれている菅原道真(すがわらのみちざね)公。
相殿には、誉田別命(ほんだわけのみこと/八幡宮)、徳川家康(東照宮)公を祀っています。
その創建は、江戸平河城城主の太田道灌公が菅原道真公の夢を見たのがきっかけ。
翌朝、菅原道真公自筆の画像を贈られたことからその夢を霊夢であるとして、1478年(文明10年)に城内の北に天満宮を建立。
周囲に多くの梅の木を植えたことから梅林坂と呼ばれるようになり、今も皇居平川門内にその名が残っています。
徳川家康公が平河城に入城された後、築城のため本社を平川門外に奉遷。
1607年(慶長12年)に二代将軍秀忠公により貝塚(現在地)に奉遷され、地名も平河町と名付けられました。
そんな平河天満宮は江戸三大天神の一社に数えられているだけでなく、東都七天神の一社にも挙げられています。
ちなみに、江戸三大天神では他に湯島天満宮・亀戸天神社。
東都七天神では他に、湯島天満宮・亀戸天神社・牛天神北野神社・西向天神社・五條天神社・関屋天満宮(仲町氷川神社境内社)があります。
平河天満宮の銅鳥居
最寄り駅は東京メトロ半蔵門線半蔵門駅と有楽町線麹町駅からで、徒歩数分とアクセスが良い場所に鎮座。
石段を上った先には、高さ五メートルにおよぶ区内最古の銅鳥居。
梅の神紋が施されており、左右の台座部分には四体づつ獅子の彫刻がのせてあります。
また修復跡をよーくみると、戦時中の機銃掃射による弾痕が残っています。



平河天満宮の石牛(撫で牛)
参道には菅原道真公を祀る神社特有の石牛が5体(内1体が撫で牛)。
平河稲荷神社参道近くの石牛は「撫で牛」と呼ばれており、撫でると学芸が上達すると信仰されています。
多くの参拝者に触れられ、頭部や背部については磨耗が見られます。


平河天満宮の社殿
社殿を守る一対の狛犬は、紫宸殿賢聖障子をモデルにした獅子(右側)と狛犬(左側)。
左側の狛犬の頭上には窪みあり、これは角が掛け落ちた跡といわれています。


1973年(昭和48年)に再建された鉄筋コンクリート造の社殿。
以前の社殿は参道の正面を向いていたそうですが、再建の際にやや斜めを向く位置になったのだとか。

平河天満宮の縁結びの梅
本殿に向かって左側には、ペアで実ることから縁結び・恋愛成就のご利益があると言われている縁結びの梅。
スピリチュアルなパワースポットととして、梅の前には恋みくじが掛けられるようになっています。


平河天満宮の布袋尊
拝殿向かって右側には、城西大学が寄進した大きな布袋尊像。


平河天満宮の平河稲荷神社
参道の途中、左側には地元で古くから信仰を集めている平河稲荷神社。
赤い鳥居と幟がズラリと並んだ先に鎮座しています。



鳥居のそばにひっそりと隠れるようにある百度石は、結願したことから建立・奉納されたものなのか、背面に奉納者と思われる多数の人名が彫られていました。
また近くには、天龍石と彫られた力石も。

平河稲荷神社の創建や由来は不明ですが、御祭神は宇迦之御魂神。
平河稲荷神社の社の前、左側には1852年(嘉永5年)の菅原道真公950年忌を記念して作成・奉納された筆塚(千代田区指定有形民俗文化財)があります。


平河天満宮の三殿宮
鳥居をくぐった右側には、大鳥神社(おとりさん)・塩神社・浅間神社の合祀殿。
大鳥神社御祭神は、日本武尊命(やまとたけるのみこと)。
塩神社の御祭神は、生活の神様である豊斟渟神(とよくむぬのかみ)。
浅間神社の御祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。



平河天満宮の御朱印・お守り・おみくじ
拝殿向かって左側にある社務所では、通常御朱印の他、季節限定の御朱印やお守りなどを授与。
御朱印は書置きもしくは直書です(時期による)。
初詣や初天神、例大祭などの祭事、毎月1・25日の月次祭には特別御朱印を。
お稲荷さんの御朱印は午の日のみ頒布。
オリジナル御朱印帳は菅原道真公と梅の花があしらわれているデザイン(ピンク、白、青)で、オリジナル御朱印帳限定の御朱印がいただけます。
さらに、菅原道真を祀っている天神社・天満宮の全国天満宮梅風会に加盟していることから、「東京の天神さま御朱印帳」もあり。
該当する神社は34社あります(江戸・東京天神さまめぐり)



平河天満宮の鷽替え神事
毎年1月25日に斎行される「鷽替え神事」は、木彫りの鷽(うそ)鳥を新しいものに取り換える、菅原道真公を祀る天満宮の多くでみられる神事です。
鷽鳥は、神事中に蜂に襲われそうになった道真公を大群で助けた天神様ゆかりの鳥。
「鷽(うそ)=嘘」から、この鷽を木彫りにしたものを新しい鷽と取り替えることで、知らず知らずについた嘘を天神様の誠心に変え、さらにこれまでの悪いことを嘘にして今年の吉に取り替えようという意味があります。
平河天満宮の鷽鳥は高さ5~7センチほどで、丸い眼がとてもかわいらしい姿をしています。
ちなみに、平河天満宮では元旦から鷽鳥を頒布しているのだとか。
とある年の25日13時前に参拝した際は、すでに残り2体でした。
また、縁結びの梅の近くには、昨年の鷽鳥を納める台が設置されていました。

平河天満宮の詳細
平河天満宮のアクセス
- 東京メトロ半蔵門線:半蔵門駅下車1番出口より徒歩1分
- 東京メトロ有楽町線:麹町駅下車1番出口より徒歩3分
- 公式サイト:http://hirakawatenmangu.jp/
平河天満宮の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭、初天神
- 3月:梅花祭
- 4月:例大祭
- 6月:大祓式
- 7月:七夕祭
- 8月:夏祭
- 10月:平河稲荷神社例大祭
- 11月:七五三祭
- 12月:大祓式、除夜祭
- 毎月1・25日:月次祭
平河天満宮近くのおすすめ神社・寺
| 山王日枝神社 | 江戸三大祭の一つである山王祭が行われる神社であり、東京十社の一つ。 |
|---|---|
| 赤坂不動尊威徳寺 | ビル内に不動明王を祀る本堂。地蔵尊や紀州徳川家御祈願所の石碑などもあり。 |
| 豊川稲荷東京別院 | 縁切りで有名な叶稲荷尊天と良縁を授ける愛染明王。境内にはたくさんの狛狐が鎮座。 |
| 心法寺 | 山手33ヶ所霊場32番札所。江戸時代には「心法寺のえん魔さま(焼失)」と呼ばれていました。 |






