【和歌山・平和酒造】紀州の風土が織りなす日本酒「紀土」

「紀土(読み方はきっど)」は、和歌山県の平和酒造が造る日本酒。

「紀州の風土」という意味を込めて「紀土」と名付けられています。

また、英語で「KID」と表記するなど、子どものような天真爛漫な雰囲気が感じられる日本酒です。

平和酒造 紀土





目次
平和酒造の歴史
平和酒造が造るお酒
紀土 純米大吟醸 山田錦
紀土 純米大吟醸 スパークリング
平和酒造の詳細
 

平和酒造の歴史

江戸時代から続く酒蔵・谷口酒造の息子だった保氏が、仏寺である山本家に婿養子として入り家督を継承。
保氏は酒好きであったことからも酒蔵を創業します。

戦時中に酒造りの休業を国から命じられ、戦後もなかなか再開ができなかったのですが、二代目の山本保正氏が国会に直接足を運び、休業蔵再開の陳情演説をおこなうなどしてやっと再開。

平和な時代に酒造りをするという思いから、平和酒造と名付けて再スタートしました。

 

とはいえ、蔵は貸していたので、和歌浦の谷口酒造の持ち蔵を間借りしての再開。
この時期は、万葉集「若の浦に 潮満ち来れば潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る」から生まれた銘柄「和歌鶴」を主流にした酒造りでした。

十数年後、溝ノ口の酒造りに戻れたものの、最初は京都の大手メーカーの桶売り蔵として。

次第に自社ブランドの販売に力が入れられるようになり、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなどの成果が。

そして今に至ります。

 

平和酒造が造るお酒

平和酒造のある場所は山間の盆地で、縄文後期の土器が出土するなど、古くから集落が形成、稲作が盛んにおこなわれていた土地です。

しかも盆地であることから、雨水が紀州の自然にろ過されるなど良質な地下水が豊富
この軟水の涌水を使って「紀土」が造られています。

紀土の種類には「shibata’s be cool」や「本紀土」「スパークリング」「夏の疾風」「白麹仕込」などさまざま。
ラベルも青や赤、白と銘柄によって異なります。

また紀土以外では、梅酒、限られた生産数の「無量山シリーズ」、「紀土」と同じ清流「貴志川」の伏流水を使って造るビール「平和クラフト」があります。

 

紀土 純米大吟醸 山田錦

紀土のなかでもスタンダードな一本。
口当たりはやわらかく、雑味をほとんど感じさせない飲み口です。

赤(ピンク)ラベルは山田錦による純米大吟醸で、仕込み水には高野山伏流水である井戸水が使われています。

華やかでフルーティーな吟醸香がありますから、よく冷やしてワイングラスで飲むのがおすすめ。

また、甘みや旨味、コクがあるので、チーズやリゾットに合わせたり、ハーブ料理にもピッタリな日本酒です。

720mlで1500円台で購入できると、コストパフォーマンスにも優れています。

平和酒造 紀土

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感想(10件)


紀土 純米大吟醸 スパークリング

泡立ちがいまいちだったり、開けた瞬間に噴き出したりと失敗を重ねて完成した純米大吟醸のスパークリング。
2017年発売です。

シャンパンボトルのような見た目に、ネックラベルの日の丸がポイント。

落ち着いた爽やかな香りに繊細な口当たり。
瓶内二次発酵の酵母が造る自然な泡で、飲みごたえがある日本酒です。

平和酒造 紀土

紀土 -KID- 純米大吟醸 Sparkling 生酒 360ml きっど スパークリング

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感想(4件)


シュワシュワと心地よい泡のフレッシュ感からも食前酒にピッタリ。
また、グリルした肉料理やしゃぶしゃぶと相性が良いです。

グラスはボルドータイプのワイングラス、平盃がおすすめ。

開栓前は瓶をしっかりと冷やし、中身が噴き出す恐れがありますので開栓前には決して振らないようにします。

平和酒造 紀土

平和酒造 紀土

 

平和酒造の詳細






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