港北区の静かなエリアの高台に鎮座する高田天満宮(読み方はたかたてんまんぐう)は、1325年(正中2年)に創建したと伝えられる旧都筑郡高田村の総鎮守。
旧社格は「村社」。
正式名称は「天満宮」です。
2025年に創建700年を迎え、御鎮座700年記念祭が5月に開催されています。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・鳥居・参道
・社殿
・出世稲荷・招福弁天社
・御朱印・お守り
・アクセス
・近くにある神社・寺
高田天満宮の歴史とご祭神・ご利益
ご祭神は、菅丞相霊(かんしょうじょうれい)こと菅原道真公。
その後利益は勉学向上・学業成就。
例祭日は10月25日です。
創建は1325年(正中2年)。
なんとも不思議な伝承からです。
ある日の夜、申酉の方角(西南西)より光物が現れ、その光輝く様子から誰も近づくことが出来ない状態に。
この時、梅の若木の下に異香を放つ小蛇が現れ、その小蛇を見た興禅寺の弁殊法印が、まるで観世音菩薩が天神として垂迹したかのようだとして、榊の枝を取って小蛇の前に置きました。
すると、小蛇は榊の枝の上に。
その様子を聞いた領主であり南北朝時代の武将・桃井播磨守直常(ももいはりまのかみつね)は、信心から社殿を建立。
当所一帯の氏神として信仰されるようになりました。
ちなみに、榊を置いたお坊さんは興禅寺のお坊さんで、高田天満宮から歩いて2〜3分のところにあります。
高田天満宮の鳥居・参道
坂の途中にある鳥居。
鳥居をくぐり太鼓橋を渡った先には、長く急な石段が。


石段の中段から上段あたりはかなり遠くまで見通せ、知る人ぞ知る夜景スポット。
天気が良い日は富士山も見えるらしいです。

結構急な、長い石段を登った先には狛犬。
一直線に伸びる参道の先に社殿が見えます。
参道の途中には、分解された鳥居?
震災などで倒れてしまった鳥居でしょうか。




高田天満宮の社殿
参道を抜けたところ、社殿前は広々としたスペース。
社殿前には、ご鎮座700年を記念した幟が。
ご祭神・菅原道真公が可愛がったといわれる鷽鳥の神事「鷽替(うそか)え」のイラスト入りです。



高田天満宮の出世稲荷・招福弁天社
社殿の右側、少し離れた小山には出世稲荷社と招福弁天社。
ちなみに、隣には菅公千年祭記念碑と堅空地神塔があります。





高田天満宮の御朱印・お守り
御朱印は拝殿正面にある社務所でいただけますが、開いている日は決まっています。
基本の開所日は1日、15日、土日。
御朱印は神職在社時のみ。
御朱印は通常御朱印の他、御鎮座700年記念御朱印もあるようです。



お守りでは、キーホルダータイプの幸運を招く「うそ守」が人気。
凶が「嘘(うそ)」になり、言に「とり」替わります。


高田天満宮の詳細
高田天満宮へのアクセス
- 横浜市営地下鉄グリーンライン:高田駅より徒歩8分
高田天満宮近くのおすすめ神社・寺
| 興禅寺 | 横浜七福神の福禄寿。薬王殿や十二支像など見どころ多数。 |
|---|---|
| 薬王山 塩谷寺 | 馬頭観世音菩薩を祀る稲毛七薬師の一寺で、薬師霊場第一番札所。 |
| 圓應寺 | 秋に横浜市無形民俗文化財の「火渡り修行」がおこなわれている真言宗のお寺。 |






