「お諏訪さま」で親しまれる綱島周辺の鎮守社・綱島諏訪神社。
住宅街に囲まれた小高い山の上に鎮座し、現在は師岡熊野神社の兼務社となっています。
勾配のある坂道を登っていくと、周囲の住宅や近くを通る電車はほとんど見えない静かな空間。
まるで別世界に行き着いたかのように落ち着いた雰囲気の境内です。
毎年8月末におこなわれる例大祭では、綱島各町内会の神輿が集い大盛り上がり。
横浜市内でも規模の大きなお祭りの一つです。
目次
・ご祭神・ご利益
・境内
・社殿
・境内社
・例大祭
・七五三&菊花展
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
綱島諏訪神社のご祭神・ご利益
綱島十八騎と称される武田家臣が信濃国から諏訪明神を勧請し、1605年(慶長5年)に創建されたと言われていますが、由来は諸説あり。
ご祭神は、諏訪大社の主祭神であり、水の神・農耕の神として信仰されている建御名方命(タケミナカタノミコト)。
そのご利益は五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、厄除け。
また、武勇掲揚のご利益から、武蔵国中から力自慢が集まり草相撲が行われていたとか。
ちなみに、御朱印はないようです。
綱島諏訪神社の境内
綱島諏訪神社は高台に位置する神社。
参道入口は綱島街道沿いと、反対側の住宅エリア(東門)と2カ所あります。
東門の脇には、若者たちが力比べをするために持ち上げた力石が置かれており、石には「池谷石」「飯田石」と南北綱島村の名主家の名が刻まれています。
また、階段脇には辯財天(左)・大袋稲荷大明神(中央)・荒井権現(右)。
綱島諏訪神社の社殿
広い境内の奥に鎮座。
本殿は流造銅葺、外拝殿は入母屋造・千島破風・唐破風向拝です。
綱島諏訪神社の境内社
東門の階段脇に辯財天・大袋稲荷大明神・荒井権現の他、境内入り口近くに稲荷社、社殿の左側に琴平宮があります。
綱島諏訪神社の例大祭
8月下旬に綱島諏訪神社御祭礼が2日間にわたっておこなわれます。
1日目は夕方から宵宮祭。
2日目は例大祭式典、連合神輿渡御宮入り、六町連合渡御と実施。
横浜市内では規模が大きいお祭りで、綱島住民をはじめ近隣からの応援の担ぎ手が駆けつけ、大人神輿や子供神輿、山車(だし)が街中を練り歩きます。
1日目の午前中から各地域の神輿が通り、御神輿が通過する時間帯は綱島街道を含む綱島駅周辺道路は一時車両通行止めとなります。
特に2日目午前の宮入りと、夕方から神輿が綱島駅前に集まる六町連合渡御は大変な熱気となります。
両日とも、参道近くに夜店が多数出店し賑やか。
暗くなってからの時間帯は人が満足に通行できないほどの盛況ぶりです。
綱島諏訪神社の七五三&菊花展
11月には、七五三詣と菊花展が実施されます。
大切に手入れされた菊が並び、境内を彩るだけでなく、七五三のお祝い。
社殿にも置かれているので、記念撮影も映えます。
ただ、綱島諏訪神社は師岡熊野神社の兼務社になるため、七五三の実施日には注意が必要です。
※綱島諏訪神社での七五三と菊花展についてはこちら
綱島諏訪神社の詳細
綱島諏訪神社へのアクセス
- 東急新横浜線:新綱島駅より徒歩5分
- 東急東横線:綱島駅より徒歩6分
綱島諏訪神社の行事・お祭り
- 1月:歳旦祭、塞ノ神行事(どんど焼)
- 2月:稲荷祭
- 4月:神明社例祭(桃花祭)
- 8月:例大祭(御祭礼)
- 11月:七五三神事、菊花展
- 12月:除夜祭
綱島諏訪神社近くのおすすめ神社・寺
綱島稲荷神社 | 綱島公園入口近くに鎮座する稲荷様。赤い社や鳥居で存在感があります。 |
---|---|
綱島弁財天 | 住宅街の中にある池に囲まれた小さなお社。かるがもやカメがのんびりと過ごしています。 |
東照寺 | 薩摩出身のご住職が多く、島津との繋がりも深い曹洞宗の寺院。横浜七福神の一社です。 |
綱島諏訪神社近くのおすすめグルメ
喫茶サガン | 地元で人気のレトロ喫茶店。モーニング・ランチ・アフタヌーンと充実したメニュー。 |
---|---|
から揚げの天才 | テリー伊藤プロデュースの卵焼と大きなから揚げをメインにしたお弁当。テイクアウト専門店です。 |
目黒ぎょうざ宝舞 | 手ごね和ぎょうざの他、さまざまな餃子や焼売、小籠包と充実。テイクアウト専門店です。 |