毎年11月に開催される新宿花園神社の酉の市「大酉祭(おおとりさい)」は、浅草の「鷲(おおとり)神社」、府中市の「大國魂(おおくにたま)神社」の酉の市と並ぶ関東三大酉の市の一つ。
歌舞伎町に近いことからも、毎年数十万人の参拝者が訪れるといわれている都内でも人気のお祭りです。
境内にはたくさんの提灯が掲げられ、熊手商や屋台グルメが所狭しとならび、名物の見世物小屋の興行も!
伝統ある花園神社を堪能できます。

目次
・花園神社の酉の市「大酉祭」とは?
・大酉祭の混雑具合
・大酉祭の様子①鳥居
・大酉祭の様子②境内
・大酉祭の様子③社殿
・大酉祭の様子④熊手商
・大酉祭の様子⑤屋台
・大酉祭の様子⑥威徳稲荷神社と芸能浅間神社
・花園神社の熊手守
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
・近くのおすすめグルメ
花園神社の酉の市「大酉祭」とは?
花園神社の酉の市「大酉祭」は明治時代から開催されているお祭り。
境内には約1000灯の奉納提灯が掲げられ、夜のライトアップされた景色は目を見張るほどです。
花園神社の酉の市は他とちょっと異なり、酉の日当日だけでなく前日に前夜祭も開催。
一の酉・二の酉・三の酉と、それぞれ2日間にわたっておこなわれています。
そのため、三の酉があった2024年は前夜祭含めて6日間。
二の酉までの2025年は4日間と開催。
ただ、前夜祭は当日祭とは開始時間が異なりますが、提灯消灯は同じです。
ちなみに、2025年は前夜祭が15時頃から24時まで。
酉の日は正午頃から24時まで。
特に混雑する18時以降は、境内への入場規制がおこなわれることもありますので要注意。
また、花熊手は本祭でのみ数量限定で頒布され、御朱印は書き置きのみとなっています。
花園神社の酉の市「大酉祭」の混雑具合
花園神社の酉の市は、歌舞伎町や新宿ゴールデン街、新宿伊勢丹などの繁華街に近いことからも、毎年大変な賑わいとなり、混雑のピークとなる夕方以降には入場規制されることも。
また、「出口専用」「入口専用」と規制されることもあるので要注意です。
ゆっくり雰囲気を堪能したいなら早い時間に行くのがおすすめです。
鬼混雑を避けるためにも一の酉のお昼過ぎ(13時過ぎ)に参拝したのですが…やっぱり混雑。
とはいえ、歩けないほどではなく、平日であったことからも屋台グルメの買い物は楽でした。
ただ、花園神社の本殿への参拝はすでに長蛇の列!
到着した13時過ぎには、すでに大鳥居近くまで列が伸びていました。

大酉祭の様子①鳥居
花園神社の大鳥居は、最寄り駅である東京メトロ丸の内線・副都心線、都営新宿線が走る新宿三丁目駅E2出口を出たところ。
また、JR各線や小田急線、京王線・新宿駅東口からも歩いてこれるアクセスのよい場所にあります。


大酉祭の様子②境内
参拝したのは平日、一の酉。
時間は13時ちょいすぎ。
境内は歩けないほどではないですが、拝殿への参拝の列は鳥居に近いところまで伸びていました。
屋台グルメでは、食べ歩きのところはたいして待つことなく買えて、座って飲む居酒屋屋台では5割ほど。
ですが、熊手商の屋台はちょっと進むのが大変なぐらいの混雑度でした。
ときおち、大きな熊手をかかえて歩く方とすれ違うことがあり、思わず持っている熊手の大きさに「おー!」と驚かされることも多々あり。
酉の市の風物詩ですね。


大酉祭の様子③社殿
拝殿前は初詣並のものすごい行列。
そして提灯の双璧!
昼間でも迫力がありますが、夜のライトアップ時はさらにすごそうです。

両サイドには臨時の授与所が設置され、花園神社の熊手守が授与されています。

宝物殿の扉が開かれており、ガラス越しでしたが、本社神輿と雷電神輿の二基と獅子頭がみられました。


大酉祭の様子④熊手商
熊手商の屋台は、主に大鳥居を入って右側の広いスペースに展開されています。
参拝したら、御朱印やお守りを授与している社務所のところからも通じており、ぐるぐる回りながらさまざまな熊手を見ることができます。



下から上まで熊手の壁!
熊手は小さいものから大きいものまで種類が豊富にそろい、その値段も1000円位から数十万円とピンキリ。
熊手によってデザインや付いている縁起物は違うので選ぶのが大変です。



大きい熊手をいろいろと見て回るのも楽しいですが、小さい熊手もいろいろとあり、無理なく購入できるのがいいですね。





テントの屋根部分?には縁起物のイラストが描かれていることもあり、これも見て回るのも楽しいところ。

購入する際は、まず値段を聞いてから値切りますが、値切った分はご祝儀として渡すのが粋な熊手の買い方とされているので、結局は最初に聞いた金額を支払います。
とはいえ、慣れていないとなかなかできず…。
毎年買っていたら度胸もついて、粋な買い方ができるようになるでしょうかね(笑)。
歩いていると、ところどころで熊手を購入された方がみられ、熊手の購入が決まった際に「家内安全・商売繁盛」を祈って行われる手締めの様子もみられました。

大酉祭の様子⑤屋台
屋台では、焼きそばやりんご飴などの定番屋台グルメと、テーブルと椅子が用意されて座って飲める屋台居酒屋とあり。



屋台グルメは境内だけでなく、花園神社前の大通り(靖国通り沿い)にもびっしりと並んでいます。



酉の市の縁起物として定番の切山椒も数店舗でているようなので、こちらも要チェックです。

また、花園神社の酉の市「大酉祭」では、昭和レトロと怪しげな雰囲気を醸し出す見世物小屋の興行が有名。
入場料が必要ですが、貴重な体験が味わえるイベント!
酉の市「大酉祭」に来た際には是非チャレンジしてみたいところです。
大酉祭の様子⑥威徳稲荷神社と芸能浅間神社
熊手商のテントに挟まれてしまっている威徳稲荷神社。
本殿ほどではないですが、こちらも参拝の列ができていました。
芸能浅間神社は境内の端にあるせいか人の数は少なめ。
ただ、屋台グルメが近いことからも、食べ歩きを楽しんでいる人やちょっと混雑から抜け出して休憩されている方の姿チラホラ。

花園神社の熊手守
花園神社で頒布している熊手守は2種類。
基本の熊手守と、花が散らばった扇と水引がついた華やかな花熊手守。
ちなみに花熊手守は酉の日限定。
しかも数量限定です。

花園神社の詳細
花園神社へのアクセス
- 東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線:新宿三丁目駅E2出口よりすぐ
- JR・小田急線・京王線:新宿駅東口より徒歩7分
- 公式サイト:http://hanazono-jinja.or.jp/
花園神社の主な行事・イベント
- 1月:元旦祭、湯花祭、成人式
- 2月:節分祭追儺式、初午祭、建国祭
- 5月:例大祭
- 6月:夏越大祓
- 8月:盆踊り
- 11月:大酉祭
- 12月:年越大祓
- 毎週日曜:青空骨董市(行事と天気で中止あり)
花園神社近くのおすすめ神社・寺
| 稲荷鬼王神社 | 鬼の王様「鬼王」の名をもつ神社。えびすまつり(べったら市)で有名。 |
|---|---|
| 西向天神社(東大久保富士) | 太宰府にむけて社殿を西向きに造っている事からこの呼び名に。梅のシーズンは見ごたえあり。 |
| 太宗寺 | 大きな銅造地蔵菩薩坐像がお出迎え。境内には内藤新宿の閻魔や塩かけ地蔵も安置されています。 |
花園神社近くのグルメ
| サームロット | タイ・セレクト認定マークを保持する本格タイ・ベトナム専門店。 |
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