伊勢山皇大神宮の兼務社の一つである、子神社(読み方はねのじんじゃ)は、「横浜の大国主さま」とも称されている縁結びのパワースポット。
その創建は1400年ほどと伝わる、歴史ある街の鎮守です。
普段はひっそりと静かですが、お祭り時には屋台が出たりとにぎやか。
地元住人に愛される氏神様です。
目次
・子神社の歴史とご祭神・ご利益
・参道
・境内
・社殿
・御朱印
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
子神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、縁結びの神様としても知られている大国主命(おおくにぬしのみこと)。
「横浜の大国主さま」とも称されています。
詳細な創建年数は不明ですが、推古天皇の御代の頃。
明治の神仏分離までは東福寺(西区)が別当を担っていたとされており、現在は横浜総鎮守である伊勢山皇大神宮の兼務社となっています。
現在はと呼ばれていますが、かつては「人不入斗宮(いといれずのみや)」と呼ばれており、「子神社(ねのじんじゃ)」になったのは1873年(明治6年)です。
子神社(ねのじんじゃ)と呼ばれるようになったのは、大国主命の神使がねずみで、この地が子の森(ねのもり)の呼ばれていたこと、甲子(きのえね)の日に甲子大黒(甲子祭)を斎行していたことから。
また、社号には子年(ねどし)でお馴染みの「ねずみ」を用いています。
子神社の参道
子神社は住宅街の一角、奥まった場所にひっそりと鎮座。
京急本線日ノ出町駅より徒歩5分とアクセスしやすい場所にあります。
1958年(昭和33年)に復元した鳥居。
鳥居の左手前には、かつて使われていた子神社の扁額が残っています。
参道にそって、公園「子の前公園」とアパートがあります。
子神社の境内
石段を登った先、拝殿前には一対の岡崎現代型の狛犬が鎮座。
拝殿左手には猿田彦命の石像があります。
そして、立派なクスノキ。
1973年に横浜市より名木古木に指定されているそうです。
こじんまりとしていますが、きれいに手入れされており、静かで暖かな雰囲気の境内です。
子神社の社殿
関東大震災後に現在地へ遷座し再建されました。
龍の彫刻や、木鼻の獅子が目をひく社。
躍動感があり細部まで素晴らしいです。
子神社の御朱印
拝殿向かって左側に社務所らしき建物があるのですが、こちらは大晦日や節分の時しか開いていないとか。
御守りやおみくじもこの時限定なのだとか。
御朱印は徒歩15分ほどの場所にある伊勢山皇大神宮でいただけます。
書置きになります。
子神社の詳細
子神社へのアクセス
- 京急本線:日ノ出町駅より徒歩5分
- 公式サイト(伊勢山皇大神宮):https://www.iseyama.jp/about/kenmusha
子神社の主な行事・お祭り
- 1月2日:歳旦祭
- 2月:節分
- 毎月1日:月次祭
- 8月の例祭近くの土日:神輿山車行事
子神社近くのおすすめ神社・寺
伊勢山皇大神宮 | 急な坂道を上った先にある、横浜の総鎮守「関東のお伊勢さま」。 |
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横浜成田山別院 延命院 | 徳川家の秘蔵仏である不動明王を祀っています。子神社の兼務社でもあります。 |
開運出世稲荷大明神 | 横浜成田山の崖下に鎮座。弁天堂(福満弁財天)と狐塚もあります。 |
羽衣町厳島神社 | 「宗像三女神」をお祀りする神社。銭洗いもあるパワースポットです。 |
金刀比羅大鷲神社 | 横浜橋商店街の裏通りに鎮座。11月の「酉の市」は有名です。 |