神奈川県秦野市にある出雲大社相模分祠(読み方はいづもたいしゃさがみぶんし)は、島根県に鎮座されている出雲大社の分祠になり、そのご祭神は縁結びの神様である大国主大神と事代主大神。
「関東のいづもさん」として親しまれています。
しかも同じ境内には、縁結びを手助けをしてくれる龍蛇神を祀る龍蛇神の社も。
本殿参拝後に合わせて参拝したいスピリチュアルなパワースポットです。
また、縁結びお守りや期間限定縁結びお土産、出雲さん占い(九星運気)なども要チェックです。

目次
・歴史とご祭神・ご利益
・行き方・駐車場
・縁結び参拝①本殿のお参りの仕方
・縁結び参拝②龍蛇神の社
・縁結び参拝③筑紫社
・縁結び参拝④えんむすび御守
・縁結び参拝⑤縁結びおみやげ
・出雲さん占い(九星運気)
・アクセス
・主な行事・お祭り
・出雲大社相模分祠の境内案内
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
出雲大社相模分祠の歴史とご祭神・ご利益
商売繁盛や農耕、地鎮や厄除けなど様々なご利益があるなかでも、特に縁結びのご利益はずば抜けている良縁・復縁神社です。
出雲大社相模分祠は、1888年(明治21年)に出雲大社の神様を分霊された分院として、神奈川県秦野の渋沢峠に祀られました。
現在地へは1975年(昭和50年)移り、1991年(平成3年)に分祠へ昇格しています。
出雲大社は他の神社と異なる様式や慣習があることが特徴的で、この相模分祠でも、境内のいたるところに島根県の出雲大社と同じ形式のものがみられます。

出雲大社相模分祠の行き方・駐車場
最寄駅である秦野駅からそこそこの距離があるので、徒歩でのアクセスは30分程と、ちょっとしたハイキング。
行きは太岳院・今泉神社・浄圓寺と寄り、出雲大社相模分祠を参拝。
帰りは「はだの桜道」通りでランチ(できるところが点在しています)して、秦野福寿弁財天社や白笹稲荷神社を参拝後に秦野駅に戻るといったルートも。
体力的に不安がある場合は、バスを利用してもいいですね。
ただ、バスは本数が限られているので、事前にチェックしておくと安心です。
また、車で参拝する場合では、無料駐車場(第1・2・3駐車場)が3カ所あるので困りません。
その数130台分。
また、スペースはそう広くないですが駐輪場置場もあります。

出雲大社相模分祠縁結び参拝①本殿のお参りの仕方
ご祭神は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)、合祀祭神28柱(兼務神社23社のご祭神)。
大国様は国土を治める神で、大床主の神、地鎮祭の神、政治の神、農業の神、多くの試練にくじけない成功の神、学問の神。
また、因幡の白兎を助けられたように、病気や災害を除く方法を教えられた医薬や厄除の神様といくつものご神徳が。
さまざまなご利益があるわけですが、特に縁結びの神としての御利益は有名です。




お参りの仕方は、出雲大社と同じ「二礼四拍手一礼」。
注連縄も一般的な神社とは異なり、右から左へ縄を綯うところを出雲大社では左から右。
出雲大社と同じ綯われ方です。
また、一般的には神様に向かって右が上位、左が下位とされているのですが、出雲大社では左が上位。
そのことからも、注連縄も逆になっているそうです。
社殿も、出雲大社に代表される神社建築様式「大社造」。
切妻屋根に、三角の面が正面となる妻入りとなっています。


出雲大社相模分祠縁結び参拝②龍蛇神の社
龍蛇神の社は、清流が流れ、夏には蛍の飛び交う自然に囲まれた「千年の社」に鎮座。
御祭神は、大国主大神さまの御使神である龍蛇神(りゅうじゃじん)。
縁結びの神様として幸福を授け、千年の社に流れる清流の守り神でもあります。
また、全国の神様が出雲大社に集まる際、出雲の稲佐の浜にて神々を出迎え出雲大社まで先導する神様です。

社殿の扉は通常は閉ざされていますが、ほおずき市・朝顔市、お正月などの特別期間中は御開帳。
龍蛇神様を直接拝観できます。

社の左側には社務所があり、こちらも祭事時に開かれています。

龍蛇神の社の正面には、地下51メートルからの湧き水「ゆずりの水」が湧き出ています。
まさにご利益のある自然の縁起物!
「ゆずりの水」は自由に持って帰ることができ、社務所では持ち帰り用のペットボトルも用意されているほど。
ちなみに、ほおずき市・朝顔市の期間中に、ほおづき・朝顔を購入された方にお水とり用のペットボトルが無料でいただけるそうです。

出雲大社相模分祠縁結び参拝③筑紫社
龍蛇神の社への入り口近くに鎮座する天神社・筑紫社・祓社。
真ん中に鎮座する筑紫社のご祭神は、多紀理比売命(たぎりひめのみこと)・田寸津比売命(たぎつひめのみこと)・市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)。
縁結びや恋愛成就などのご利益があると言われています。
こちらも一緒に参拝したいところ。
また、隣の天神社のご祭神は、疫病除けのご利益があるといわれている神産巣日神(かみむすびのかみ)と少名毘古那神(すくなひこなのかみ)。
祓社のご祭神は、疫病除けのご利益があるといわれている瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)・速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)・気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)・速佐須良比咩神(はやさすらひめのかみ)です。

出雲大社相模分祠縁結び参拝④えんむすび御守
出雲大社相模分祠で授与されているお守りの多くは、出雲大社でご授与されているものとほぼ同じ。
縁結びに関するお守りも充実しています。
ちなみに、二つで一対となり、合わせることでハートの模様が浮かび上がるえんむすび御守は相模分祠限定。
良縁祈願や復縁祈願のご利益を期待する人に人気があります。


出雲大社相模分祠縁結び参拝⑤縁結びおみやげ
御嶽神社の鳥居の前の道路を「はだの桜みち」に向かって進み、突き当りの信号を渡りった左側にある和菓子「八雲庵」は、出雲大社相模分祠直営の和菓子店。
出雲の和菓子や地元特産の桜を使った和菓子など多数取り揃えています。
なかでもおすすめなのが、名物「むすび大福」。
10月~4月の期間限定・数量限定品で、大きな福を招くと言われている和菓子です。


出雲大社相模分祠の出雲さん占い(九星運気)
公式サイトでは、「出雲さん占い(九星運気)」による今月の運勢を公開しています。
また、無料で配信している「出雲さん占いメール」に登録すると、毎日の占いだけでなく、神社行事・豆知識など相模分祠に関する情報が届きます。
日々の暮らしや心を豊かにし運気を向上させるアドバイスだけでなく、人間関係や恋愛などの縁結びに役立つアドバイスも時にあり。
出雲大社相模分祠の詳細
出雲大社相模分祠へのアクセス
- 小田急小田原線:秦野駅より車で11分
- 公式サイト:https://www.izumosan.com/
出雲大社相模分祠の主な行事・お祭り
- 1月:初詣、ダイコク市
- 2月:ダイコク市、節分祭、梅まつり、紀元祭、祈年祭
- 3月:春季祖霊大祭、桜まつり(限定御朱印)
- 4月:桜まつり(限定御朱印)、よさこいご縁まつり
- 5月:宗祠・出雲大社大祭礼
- 6月:あじさい限定御朱印、夏越の祓ー茅の輪くぐり
- 7月:夏詣(限定御朱印)、ほおずき市
- 8月:夏詣(限定御朱印)、宗祠・おくにがえり
- 9月:例祭、秋季祖霊大祭
- 10月:宗祠・神迎祭、宗祠・神在祭、七五三詣、菊花展(限定御朱印)
- 11月:七五三詣、菊花展(限定御朱印)
- 12月:七五三詣、年越の大祓
- 1日:月次祭
- 第一日曜日:祖霊社・月次祭
出雲大社相模分祠の境内案内
| 出雲大社相模分祠 | 縁結びの神様として有名な「関東のいずもさん」。 |
|---|---|
| 祖霊社 | 幽冥主宰大神(大国様)を祀り、「因幡の素兎」のウサギの御像が。 |
| 龍蛇神の社 | 湧き水「ゆずりの水」が流れる千年の社に、出雲地方に古来より伝わる龍蛇神様を祀っています。 |
| 御嶽神社 | 通称、御嶽さん(おみたけさん)。将軍・徳川家康公も参拝しています。 |
| 八坂神社 | 樹齢1000年を超える欅の大木古木がある、疫病よけの神様。 |
出雲大社相模分祠近くのおすすめ神社・寺
| 浄圓寺 | 曹洞宗の寺院。南はだの村七福神・布袋尊と鶴亀めぐりのひとつです。 |
|---|---|
| 今泉神社 | 住宅街の中にある大きな神社。春は桜がきれいで、例大祭では賑やかです。 |
| 白笹稲荷神社 | 関東三大稲荷の1つ。たくさんのお稲荷さんに秦野七福神、社殿の龍、黄金の泉と見ごたえがあります。 |
| 太岳院 | 相模新西国三十三観音霊場で、安藤忠雄氏設計のお寺。秦野七福神・福禄寿あり。 |
出雲大社相模分祠近くのおすすめグルメ
| お好み焼き道とん堀秦野店 | 「ぽんぽこぽ~ん」のあいさつで有名。セルフスタイルのお得なランチ&食べ放題。 |
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