最後は、坂東・鎌倉三十三観音霊場第一番であり鎌倉二十四地蔵霊場四番・六番の天台宗大蔵山・杉本寺です。
奈良の大仏造営や貧民救済などに貢献した行基が開いたとされている、鎌倉最古の寺。
拝観料を納めてから入山します。
茅葺屋根の山門には、運慶作といわれている仁王像。
意外と距離と近く、まじまじと見てしまいます。
山門と階段は距離が近いので、少し上って振り返れば、山門の茅葺屋根を覆った見事な苔がみられます。
古刹の雰囲気というか、威厳というか…さすが鎌倉最古の寺です。
その先には、苔むした鎌倉石の階段。通行禁止。
昔の偉人もここを通ったのかと、しばし酔いしれてしまいました。
いい感じの苔生し感に感動。
十一面観音と書かれた幟旗が林立し、風にはためいている様子にすら迫力を感じてしまいます。
本堂へは、石の階段のすぐ横にある階段から。
上がりきったところに小さなお地蔵様。
かわいらしい、和やかな笑顔にほっこりしてしまいます。
そして、圧巻の茅葺き屋根の本堂。
御朱印もこちらで。
御朱印はいくつか種類があり、優柔不断の私はとまどいつつ「坂東第一番」を。
待っている間、秘仏三体の十一面観音や前立十一面観音などを拝観することができます。
ただし、写真撮影不可。
こんなにも間近で仏像を拝観できるなんてと感動していたら、奥には天皇陛下のお写真が。
学生の時にいらしたようで、上皇后陛下も。
御朱印を受け取った後は、開運招福や学業、健康など複数ある護摩木に願い事を書いて奉納。
毎月、決まった日に焚いて祈念しているとのこと。
その後は境内を見て回り、階段を下って山門に。
気持ちもすっきり。
清々しい。
名残惜しくも、この後はお昼を食べて帰宅です。
お昼は、移動途中で見つけた唐揚げ専門店「からやま」で。
夫ちゃんは「からやま定食(唐揚げ5個)」。
私は期間限定「梅おろしからあげ定食」。
専門店というだけあって、唐揚げが大きくてジューシー。
しかも、いかの塩辛と割干大根漬が食べ放題。
なんて嬉しいサービスでしょう。
割引券もいただいたので、また来よう!