赤坂氷川神社が管理する末廣稲荷神社(読み方はすえひろいなりじんじゃ)は、黒鍬同心(くろくわどうしん)の鎮守として祀られていた神社。
黒鍬同心とは、江戸幕府において城内の土木工事や掃除、防火などの雑務に従事した御家人のことで、江戸城の維持管理において不可欠な役割を担っていました。
コンパクトな境内と社殿はきれいに整えられており、地域の守り神として大切にされているのがうかがい知れます。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・境内
・社殿
・アクセス
・近くにある神社・寺
末廣稲荷神社の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)。
そのご利益は商売繁盛・五穀豊穣・火防・出世開運。
例祭日は4月17日で、御朱印などはないようです。
徳川家康の江戸入府とともに三河からきた黒鍬が赤坂丹後町に定住し、黒鍬谷と呼ばれるようになりました。
1701年(元禄14年)に、徳川五代将軍綱吉の側室・瑞春院が黒鍬出身だったこともあり、江戸城内吹上御苑に祀られていた火伏稲荷をこの地の鎮守として遷座。
末廣稲荷神社の始まりと言われています。
明治に入ると黒鍬同心は離散。
震災や戦災などからも、地元の崇敬者によって再興・維持され今に至ります。
末廣稲荷神社の鳥居
末廣稲荷神社に由来し、江戸時代より「稲荷坂」と呼ばれていた急な坂道沿いに鎮座。

末廣稲荷神社の境内
こじんまりとした境内には数基の石碑。
2月中旬に参拝すると、入り口の梅の花が咲き始めていました。


末廣稲荷神社の社殿
正面と屋根だけ赤く、側面は白の社殿。
左右には3匹の狛狐。



末廣稲荷神社の詳細
末廣稲荷神社へのアクセス
- 東京メトロ千代田線:赤坂駅より徒歩10分
- 東京メトロ丸の内線・銀座線:赤坂見附駅より徒歩11分
- 東京メトロ半蔵門線・銀座線・都営大江戸線:青山一丁目駅より徒歩12分
末廣稲荷神社近くの神社・寺
| 豊川稲荷東京別院 | 縁切りで有名な叶稲荷尊天と良縁を授ける愛染明王。境内にはたくさんの狛狐が鎮座。 |
|---|---|
| 美喜井稲荷 | こじんまりとした猫好きにはたまらない稲荷神社。実在した猫ちゃんがお祀りされています。 |
| 乃木神社 | 明治天皇に殉職した乃木希典大将を祀る、都会の喧騒を感じない神社。隣接する乃木邸内部は期間限定で公開されています。 |
| 赤坂氷川神社 | 赤茶色の社殿と大銀杏が目を引く東京十社の一つ。観光名所にもなっています。 |






