貞昌院(読み方はていしょういん)は、神奈川県横浜市港南区上永谷にある曹洞宗の寺院。
日本三躰の一つである永谷天満宮と隣り合わせに鎮座する、かつての別当寺院でした。
また、過去にはコスプレイベントも開催しており、境内を彩る傘や行燈がライトアップで幻想的な風景が、まるで異世界にトリップしたかのようだったそうです(また開催があれば是非行きたい)。
ちなみに、境内にはライブカメラが設置されており、境内の混雑具合や神事の有無がわかるので参拝の目安に便利です(公式サイトから見れます)。
目次
・歴史とご本尊・ご利益
・山門
・石燈籠と平和観音
・六地蔵
・鐘楼堂と道元禅師像
・本堂
・駐車場とモノレール
・アクセス
・近くにある神社・寺
貞昌院の歴史とご本尊・ご利益
宗派は曹洞宗。
ご本尊は十一面観世音菩薩像。
釈迦牟尼佛も祀られています。
貞昌院が創建されたのは1582(天正年)。
それ以前は天台宗の宿坊「天性院」でした。
また、貞昌院が永谷天満宮の別当寺院になっています。
創建当初は、永谷天満宮とは天神山を挟んだ場所にありましたが、1817年年(文化14年)に現在地に移転。
火災や関東大震災などで再建を繰り返し、現在に至ります。
貞昌院の山門
貞昌院へのアクセスは、最寄り駅の市営地下鉄ブルーライン下永谷駅から大通りを道なりに沿って歩き、やがて左手に見えてくる日本三躰の一つとして有名な永谷天満宮の駐車場と鳥居が目印。
貞昌院は永谷天満宮の隣です。
山門前には馬頭観音像。
刻像と文字塔のふたつがまつられており、刻像の馬頭観音はこの近辺では珍しいものです。
祠の隣には、四面梵字空輪欠落とほこら。
台座と五輪本体は別物と伝わっており、四面に種子が刻み込まれています。
どちらもいつのものかは不明。
貞昌院の石燈籠と平和観音
山門の正面には本堂。
境内には多数の石仏がおかれていました。
山門入って右側には、彫刻が凝っている石燈籠。
本堂近くには平和観音。
貞昌院の六地蔵
山門を入って左側には、六地蔵とニ体の小さな地蔵様。
貞昌院の鐘楼堂と道元禅師像
鐘楼堂の前には道元禅師像。
鐘楼堂の鐘楼の下には、京急の鉄道展示施設で入札した京急大師線レールが置かれています。
貞昌院の本堂
本堂に祀られている釈迦牟尼佛像は、新潟県出身の彫刻家・長谷川雅宣氏作。
1991年(平成3年)に開眼供養がおこなわれています。
また、本堂の裏側には庭と茶室があります。
御朱印は住職が在山であれば対応可能で、用意されているおみくじは凶の割合が多くなっているそうです。
貞昌院の駐車場とモノレール
駐車場には、墓地への参拝専用モノレール「まいれ~る」。
自主制作された4人乗りのミニモノレールです。
貞昌院の詳細
貞昌院へのアクセス
- 市営地下鉄ブルーライン:下永谷駅より徒歩5分
- 公式サイト:https://teishoin.net/
貞昌院近くのおすすめ神社・寺
永谷天満宮 | 道真公の自彫の像を祀る日本三躰の一つ。学問と縁結びのパワースポットです。 |
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福徳院 | 日限(ひぎり)地蔵尊と厄除け護摩焚きで有名。 |
春日神社 | 本殿・幣殿・拝殿と横浜市指定有形文化財。縁結びで知られる二本の名古木があります。 |