染井稲荷神社(読み方はそめいいなりじんじゃ)は、ソメイヨシノ誕生地にある鎮守社。
境内には伊藤博文による扁額(鳥居・社殿)や、木製黒漆塗りで三つ葉葵の紋が入った御神酒徳利一対の神宝など、小さいながらも大切に信仰されてきたことがうかがえる品が。
普段は静かな境内ですが、桜の季節や例大祭ではお祭りムードで賑やか。
特に桜の咲く時期は境内がピンク色に染まり、社前にある染井よしの桜の里公園と合わさって見事な風景を見せてくれます。

目次
・ご祭神・ご利益
・歴史
・鳥居
・参道
・社殿
・境内社(稲荷神社)
・御朱印・お守り・おみくじ
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
染井稲荷神社のご祭神・ご利益
御神体は、保食命(うけもちのみこと)と、320年前に御霊入れされた十一面観音(稲荷大明神の本地仏)の石像。
そのご利益は五穀豊穣・家運繫栄・商売繫昌。
また、震災や戦火などの難を逃れたことから火防のご利益、古くからでは眼病平癒での参拝者も多いと伝えられています。
ちなみに、十一面観音を奉納した伊藤伊兵衛は、後に江戸有数の植木屋として有名になりました。

染井稲荷神社の歴史
創建年代は不明。
御神体の十一面観音の石像に「染井稲荷大明神本地 延宝二年二月吉日」の銘があることから、1674年(延宝2年)以前の創建とされています。
江戸時代の頃、この辺りは植木屋が多くあり、幕末から明治にかけて桜の代名詞ともいえる「ソメイヨシノ(染井よしの)」のが開発されました。
隣接する西福寺の境内社でしたが、明治の神仏分離により独立。
1973年(昭和48年)にソメイヨシノが「豊島区の木」、1984年(昭和59年)には「東京都の花」に指定。
2009年(平成21年)に、染井稲荷神社前に「染井よしの桜の里公園」が開園。
ソメイヨシノ発祥の地として整備され今に至ります。
染井稲荷神社の鳥居
最寄駅の駒込駅からは徒歩10分ほど。
住宅地の中に鎮座し、近くには妙義神社があり、一緒に参拝する方も少なくありません。
鳥居には伊藤博文の筆による扁額。


鳥居をくぐると、岩から水が流れ落ちるスタイルの手水舎。
手水鉢の左手には、「染井の里」と刻まれた石碑があります。



染井稲荷神社の参道
まっすぐ伸びる参道の先には社殿。
途中、境内社の稲荷神社と枝分かれしています。


染井稲荷神社の社殿
参道の奥には、1931年(昭和6年)に改築された朱色の屋根の社殿。


稲荷信仰の稲荷神社ですが、社殿の手前に小型犬を彷彿とさせるかわいらしい狛犬。


その奥、拝殿前に狛狐が鎮座していました。



拝殿に掲げられている扁額「神徳惟馨(しんとく これ かぐわし)」も、伊藤博文による揮毫です。

染井稲荷神社の境内社(稲荷神社)
境内社の稲荷神社のご祭神も保食命。



染井稲荷神社の御朱印・お守り・おみくじ
社務所は、社殿右手にある建物の2階。
特定の休日はないようですが、不在の日や時間帯などからタイミング次第。
御朱印は、可愛い桜の花びらと「染井よしの発祥の地」入り。
お守りやおみくじも用意されており、拝殿の脇にズラリと授与品のサンプルが置かれていました。



染井稲荷神社の詳細
染井稲荷神社へのアクセス
- 東京メトロ南北線・JR山手線:駒込駅より徒歩8分
- 都営三田線・JR山手線:巣鴨駅より徒歩10分
染井稲荷神社の主な行事・イベント
- 2月:初午祭
- 9月:秋季大祭(祭礼)
染井稲荷神社近くの神社・寺
功徳院龍源山功徳院(大分県由布)の東京分院。テレビ番組「ぶっちゃけ寺」出演で有名。
| 妙義神社 | 看板猫のむぎちゃもいる猫神社。太田道灌が黒猫に助けられた話は有名です。 |
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| 大國神社 | 駒込駅のほぼ目の前に鎮座。大國主命(大黒様)をお祀りしています。 |
| 駒込日枝神社 | 境内社には日吉稲荷神社が鎮座。御朱印は大國神社で対応しています。 |
| 本妙寺 | 法華宗陣門流の別院。遠山金四郎景元の墓と明暦の大火供養塔があります。 |
| とげぬき地蔵尊 高岩寺 | 巣鴨の有名な、病気の治癒や延命に御利益がある棘抜き地蔵菩薩。お参りセットは必須! |
| 眞性寺 | 江戸六地蔵の一つと知られる真言宗豊山派の寺院。大きな傘をかぶり杖を持つお地蔵様や閻魔堂など見どころあり。 |
染井稲荷神社近くのグルメ
| 御結びカフェ 米心 | アパホテル1階にあるおにぎり屋さん。宿泊者以外も利用可。朝食やテイクアウトにも対応しています。 |
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