東京都新宿区に鎮座する須賀神社(読み方はすがじんじゃ)は、江戸初期より四谷の地に鎮座する四谷十八ヵ町の鎮守様。
厄除けや家内安全、縁結びのご利益で崇敬されている、390年の歴史を誇る由緒ある神社です。
拝殿には歌人の肖像画に代表作一首を書き添えた「三十六歌仙繪」がズラリと並び、御祈祷などがない時間帯には昇殿拝観が可能(許可制)。
また、新海誠監督の大ヒットアニメ映画「君の名は。」のラストシーンに登場する階段のモデルになった男坂は、聖地巡礼地として人気のフォトスポットになっています。
他、「鬼滅の刃」の絵馬など、アニメの制作会社や著名な漫画家による作品ヒットの祈願・絵馬奉納でも話題になっています。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・大鳥居
・駐車場と男段(階段)
・境内
・社殿
・大国社
・三十六歌仙繪
・天白稲荷神社
・御朱印・お守り・おみくじ
・御祈祷
・例大祭
・酉の市
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
須賀神社のご祭神・ご利益
主祭神は、須賀大神こと須佐之男命(すさのおのみこと)と稲荷大神こと宇迦能御魂命(うかのみたまのみこと)。
須賀大神は暦神、また土木建築・悪霊退散・諸難・疫病除けの神様であり、稲荷大神は五穀豊穣・開運招福・商売繁盛の神様です。
主祭神の左右には、櫛稲姫(くしなだひめ)をはじめとした八柱の御子が祀られています。
天忍穂耳命(あまのおしほみみ)・天穂日命(あめのほひのみこと)・天津彦根命(あまつひこねのみこと)・熊野樟日命(くまのくすびのみこと)・活津彦根命(いくつひこねのみこと)の五男神。
多紀理姫命(たきりびめのみこと)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・多岐都姫命(たぎつひめのみこと)の三女神。
また合殿には、大鳥連祖神こと日本武命(やまとたけるのみこと)。
須賀神社の歴史
もともとは清水谷(赤坂)に鎮座する稲荷神社でしたが、1634年(寛永11年)に江戸城外堀普請のため、現在地を替地として拝領し移られました。
1637年(寛永14年)に日本橋大伝馬町の大名・主馬込勘由がこの辺りを拝領すると、1643年(寛永20年)に神田明神に祀られていた日本橋伝馬町の守護神(須佐之男命)を四谷に合祀。
四谷鎮守の天王様として「稲荷天王合社」「四谷天王社」と呼ばれていました。
明治元年になると、須賀神社と改称されました。
須賀神社の大鳥居
須賀神社へは最寄り駅より少し歩きますが、中央線快速・総武線・丸ノ内線・南北線の四ツ谷駅より徒歩10分、総武線の信濃町駅より徒歩10分、丸ノ内線の四谷三丁目駅より徒歩7分と、4路線利用可能なアクセス良好な場所に鎮座。
小高いところに神社はあり、女坂もしくは男坂の階段から上がっていきます。
近いのは女坂で、上り切ると大鳥居のすぐ横に到着。


須賀神社の駐車場と男段(階段)
大鳥居の前には駐車場。

駐車場の奥には、映画「君の名は。」に登場する石段(男段)があります。
朱色の鮮やかな手すりが特徴的で、映画公開以来、フォトスポットになっています。

須賀神社の境内
大鳥居の正面には本殿。
右側には神輿殿、手水舎、江戸時代の火消し五番組「く組」の梯子塚、古神札納所、祖霊社。





左側には神楽殿、慰霊碑と飯塚正兵衛像、そして奥に天白稲神社が鎮座しています。
飯塚正兵衛は、氏子総代を長く務められた方です。


須賀神社の社殿
旧社殿は戦災によって焼失し、現在の拝殿は鉄筋コンクリート造り。
神紋は「抱き稲に左三つ巴」です。
社殿内の本殿御内陣は、1819年(文政2年)に造営されたものが現存。
1989年(平成元年)に大修復工事が行われた、金色に輝くきらびやかで美しい内陣です。
拝殿内(社殿の上方)には、歌人の肖像画に代表作一首が書かれた社宝「三十六歌仙繪」が納められています。
三十六歌仙は、平安時代の公卿・藤原公任(ふじわらのきんとう)が選定した歌人36名。
昇殿拝観は許可制で、拝殿で儀式がおこなわれている時は拝観できません。

須賀神社の大国社
本殿の左側には末社の大国社が併設。
須佐之男命の息子とされる地の神、そして出雲大社の御祭神である大国主命の大きな木像が安置されています。
縁結びのご利益で有名ですが、五穀豊穣や商売繁盛などそのご利益は多岐にわたります。



須賀神社の三十六歌仙繪
天白稲荷神社に続く参道には、拝殿にある「三十六歌仙絵」の説明板が。
じっくりみるとおもしろい。



須賀神社の天白稲荷神社
本殿左側、奥にひっそりと鎮座する天白稲荷神社には、狐ではなく狛犬が鎮座しています。
ご祭神は宇迦能御霊大神。
そのご利益は開運招福や五穀豊穣です。



赤い鳥居の左側には、穴がある岩。

須賀神社の御朱印・お守り・おみくじ
須賀神社の御朱印は御朱印紙で用意されており、授与所もしくは社務所の玄関で頂くことができます。
通常御朱印の他、金箔などを用いた豪華な仕様の御朱印、切り絵御朱印など数種類あり。
男坂御朱印も!

頒布しているお守りの種類は多種多様で、各種木札をはじめ茅の輪守や開運招福拍子木守、キティお守、色彩守、夢叶う、学業守、旅行守、開運招福守、幸縁守、縁結守、芸術芸道上達守、強運守、金運足腰健康守、きつねつげ守など、その数は60種類以上にのぼります。
参拝記念にもピッタリの「しおり」も。
絵馬は男段を描いた爽やかなデザインで、漫画家や制作会社の関係者がヒット祈願のよるイラストが描かれている絵馬が奉納されていることもあります。
参拝に訪れた日には、人気アニメ「鬼滅の刃」の絵馬が拝殿のところに置かれていました。


さらに、おみくじも多数あり。
開運招福お守の入ったおみくじや叶う恋みくじ、扇子おみくじ、巾着みくじ、外国語みくじ、陶器みくじ、声優さんが朗読してくれる言霊おみくじなどズラリ。



須賀神社の御祈祷
須賀神社でおこなっているご祈願・ご祈祷は多岐にわたりますが、厄年の厄除けだけでなく、年齢ごとの星回りによる方位除けや、実際の方位が悪く来る災いから守る方災除け、年の初めに身に降りかかる災いから神様に守って頂く八方百難除など、厄除けに特化しています。
方位除けを行っている神社の数はそう多くはなく、須賀神社においては電話による完全予約制です。

須賀神社の例大祭
須賀神社の例大祭は、古くは「四谷の天王祭り」といわれていた、江戸の五大祭りの一つでした。
毎年6月上旬の週末に斎行され、宵宮 (前夜祭)から始まり、翌日に例大祭々典がおこなわれ奉納太鼓や龍踊り奉納など。
3日目には本社神輿渡御、4日目に修祭となります。
屋台は土・日に出店されます。
須賀神社の酉の市
境内に大鳥神社があることから、毎年11月の酉の日には酉の市を斎行。
境内の授与所では開運・商売繁盛のお守りである開運熊手守が頒布され、一体につき1回、開運宝くじ付き。
熊手商の出店もあります。
また、毎年冬至(12月22日)から翌年の節分(2月3日)まで一陽来福守(いちようらいふくまもり)を頒布。
金銀融通・金運招福のお守りとして、熊手守りとともに季節限定の定番お守りとなっています。
※須賀神社の酉の市の様子はこちら
須賀神社の詳細
須賀神社へのアクセス
- 東京メトロ丸の内線:四谷三丁目駅より徒歩7分
- 総武線:信濃町駅より徒歩10分
- 中央線快速・総武線:四ツ谷駅より徒歩10分
- 公式サイト:https://sugajinjya.or.jp/
須賀神社の主な行事・イベント
- 1月:元旦祭
- 2月:節分祭
- 4月:稲荷祭執行
- 6月:例大祭、夏越しの大祓い
- 8月:大国神大祭
- 11月:大鳥神社大祭(四谷酉の市)、七五三祝祭
- 12月:年越しの大祓い
須賀神社近くのおすすめ神社・寺
| 於岩稲荷田宮神社 | 陽運寺(於岩稲荷)近くにある、お岩さんの実家邸宅の敷地の神社。 |
|---|---|
| 陽運寺(於岩稲荷) | お岩さんゆかりの井戸もある石畳が美しい寺院。小さなカフェも併設。 |
| 本性寺 | 開運毘沙門天を祀る日蓮宗寺院。毎月1日に開運祈願会を斎行しています。 |
| 西念寺 | 服部半蔵が、徳川家康嫡男・信康の菩提を弔う為に創建した寺院。 |







