豊川稲荷東京別院にはたくさんの神様が祀られており、お堂も多数あり。
それぞれのお堂にはお供え物を置けるスペースが用意されており、敷地内のお茶屋さん(売店)でお供え物が買えます。
豊川稲荷東京別院のすべての神様にお供え物をするのは難しいですが、特に強くお願いや報告をされる神様には、お供え物をもっていくのがおすすめです。
もちろん、お礼参りにも!
目次
・お供え物の仕方
・お参り①本殿
・お参り②融通稲荷
・お参り③弁財天
・お参り④叶稲荷尊天
・お参り⑤奥の院
・お参り⑥三神殿
・お参り⑦招福利生大黒天
・お参り⑧身代わり地蔵尊
・お供え物がおけないお堂・神様
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
豊川稲荷東京別院のお供え物の仕方
お供え物は参拝前に用意してもいいですが、文化会館の1階にあるお茶屋さん(売店)でも用意されています。
オーソドックスなのが、お揚げと餅がセットになったお供え物。
他、玉子やお酒も人気で、これらの値段は300円です(2025年10月)。
油揚げのみの値段で70円など、品物によって若干価格が異なります。
どれをお供えすればいいのかわからないときは、売店の方に聞くと教えてくださいますので、初めての人でも安心。
購入すると、お店の方が火打ち石でカチッカチッと願掛けをやってくださいます。

豊川稲荷東京別院では、お供え物はそのまま置いて帰ってよし(お店の方に確認)。
お寺の方が回収されています。
夕方にまとめて回収するというわけではないらしく、ある日、14時ごろにお供えをしたところ、その5分後には回収されるところを目撃。
なんとも複雑な気持ちになったのは否定できません…(タイミングが悪すぎた!)。
お参り①本殿
まずは本殿。
ご本尊の豊川ダ枳尼眞天を中心に、左右には十六善神・愛染妙王・摩利支天。
大黒天も祀られています。
時間内であればお堂の中に入って参拝することができます。
お参りの仕方は合掌・一礼し、「帰命頂礼(又は南無)豊川 枳尼眞天(きみょうちょうらい とよかわ だきにしんてん)」を3回。
荼枳尼天さまのご真言は「尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶(おん しらばった にりうん そわか)」を21回唱えます。
お供え物を置くケースは、本堂前にある賽銭箱の上部に設置されています。
お参り②融通稲荷
財宝を生む南無如意宝生尊天(なむにょらいほうしょうそんてん)が祀られており、真心を込めて信心すると金銀財宝に恵まれるといわれています。
融通稲荷では黄色い袋に入った融通銭を頂く(お借りする)ことができ、借りた融通銭を自分のお財布の中に入れて持ち歩き、1年後にお礼参りをおこないます。
融通稲荷尊様へのお供えはお揚げで、お賽銭箱の上にケースがあります。
お参り③弁財天
融通稲荷の奥に鎮座する七福神の一神、財運や商売繁盛のご利益で知られている弁財天様。
金運アップを祈願する銭洗いでは、ご真言「おん そら そば てい えい そ わか」を唱えながら銭洗いをするといいです。
龍神様である弁財天様へのお供えは卵。
お参り④叶稲荷尊天
銭洗い弁財天様の奥には、因縁除けの守護神である叶稲荷尊天。
地相・家相・方位・厄などすべての悪事を切り、禍事災難を取り除き開運招福を呼び込むご利益があると言われています。
無事に縁が切れたら、良縁を呼び込むためにもお礼参りをします。

お参り⑤奥の院
奥の院にも、ご本尊・豊川ダ枳尼眞天が祀られており、縁日を除き7時から14時50分まで中に入って参拝できます。
奥の院の前、お賽銭箱の上にお供えを置くケースがありますが、奥の院の中に入ってお供えすることもできます。
お参り⑥三神殿
奥の院の左隣に鎮座。
こちらも、それぞれにお供え物が置けるようにケースが置かれています。
中央には、商売繁盛・繁栄の神様である宇賀神王。
右側には、健康を守り飛行自在の神使である太郎稲荷。
骨折の痛みや、頭痛・肩こりなどから救っていただける神様です。
左側は円満な対人関係をもたらすと言われる徳七郎稲荷です。
お参り⑦招福利生大黒天
ご本尊・豊川ダ枳尼眞天の化身とされている大黒天さま。
ご真言の「尸羅婆陀尼黎吽娑婆訶(おん しらばった にりうん そわか)」」を唱えると、災難を除き福をもたらしてくださいます。
お供え物を入れるケースなどは特に設置されておらず、大黒天さまの前に。
飴の盛り合わせが良いとされています。
お参り⑧身代わり地蔵尊
身代わり地蔵尊とは、その名の通り本来受けるべき苦悩を代わりに受けてくださるとても慈悲深いお地蔵様。
奥の院の参道近く、けやきの木立の中にいらっしゃいます。
すぐ隣には、お供えを置く棚がありました。
お供え物がおけないお堂・神様
身代わり地蔵尊と同じく、お供えものが置ける棚はあるものの、普段はお供えできないのが大岡廟です。
大岡廟は、邸内に豊川稲荷神社を祀った名奉行であり、豊川稲荷東京別院創建のきっかけとなった大岡越前守忠相公を祀るお堂。
40歳という若さで南町奉行抜擢された大岡越前の出世スピードにあやかり、出世運・仕事運にご利益があるとされています。
お堂には近づくことはできませんが、その数メートル先に香炉とお賽銭箱。
お供え物の棚はお堂のそばにあり、普段はお供えすることが難しい状態です。
また、愛染明王や七福神、子授霊狐、霊狐塚も特にお供え物を置くスペースは見当たりませんでした。
七福神では、白い板が台代わりに水とお花が添えられていましたが、こちらにお供えを置いていいのかは?
豊川稲荷東京別院の詳細
豊川稲荷東京別院へのアクセス
- 東京メトロ銀座線・丸の内線:赤坂見附駅(B出口)より徒歩5分
- 東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線:永田町駅(7番出口)より徒歩5分
- 公式サイト:http://www.toyokawainari-tokyo.jp/index.html
豊川稲荷東京別院の主な行事・お祭り
- 1月:初詣
- 2月:節分会、初午祭
- 4月:大般若講祈祷会
- 5月:子宝観音祭
- 6月:交通安全祭
- 7月:山門大施食会
- 9月:大岡祭
- 10月:大般若講祈祷会
- 11月:お籠もり会
- 毎月1・22日:縁日
- 毎月18日:読誦会
豊川稲荷東京別院近くのおすすめ神社・寺
山王日枝神社 | 江戸三大祭の一つである山王祭が行われる神社であり、東京十社の一つ。 |
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赤坂氷川神社 | 赤茶色の社殿と大銀杏が目を引く東京十社の一つ。観光名所にもなっています。 |
乃木神社 | 明治天皇に殉職した乃木希典大将を祀る、都会の喧騒を感じない神社。隣接する乃木邸内部は期間限定で公開されています。 |
平河天満宮 | 江戸三大天神の一つ。撫で牛や縁結びの梅、力石、筆塚、布袋様の像があります。 |