「深川の八幡様」や「江戸最大の八幡様」と親しまれている富岡八幡宮は、江戸勧進相撲発祥の地として知られるスピリチュアルなパワースポット。
7月1日は、富岡八幡宮の摂末社・富士浅間神社の例祭日。
富岡八幡宮本社の月次祭に続き斎行されます。
浅間神社は富士山本宮浅間大社を本宮とする神社。
ご神体である富士山への登頂は難しかったことから、身近にお参り出来るようにと富士山を模した遥拝所「深川八幡富士塚」があります。
現在は小さな塚ですが、かつては江戸を代表するほどの規模でした。
例祭日には大蛇守・麦藁大蛇守を授与しています。
目次
・富岡八幡宮(深川八幡)の夏詣
・七夕飾りと黄金大神輿
・茅の輪くぐり
・富士浅間神社例祭(山開き)
・アクセス
・主な行事・お祭り
・近くにある神社・寺
富岡八幡宮(深川八幡)の夏詣
最寄り駅の東京メトロ東西線門前仲町駅1番口より出て、大通り沿いに進むと、突如開けたところに。
広い参道の両サイドには、夏詣と書かれた幟がズラリ。
過ぎし半年の無事に感謝し来たる半年の平穏を祈る期間として、6月中旬から7月中旬まで夏詣を実施しています。
ちなみに、夏詣限定御朱印や夏詣風鈴もあり。
ただ、夏詣限定御朱印では富岡八幡宮本社の他、七渡弁天社と富士浅間社もありますのが、授与期間が異なるので注意が必要です。
富岡八幡宮(深川八幡)の七夕飾りと黄金大神輿
神輿庫前には七夕の笹。
短冊記入台も用意されています。
現在ある宮神輿は1991年(平成3年)に佐川急便グループの会長(当時)・佐川清氏が奉納されたもので、その大きさは高さ4m以上、重さ4.5トン。
日本一と称される黄金大神輿です。
ただ、その大きさから毎年担ぐのは難しく別で宮神輿を製作。
二の宮として1997年(平成9年)の例大祭で渡御されています。
富岡八幡宮(深川八幡)の茅の輪くぐり
社殿の前には大きな茅の輪くぐり。
夏越の大祓は6月30日におこなわれており、茅の輪は七夕前ぐらいまで設置しているそうです。
夏詣期間中、茅の輪守りを授与。
疫病除け、無病息災、健康長寿、家内安全のご利益があるといわれています。
富岡八幡宮(深川八幡)の富士浅間神社例祭(山開き)
富士浅間神社は、深川八幡宮の境内の西側に鎮座。
富士浅間社は金刀比羅社と社を同じにしており、その並びには大鳥神社・鹿島神社、恵比須社・大国主社(大黒社)が鎮座しています。
ちなみに、いつもは締まっている社務所が開いているのも例祭ならでは。

そのご祭神は富士山の女神である木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)。
富士浅間神社の裏に小さな富士塚があります。
昔はもっと規模も大きかったのですが、昭和中期頃に解体。
現在の富士塚は2002年(平成14年)に再建されたものです。
取り壊された富士塚は6mくらいの大きさがあったというのですから驚きです。
例祭日限定で、疫病除けの大蛇守を授与。
お山開きの際に病が流行ったことから、水神様として蛇のお守りをお祀りした事に由来しています。
この大蛇守りは、富岡八幡宮では和紙と麦藁の2種類で用意されています。
麦藁大蛇守については、姿かたちは異なるものの、浅草富士浅間神社や駒込富士浅間神社でも頒布されています。
どうやら、残されている書物などから駒込富士浅間神社発祥のようです。
ちなみに、富士浅間神社の御朱印も頒布しています。
富岡八幡宮(深川八幡)の詳細
富岡八幡宮(深川八幡)へのアクセス
- 東京メトロ東西線:門前仲町駅より徒歩3分
- 都営地下鉄大江戸線:門前仲町駅より徒歩6分
- 公式サイト:http://www.tomiokahachimangu.or.jp/
富岡八幡宮(深川八幡)の主な行事・お祭り
- 2月:献針祭(針供養)
- 7月:富士浅間神社例祭(山開き)
- 8月:深川八幡祭り
- 11月:酉の市
- 毎月1・15・28日:月次祭(縁日)
- 毎月15・28日:フリーマーケット
- 毎月第1・2・4・5日曜:骨董市
富岡八幡宮(深川八幡)近くのおすすめ神社・寺
深川不動堂(成田山東京別院) | 千葉の大本山成田山新勝寺の東京別院。本堂は広く見ごたえがあります。 |
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大栄山 金剛神院 永代寺 | 深川不動堂の参道途中にある寺院。御本尊は歓喜天、真言宗のお寺です。 |
牡丹住吉神社 | ご祈念石がたくさん置かれているなど、地元でふるくから大切にされているお社。 |