1,000年以上の歴史があり、「下町で1番早い夏祭り」と称されている下谷神社の例大祭。
例年、5月11日に近い金曜から日曜におこなわれており、本祭と陰祭が隔年で開催されています。
陰祭りでは、本社神輿渡御はないものの町会の神輿渡御がおこなわれにぎやか。
金曜はまだ比較的落ち着いた雰囲気で参拝できますが、土曜は連合神輿渡御で午後から夕方にかけて混雑。
祭りの見どころの一つでもあるため、夜になると多くの見物客で賑わいます。
そして最も混雑するとされているのが、神社に町会神輿が集結する日曜の午前中!
その様子は見応えがあります。
ちなみに、神輿渡御の際には春日通りの上野広小路から御徒町間で交通規制がおこなわれ、都営バスも迂回するので注意が必要です。
目次
・例大祭(陰祭り)の神輿渡御
・大鳥居と参道の様子
・境内の様子
・例大祭の限定御朱印
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
例大祭(陰祭り)の神輿渡御
下谷神社の例大祭は、本社神輿渡御を行う「本祭り」と町会の神輿渡御のみとなる「陰祭り」が隔年でおこなわれています。
本祭りの神輿は、千貫神輿(せんがんみこし)とも呼ばれる大神輿です。
陰祭りでは本社神輿の渡御はありませんが、町内会の神輿渡御が土日におこなわれます。
土曜の夜にライトアップされた連合神輿が神社に宮入し、翌日曜は午前中に各町会の神輿が神社に宮入。
20以上の町会神輿と大勢の担ぎ手で活気あふれる様子を楽しめます。
ちなみに、各町神輿渡御時間は町会によって異なり、それぞれ独自のルートで渡御。
具体的な経路は町会ごとに異なりますが、氏子町会のエリアを巡っています。
下谷神社の大鳥居と参道の様子
最寄駅は東京メトロ銀座線稲荷町駅。
徒歩2分と近く、上野駅からも徒歩5分とアクセスも良好です。
神仏具店が軒を連ねる浅草通り(別名仏壇通り)沿いにある朱色の大鳥居が目印。
大鳥居をくぐると、数十メートル先に鳥居があります。
この参道の両サイドに屋台がズラリ。
さらに、鳥居前の左右の道にもズラーリ!
祭り特有の活気ある雰囲気です。
下谷神社の境内の様子
陰祭りでは各町会の神輿渡御が中心となり、本社神輿の渡御はありませんが、神楽殿の扉が解放されて、本社神輿がみれるようにされていました。
胡蝶蘭とピンクのゆりの花でシックにまとめられてた花手水。
下谷神社での参拝では、花手水も楽しみの一つ。
「今回はどのような?」とワクワクしちゃいます。
神門の右側には献灯提灯がズラリとならび、その下には各町内会の手ぬぐいが。
どれもいいデザイン!
拝殿前には参拝の列がズラリ。
まずはお参りしないと始まらないですね。
例大祭の限定御朱印
2025年は5月1日から11日までは、例大祭の限定御朱印が用意されています。
ただ、数量限定になので早い段階でなくなってしまうことも。
最終日に参拝したところ、すでに終了していました。
ちなみに、この期間は御朱印帳への直書きには対応しておらず書置きのみとなっています。
下谷神社の詳細
下谷神社へのアクセス
- 東京メトロ銀座線:稲荷町駅より徒歩2分
- 大江戸線:新御徒町駅より徒歩5分
- JR山手線:上野駅より徒歩6分
- 公式サイト:https://shitayajinja.or.jp/
下谷神社近の主な行事・イベント
- 1月:歳旦祭、新年祭
- 2月:節分祭、紀元祭、祈年祭
- 3月:稲荷祭 (隆栄稲荷神社例祭)
- 5月:例大祭
- 6月:夏越大祓
- 9月:敬老祭
- 11月:新嘗祭
- 12月:年越大祓
- 毎月1・11・15日:月次祭
下谷神社近くのおすすめ神社・寺
東叡山寛永寺開山堂 | 天海僧正慈眼大師と師匠慈恵大師の両大師堂。 |
---|---|
清水観音堂 | 京都・清水寺を模した舞台造りのお堂。浮世絵にも描かれている松の輪からは不忍池が見えます。 |
下谷摩利支天 徳大寺 | 仏教の守護神である摩利支天を祀るアメ横にある寺院。 |
矢先稲荷神社 | 浅草三十三間堂の守護神として創建。拝殿天井の日本馬乗史100枚の絵は閲覧可。 |
誓教寺 | 葛飾北斎のお墓があるお寺。葛飾北斎生誕200年を記念した石碑などがあります。 |