夏の風物詩「文京朝顔・ほおずき市」は、こんにゃく閻魔で有名な源覚寺(こんにゃく閻魔)をメイン会場にほおずき市、徳川家ゆかりの傳通院で朝顔市、慈眼院 澤蔵司稲荷で小学校1年生の朝顔の花あわせ会、そして月参堂 善光寺では変化朝顔展示会と、4ヶ所の寺院で開催する小石川のイベントです。
澤蔵司稲荷に隣接する善光寺の変化朝顔展示会では、江戸時代から続く珍しい変化朝顔・大輪朝顔の展示、朝顔「団十郎」の販売、薩摩琵琶演奏会「夏の盛りの琵琶語り」などをおこなっています。
目次
・変化朝顔展示会の様子
・大輪朝顔&変化朝顔
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
月参堂 善光寺の変化朝顔展示会の様子
善光寺坂には、「文京朝顔・ほおずき市」と書かれた幟がズラリ。
山門には、「変化朝顔展示会会場」と書かれた幟が。
山門を入ると、大輪朝顔&変化朝顔の展示棚。
奥には朝顔「団十郎」の鉢と苗が販売されていました。
団十郎朝顔(だんじゅうろうあさがお)は、幕末から明治に活躍した入谷(現・台東区)の植木屋・成田屋留次郎によるもの。
歌舞伎の市川團十郎のファンだった留次郎は、屋号「山崎」を團十郎の屋号の「成田屋」に変えるほどの熱心なファン。
柿渋色(団十郎茶)の丸咲きアサガオを「団十郎」と名づけ販売していました。
団十郎朝顔の特徴は、ライムグリーン葉に、一輪一輪が大きい海老茶色に白の日輪抜けの花びら。
海老茶色とは、歌舞伎十八番「暫(しばらく)」で二代目市川団十郎演じる鎌倉権五郎の衣装が海老茶色であることにちなんでつけられたそうです。
団十郎朝顔の増殖は簡単ではないことからも、幻の朝顔とも呼ばれている品種。
ちなみに、「団十郎」と名付けられている品種は複数あるそうです。
水鉢の上には大輪朝顔。
「しあわせの花が咲きますように」と書かれた札が。
月参堂 善光寺の大輪朝顔&変化朝顔
通常の朝顔よりもはるかに大きい、大人の手のひらサイズほどもあろうかと思われる大輪朝顔。
不思議な形をした変化朝顔。
突然変異により通常のアサガオとは異なる、奇抜な姿に変化してしまった種類なのだとか。
江戸時代には、自然突然変異による珍しい花として人気でした。
月参堂 善光寺の詳細
月参堂 善光寺へのアクセス
- 都営三田線:春日駅より徒歩7分
- 東京メトロ南北線:後楽園駅より徒歩9分
- 公式サイト:https://gassando-zenkoji.or.jp/
月参堂 善光寺の主な行事・イベント
- 3月:春彼岸
- 5月:大施餓鬼法要
- 7月:盂蘭盆会、変化朝顔展示会(文京朝顔・ほおずき市)
- 9月:秋彼岸
- 10月:十夜法要
月参堂 善光寺近くのおすすめ神社・寺
慈眼院 澤蔵司稲荷 | 傳通院で仏教を学んだお狐様が祀られている霊場。 |
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源覚寺(こんにゃく閻魔) | こんにゃく閻魔さまにこんにゃく、塩地蔵さまにお塩を奉納して健康祈願。 |
傳通院 | 徳川家康公の生母・於大の方の菩提寺。有名人のお墓が多数あります。 |
牛天神北野神社 | 御祭神は菅原道真公。授乳している狛犬さんがいます。 |
福聚院 | 小石川七福神の大黒天がご本尊。幼稚園が併設されています。 |
無量山 真珠院 | 開基は初代松本藩主・水野忠清。小石川七福神の布袋尊が祀られています。 |