鎌倉のスピリチュアルなパワースポット鶴岡八幡宮では、元旦から7日まで舞殿(もしくは若宮)で御判行事(ごはんぎょうじ)が執り行われています。
御判行事とは、鎌倉時代に武士たちが出陣する際、額に御神印を押し当て病気平癒・厄除・無病息災を祈念していた習わし。
普段は御本殿の奥深くにある御神座近くに奉安されていますが、お正月に限り行事所に移され、誰でも参列可能に(初穂料1,000円より)。
近年では頭脳明晰のご利益もあるとして、受験生を中心に注目されています。
また、参拝した1月5日には除魔神事がおこなわれており、多くの参拝者がその様子を見守っていました。

目次
・初詣参拝
・御判行事
・除魔神事
・初詣限定御朱印
・お守り返納所
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
鶴岡八幡宮の初詣参拝
まずは拝殿に参拝。
以前、元旦に参拝した際には、ロープで参拝の列が制限された非常に混雑した状態でしたが、三が日を過ぎた5日は、普通の日曜と同程度ぐらいの混雑具合。
ロープで制限されることもなく、歩くのも拝殿前もそこまでひどい混雑はみられませんでした。
とはいえ、除魔神事が始まり射手が移動する際にはロープで制限されるなど、若干の混雑はあったようです(10時ごろ)。




いつもより拡張された授与所にはズラリと破魔矢が並び、御神酒拝載所(おみきはいたいじょ)では清酒「直実」が振舞われていました。
志納は200円から。
口にした酒器はそのまま持ち帰ってよいとのことで、持ち帰り用の袋をいただきました。
鶴岡八幡宮のシンボルの鶴が入っている素敵な小皿(喜)。
醤油さしになりそうな気がする…(汗)。



鶴岡八幡宮の御判行事
元旦から7日までの期間限定特別参拝「御判行事」は、舞殿で執り行われているのですが、本日は除魔神事があるため若宮で。
ご祈祷料は1,000円より志納。


まず玉串を受け取り、若宮の拝殿前に納め二礼二拍手一礼で参拝。
御神印を持つ御神職の前に進むと、白い紙で丁寧に包み大麻で結われた御神印を、額の触れないようにエアプッシュ。
御神印を受けると、隣の巫女さんが神楽鈴で清めた神符「牛王宝印(ごおうほういん)」を授与されて終了です。

牛王宝印には神威が込められており、鶴岡八幡宮の宮司さんによる神符が挟まれた木串に、干支が描かれた絵馬が結ばれています。
鶴岡八幡宮の牛王神符は、八幡宮の神使である鳩をモチーフにしたデザインで、御判行事で使用される御神印の印影が朱印されています。
ちなみに、現在の「牛王宝印」の神符は護符として扱われていますが、昔は起請文を書くなど誓約書として利用されていました。
除魔神事で舞殿ではなく若宮で斎行されていたので気が付かない方も多かったのか混雑の様子はなし。
また、手順についてしっかりと教えてくださいましたので、初めてでも安心してトライできました。
鶴岡八幡宮の除魔神事
参拝した5日は、下拝殿(舞殿)と西側の敷地で大的を射る除魔神事がおこなわれるということで、開始前から多くの参拝者が垣根をつくってちょっとした混雑状態。
除魔神事は、源頼朝が「御的始」「御弓始」としておこなった武士の新年行事が由来で。年中の除魔も目的にしている神事です。
人の力ではどうにもならない悪魔を、弓の弦の音を四方に鳴り響かせて祓いのけます。
特設会場では、奥に蟇目の儀で鏑矢が射られる的革(まとかわ)、中ほどには射蓆(いむしろ)、手前には射手用の円座と床几がズラリ。
的革の前には、蟇目の儀が終わってから掲げられる大的が地面に伏せられていました。



時間になると、鎌倉時代の武士の礼装に身を包んだ射手が列を作って登場。
舞殿に上がって献饌・祝詞奏上・玉串拝礼と祭儀が執行され、そして西側に設置された祭事場に移動し蟇目の儀が斎行されました。


射るのは、先頭に立つ白装束に身を包んだ射手の方です。
手にするのは、遠くからもわかるほど大きな赤い鏑矢。
紡錘型の木片の中を刳り抜き、前方に「眼」と呼ばれる穴を空けた赤い鏑矢「蟇目鏑(ひきめかぶら)」を、的革に向けて一本射ち、天地四方の魔性退散を祈念します。



次に大的式(おおまとしき)。
射蓆(いむしろ)から15間(27m)。
的革の前に掲げられた五尺二寸(約156㎝)の大的めがけて矢を射込みます。
まずは、太郎と総奉行が進み出て向き合い、総奉行が「大的式始めませい」と下知すると太郎が「おう」と応えてからスタート。

射手は「太郎」以下6名で、前弓3名(太郎・五郎・四郎)・後弓3名(三郎・六郎・関もしくは次郎)に分かれて順番に2本づつ。
神事に用いられる的は5尺2寸(約156cm)あり、大的中央にある小眼裏には「鬼」という文字が封じ込められています。
墨で「甲乙ム(“鬼”の字から頭の“点”を取り、上下逆にした形で“こうおつなし”と読みます)」の文字が記されており、「鬼から角を奪い、逆さ磔に封じ込める」といった意味があるそうです。


大的式を終えると、入ってきた順に退出して終了です。
一連の動作はとてもゆっくりで、とても神聖な所作なのですが、凡人の私からはまるでスローモーションのよう。
最後まで見続けることができませんでした(足がしびれてギブアップ)。
パパっとすぐに終わるものではないので、意外と途中からでも射る様子は十分に拝見できる神事でした。
来年は別の角度から拝見してみたいものです。

鶴岡八幡宮の初詣限定御朱印
御朱印受付所では、鶴岡八幡宮・旗上辨財天・白旗神社の3社あわせた正月特別御朱印が数量限定で頒布されていました(初穂料は1,500円 ※2026年)。
また、切り絵御朱印もあり。

鶴岡八幡宮のお守り返納所
お守りの返納場所は、舞殿の西側に設置されていました。
いつもは無人ですが、お正月の初詣期間はスタッフが配置され分別して返納されます。

鶴岡八幡宮へのアクセス
- JR横須賀線・JR湘南新宿ライン:東口より徒歩10分
- 江ノ島電鉄:「江ノ電鎌倉駅」から徒歩10分
- 公式サイト:https://www.hachimangu.or.jp/
鶴岡八幡宮の主な行事・お祭り
- 1月:除魔神事、御判行事、正月ぼたん、鶴岡厄除大祭他
- 2月:節分祭、丸山稲荷社初午祭、紀元祭他
- 3月:宇佐神宮遙拝式、祖霊社春季例祭、献詠披講式
- 4月:由比若宮例祭、若宮例祭、丸山稲荷社例祭他
- 5月:菖蒲祭、白旗神社例祭
- 6月:今宮例祭、蛍放生祭、大祓他
- 7月:七夕祭
- 8月:ぼんぼり祭、夏越祭、立秋祭、実朝祭
- 9月:宵宮祭、流鏑馬神事、鈴虫放生祭他
- 10月:崇敬者大祭、神嘗奉祝祭、白旗神社文墨祭
- 11月:明治祭、丸山稲荷社火焚祭、七五三祈請祭、新嘗祭
- 12月:大祓、除夜祭他
鶴岡八幡宮近くのおすすめ神社・寺
| 白旗神社(西御門) | 御祭神は源頼朝。頼朝の御墓を守っていた法華堂跡に鎮座。勝運のパワースポットです。 |
|---|---|
| 巌窟不動尊 | 重軽石で願いを!和風ラーメンが人気の不動茶屋が敷地内にあります。 |
| 宝戒寺 | 御本尊は子育て経読み延命地蔵。別名「萩の寺」と呼ばれる花の名所です。 |
鶴岡八幡宮近くのおすすめ喫茶・カフェ・食事処
| 不動茶屋 | 鎌倉最古の窟堂と同じ敷地内にある隠れ家カフェ。スイーツの他、自家製ラーメンも人気です。 |
|---|---|
| 鎌倉かつ亭 あら珠 | トンカツ専門店。テイクアウトのお弁当も人気。 |
| 朝ごはん | 6時半から9時までの和定食の朝食専門店。 |
| 喫茶モア | 古風なヨーロピアン風喫茶店。リーズナブルなランチ。 |
| カフェ久時 | 登録文化財で有名な湯浅物産館内にあるカフェ。こだわりの木炭焙煎珈琲をレトロ・モダンな店内で。 |






