【横浜】神牛へのお参りも忘れずに!学業・縁結びの永谷天満宮

永谷天満宮(読み方はながやてんまんぐう)は、合格祈願・学業成就の神様として名高い菅原道真公が自作した御神像を祀る日本三躰の一つ。

福岡の太宰府天満宮、大阪の道明寺天満宮と並ぶ希少でスピリチュアルなパワースポットです。

そのご神徳からお守りはもちろん、学業成就や合格祈願だけでなく、初天神筆供養祭試験当日早朝祈祷といった天神様を祀る神社ならではの御祈祷も。

また、「まこと(至誠)」の神様として縁結びのご利益にも通じているとも言われています。

ちなみにお参りの際には、参道に鎮座する神牛像も無視できない大事な参拝場所になります。

横浜 上永谷 永谷天満宮 神牛像





目次
歴史とご祭神・ご利益
参道
神輿庫
社殿
筆塚
天神山
菅秀塚・浅間社
お不動様と菅公硯池
合祀社(稲荷社・白糸社・白山社・沢滝社)
御朱印・お守り・おみくじ
御祈祷
駐車場
アクセス
主な行事・お祭り
近くにある神社・寺
 

永谷天満宮の歴史とご祭神・ご利益

1493年(明応2年)、永谷に居城した藤原乗国が、霊夢により御社殿を造営し御神像を安置したのが始まりです。

御祭神は、菅原道真朝臣命(すがわらのみちざねあそんのみこと)。

学問の神様として学業成就や合格祈願のご利益に強いだけでなく、「まこと(至誠)」の神様として良縁を結び願いをまこと(実現)にするといわれています。

他にも、厄除、子孫繁栄、出世・仕事運などのご利益があるといわれています。

 

また、御神体は菅原道真公御自作の一寸八分の御木像

太宰府に左遷された菅原道真公は自身を鏡に映して三躰の木像を彫り上げており、筑紫大宰府安楽寺河内国土師村道明寺、そして永谷天満宮に安置されており、この3社を「日本三躰」と称しています。

しかも、丑年大祭における御開帳の儀が今でも執り行われているのは永谷天満宮のみです。

 

永谷天満宮の参道

最寄り駅である都営地下鉄ブルーライン上永谷駅より、環状2号線にそって歩くと、やがて永谷天満宮の駐車場と鳥居が見えてきます。

社号標や看板などには「日本三躰」の文字が。

石の鳥居から小高い位置にある社殿まで、途中に階段を2ヶ所はさみながら、長い参道が延びています。

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮

 

天神様をお祀りする神社には牛の像が多く見られ、永谷天満宮にも手水舎のとなりに神牛像があります。

永谷天満宮でのお参りでは、せっかくですからこちらの神牛像もしっかりと参拝しておきます。

学業成就や子供の健やかな成長を祈願し、神牛像の鼻を撫でるといいそうです。

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮 神牛像

 

最初の階段を登ったところには境内。
広い境内の奥にさらに石段が続いています。

こちらには、神輿庫や社務所、合祀社などが。

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮

 

永谷天満宮の神輿庫

神輿庫には、1780年(安永9年)に造られた宮神輿が安置されています。

徳川十代将軍家治の時代、老中田沼意次が永谷天満宮を崇敬していたことから、永谷天満宮の神輿が江戸出開帳毎に江戸城に入って将軍も拝観されたそうです。

また、神輿庫の脇には梅の樹が植えられています。

横浜 上永谷 永谷天満宮 神輿庫

横浜 上永谷 永谷天満宮 神輿庫




☝目次に戻る

 

永谷天満宮の社殿

石段を登った先に社殿。

社殿は、1987年(昭和62年)におこなわれた記念事業として完成したものです。

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮

 

永谷天満宮の筆塚

御本殿向かって右奥には筆塚。

書の神様と称された菅原道真公にちなみ、役目を終えた筆記具を納めて学問や筆技能の上達を祈念。

毎年1月25日には、初天神筆供養祭としてお焚き上げを行っています。

横浜 上永谷 永谷天満宮

横浜 上永谷 永谷天満宮 筆塚

横浜 上永谷 永谷天満宮 初天神筆供養祭

 

永谷天満宮の天神山

社殿の右側には、四季折々の自然を楽しませてくれる天神山につながる小径。

横浜 上永谷 永谷天満宮 天神山

横浜 上永谷 永谷天満宮 天神山

横浜 上永谷 永谷天満宮 天神山

 

参拝した日は4月上旬だったことから、山頂は桜が咲いてピンク色になっていました。

横浜 上永谷 永谷天満宮 天神山 桜

横浜 上永谷 永谷天満宮 天神山 桜

 

永谷天満宮の菅秀塚・浅間社

天神山の頂には、御祭神・菅原道真公の五男・淳茂(あつしげ)公が愛用していたと言われる筆や淳茂公自身の髪の毛を埋めた菅秀塚(かんしゅうづか)があります。

学問に秀でていたことから時の権力者である藤原氏が嫉妬し、父の道真公とは違う場所に配流。

ここ永谷の地に行きついた淳茂公は、菅原道真公がいる太宰府に向けて毎朝夕に遥拝されていました。

菅秀塚はその遥拝していた場所になるそうです。

横浜 上永谷 永谷天満宮 菅秀塚

 

少し離れた場所には浅間社。

御祭神は木花之佐久毘売命(このはなのさくやひめのみこと)で、安産や子育てのご利益で有名です。

ちなみに、よく晴れた日には、浅間社の裏のフェンスごしに富士山が見えるそうです。

横浜 上永谷 永谷天満宮 浅間社




☝目次に戻る

 

永谷天満宮のお不動様と菅公硯池

天神山の入り口近くには、小木曽原不動尊と澤瀧不動尊。

神仏習合時代に不動像が祀られていた名残りのようです。

横浜 上永谷 永谷天満宮 お不動様

横浜 上永谷 永谷天満宮 お不動様

横浜 上永谷 永谷天満宮 お不動様

横浜 上永谷 永谷天満宮 お不動様

 

また、お不動様を下りたところには菅公硯池(すずりいけ)。

かつては湧水を湛えた大きな池で、この水を飲むとお乳の出が良くなり赤ちゃんが元気に育つと言われていました。

 

永谷天満宮の合祀社

稲荷社・白糸社・白山社・沢滝社が合祀。

稲荷社の御祭神は、商売繁盛・五穀豊穣の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。

白糸社の御祭神は、皇室の御祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)と産業の神である豊受大神(とようけのおおかみ)。

白山社の御祭神は、生命の神である伊弉諾命(いざなぎのみこと)と農業・海上の神である白山比賣の命(しらやまひめのみこと)。

沢滝社の御祭神は、国上の神である國常立神(くにとこたちのかみ)。

横浜 上永谷 永谷天満宮 合祀社

横浜 上永谷 永谷天満宮 合祀社

 

永谷天満宮の御朱印・お守り・おみくじ

御朱印は手書き・書き置きとあり。

御朱印帳は、永谷天満宮の御神輿や太宰府に向かい父道真公を思慕する淳茂公が描かれたデザインとなっています。

お守りでは、各種お札や絵馬、干支土鈴、合格守、学業成就守、御神筆(ごしんぴつ)、交通安全守、鷽(うそ)守、福熊手、幸せ鈴守(梅・桜・あじさい・紅葉)など様々なお願いの御守りが用意されています。

なかでも、合格祈願等の報告や御礼のための報賽短冊とあらゆる良縁を結ぶ縁結び守りは人気。

奉賛短冊は専用の納め所が用意されており、たくさんの短冊形の札が掛けてありました。

横浜 上永谷 永谷天満宮 縁結び守り

横浜 上永谷 永谷天満宮 奉賛短冊

横浜 上永谷 永谷天満宮 奉賛短冊

横浜 上永谷 永谷天満宮 奉賛短冊

 

また、おみくじも数種類あり。

良縁引きよせ「糸みくじ」、さまざまな縁をよぶ「えんみくじ」、こどもみくじがありました。

横浜 上永谷 永谷天満宮 おみくじ

 

永谷天満宮の御祈祷

学業成就や合格、初宮詣、七五三、子授かり、安産、家内安全、交通安全、厄除などさまざまな祈祷に対応。
ちなみに厄除では、厄年でない方の場合は「開運厄除」となります。

学問の神様を祀る永谷天満宮ならではのものとして、試験当日早朝祈祷も。

通常の学業成就・合格祈願に加えて、試験日当日に早朝合格祈祷を斎行。
神職が御神前にて住所・氏名・試験名を祝詞にて奏上し合格を祈念します。

その初穂料は1学校、1試験につき1,000円(※2025年確認)。
試験結果が判明したら大神様に報告し、御礼のお詣りをし誓いを新たにします。

 

永谷天満宮の駐車場

駐車場は環状2号線沿いにあります。

横浜 上永谷 永谷天満宮 駐車場

 




永谷天満宮の詳細

永谷天満宮へのアクセス


永谷天満宮の主な行事・イベント
  • 1月:初詣、さいと焼き、初天神筆供養祭
  • 2月:節分祭、天長祭
  • 3月:春季例祭(湯立神楽)
  • 4月:勧学祭
  • 5月:雅楽演奏会
  • 6月:夏越の大祓
  • 9月:秋季例祭
  • 11月:七五三詣
  • 12月:神宮大麻頒布始式、納天神、除夜祭、年越大祓・古神札焼納祭

永谷天満宮近くのおすすめ神社・寺
貞昌院 かつての永谷天満宮の別当院。十一面観世音菩薩と釈迦牟尼佛を祀ります。
福徳院 日限(ひぎり)地蔵尊と厄除け護摩焚きで有名。
春日神社 本殿・幣殿・拝殿と横浜市指定有形文化財。縁結びで知られる二本の名古木があります。




☝ページトップに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です