【大和】有名武将も参拝!謎多きスピリチュアルな深見神社

大和駅から徒歩15分程のところにある深見神社は、1500年以上の歴史があると考察されている地元の守り神。
日本最古といわれている神社記録「延喜式神明帳」や「総国風土記」にも記載されています。

ご祭神は雨の神様・様闇龗神、武運長久の神様・武甕槌神、風の神様・建御名方神で、境内社には靖国社(厚木空神社)や御倉稲荷神社、富澤稲荷神社と鎮座。
五穀豊穣・無病息災・厄除け・開運・縁結びのご利益があると言われています。

そのご神徳から、源頼朝や武田信玄などが武運祈願で参拝したという話もあるほど。

また、ももいろクローバーZの弟分グループである超特急の主演を務めた、チアリーディングの青春映画「サイドライン」のロケ地でもあります。

大和 深見神社 社殿





目次
歴史とご祭神
参道と鳥居
境内
社殿
境内社と境外社
アクセス
近くにある神社・寺
近くのおすすめグルメ
 

深見神社の歴史とご祭神

創建は1500年以上前とされていますが、古文書がすべて焼失してしまっているため詳細は不明。

ただ、927年(延長5年)の「延喜式神名帳」では、相模国の延喜式内社十三社の内の一社(小社)とされています。

ちなみに、延喜式内社十三社は他に寒田神社(足柄上郡)、川匂神社(中郡)、前鳥神社(平塚市)、高部屋神社(伊勢原市)、比々多神社(伊勢原市)、大山阿夫利神社(伊勢原市)、小野神社(厚木市)、大庭神社(藤沢市)、宇都母知神社(藤沢市)、寒川神社(高座郡)、有鹿神社(海老名市)、石楯尾神社(相模原市)とあります。

また、江戸時代の「新編相模国風土記稿」には「鹿島社」と記されています。

 

ご祭神は、闇龗神(くらおかみのかみ)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、建御名方神(たけみなかたのかみ)です。

創建当初の祭神と考えられているのが水をつかさどる竜神である闇龗神で、2012年(平成24年)に境内社の御倉稲荷神社より合祀されました。

武運長久の神である武甕槌神は、江戸時代前期に深見藩の領主・坂本家が、常陸国の鹿島神宮より勧請したとされています。
その際、闇龗神が境内社の御倉稲荷神社に合祀されたようです。

建御名方神は、1909年(明治42年)に境外末社の諏訪神社から合祀されました。

 

深見神社の参道と鳥居

深見神社には、明神鳥居・両部鳥居・西参道の鳥居と3つの鳥居があります。

西参道の鳥居は相鉄線の線路に近く、鳥居から電車の走る姿が見えるビュースポット。

明神鳥居に向かって境内にそって長い参道が続き、途中には狛犬も。

大和 深見神社 鳥居

大和 深見神社 鳥居
振り向けば相鉄線

大和 深見神社 参道

大和 深見神社 参道

 

やがて左手に明神鳥居。
駐輪場と駐車場もあります。

大和 深見神社 明神鳥居

大和 深見神社 明神鳥居

大和 深見神社 駐輪場と駐車場
駐輪場と駐車場

 

両部鳥居は社殿向かって右側、社務所近くにあり、こちらが本来の鳥居とされています。

ここから一直線上にある御倉稲荷の辺りに、旧社殿があったと言われています。

大和 深見神社 両部鳥居

大和 深見神社 両部鳥居

大和 深見神社 狛犬

大和 深見神社 狛犬




 

深見神社の境内

境内の入り口には、深見村の領主・旗本坂本家が造立したと伝えられている社号標。
1791年(寛政3年)の銘がある大和市指定重要有形文化財です。

大和 深見神社

大和 深見神社 境内

大和 深見神社 境内

 

境内入って左側にある手水舎は、足形の上に立つと自動が水がでるハイテク仕様。

左側にはおみくじ結び所と納札所。

大和 深見神社 手水舎

大和 深見神社 手水舎

大和 深見神社 おみくじ結び所と納札所

 

深見神社の社殿

現在の社殿は1942年(昭和17年)に再建。
拝殿上部には、立派な龍や鳳凰の彫刻が施されています。

両サイドには、神奈川の小金井酒造「盛升」が奉納されています。

ちなみに、深見神社の御朱印は社務所にていただくことができます。
また、お守りでは犬限定の「犬福守」もあり、愛犬家には嬉しい。

大和 深見神社 社殿

大和 深見神社 社殿

大和 深見神社 社殿

大和 深見神社 社殿

大和 深見神社 社殿

大和 深見神社 社殿




 

深見神社の境内社と境外社

社殿向かって左側には、靖國社御倉稲荷神社(おくら稲荷)
そして、鳥居からいったん出た、駐車場の一角に富澤稲荷神社が鎮座しています。

靖國社は、1944年(昭和19年)に厚木海軍飛行場の敷地内で創祀された厚木空神社で、2つの社殿で天照大神と太平洋戦争による厚木航空隊(第三〇二海軍航空隊)の戦死者を祀っていました。

終戦後に廃祀(取除き)が命じられ、1945年(昭和20年)に現在の大和天満宮に遷座しますが、戦没者を祀る社殿は1951年(昭和26年)に深見集落の戦没者と合祀してこの地に転社しました。

そばには樹齢500年のご神木「ハルニレ(大和市指定天然記念物)」があり、当時は何の木か不明であったことから、古くから「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれていたそうです。

大和 深見神社 境内社

大和 深見神社 靖國社(厚木空神社)

大和 深見神社 靖國社(厚木空神社)

 

御倉稲荷神社のご祭神は倉稲魂神(ウカノミタマ)。

2012年(平成24年)までは、現在の本殿の祭神・闇龗神(クラオカミ)も祀られていたそうです。

大和 深見神社 御倉稲荷神社

大和 深見神社 御倉稲荷神社

 

富澤稲荷神社は、深見で製糸会社を開設した富沢家所縁の稲荷社と考えられています。

大和 深見神社 富澤稲荷神社

大和 深見神社 富澤稲荷神社

大和 深見神社 富澤稲荷神社

 

境外社には、深見神社から徒歩5分程の場所にある八坂神社(末社)と、徒歩35分程の場所にある八雲神社(末社)があります。

 




深見神社の詳細

深見神社へのアクセス


深見神社の近くのおすすめ神社・寺
大和天満宮 ご祭神は菅原道真公。社殿は大和市文化創造拠点シリウスの2階に鎮座しています。
徳善寺 平成門(山門)には金剛力士像が。瀬谷八福神の毘沙門天が祀られている毘沙門堂があります。
寳藏寺 本堂前には巨大な三鈷杵が。瀬谷八福神の弁天社があります。

大和天満宮近くのおすすめグルメ
コメダ和喫茶おかげ庵 コメダ珈琲の姉妹ブランド。自分で焼いて味付けできる和菓子や甘味、名古屋飯を和の空間で。
いまがわ食堂 三浦鮮魚卸売会社直営の鯖を生で食べられる海鮮料理専門店。テイクアウトにも対応。




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